最近の金融情勢下では、国民大衆が一般金融機関から生活再建のための資金供給を受けることが困難な状況にある。国民金融公庫は発足以来、生業資金7億1千万円、更生資金3億円の貸付を行ってきたが、昭和25年度も小口生業資金への需要が相当額見込まれる。民生の安定と経済復興のため、昭和25年度予算で公庫への出資金12億円を予定し、これに伴い公庫の資本金を現在の18億円から30億円に増加することとした。
参照した発言: 第7回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号