貿易資金特別会計法の改正案は、主に3点の改正を目的としている。第1に、貿易資金の不足を補うための借入金・融通証券の発行限度額を、現行の100億円から150億円に引き上げ、ガリオア・ファンドの円滑な運用を図る。第2に、貿易公団への交付金及び同公団からの剰余金を、一般会計から貿易資金特別会計の所属に変更し、貿易関連経理の明確化を図る。第3に、民間貿易の円滑化に伴い、輸出業者の対外請求権について政府による買取集中が必要となるため、貿易資金の運用範囲を拡張する。
参照した発言:
第2回国会 参議院 財政及び金融・商業連合委員会 第1号