復興金融金庫の資本金は4月に900億円に増加したが、貸出金が限度に近づいたため、本年末までの所要資金450億円を見込み、資本金を1350億円に増額する必要が生じた。この増資は、石炭・鉄鋼・肥料等の重点産業をはじめとする設備の復旧・拡張に伴う資金需要の増加に対応するためである。一方で、企業の自己資本調達が困難で金融機関の資金も不足している状況から、復金依存の傾向が顕著となっている。政府としては融資対象を限定し、市中金融機関の活用を促進する方針である。また、融資後の監査指導体制を強化し、資金の効率的運用を図る考えである。
参照した発言:
第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第39号