家畜市場法を廃止する法律
法令番号: 法律第226号
公布年月日: 昭和23年12月4日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

家畜市場法は、明治43年に家畜取引の公正を図る目的で制定され、家畜市場開設の許可制度を骨子とし、市場取引の方法や施設に対する監督規定を内容としていた。しかし制定から約40年が経過し、市場開設の許可制度や農業協同組合の特典は私的独占禁止の観点から妥当性を欠くようになった。また、取引当事者が公正な自由競争により自主的に取引を行える段階に達し、衛生面は家畜伝染病予防法で対応可能となった。さらに、画一的な規定は地方の実情に適さないことから、本法を廃止することとした。

参照した発言:
第3回国会 衆議院 農林委員会 第4号

審議経過

第3回国会

衆議院
(昭和23年11月16日)
参議院
(昭和23年11月16日)
(昭和23年11月18日)
衆議院
(昭和23年11月19日)
参議院
(昭和23年11月22日)
衆議院
(昭和23年11月26日)
参議院
(昭和23年11月26日)
衆議院
(昭和23年11月27日)
(昭和23年11月30日)
家畜市場法を廃止する法律をここに公布する。
御名御璽
昭和二十三年十二月四日
内閣総理大臣 吉田茂
法律第二百二十六号
家畜市場法を廃止する法律
家畜市場法(明治四十三年法律第一号)は、廃止する。
附 則
この法律は、昭和二十四年一月一日から施行する。
農林大臣 周東英雄
内閣総理大臣 吉田茂