貿易資金特別会計における資金不足を補うため、二つの改正を行う。第一に、借入金または融通証券の発行限度額を現行の150億円から250億円に引き上げる。これは物価改訂により、輸出物資買入等の支出が約1,095億円、輸入物資売払等の収入が約913億円となり、現金支払上約98億円の資金不足が見込まれるためである。第二に、資金不足額の計算方法を改め、原材料貿易公団の保有する輸出物資用原材料も計算対象に含めることを明確化する。また、貿易公団が発注する鉄鋼船等の輸出物資について、完成前の既済部分への支払済金額も保有物資等に準じて計算対象に加えることとする。
参照した発言:
第3回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号