開拓者の営農・生活安定のため、政府は開拓者資金融通法に基づき資金貸付を行ってきたが、開拓地は恵まれない環境にあり、営農収入のみでは生産費を賄うことも困難な状況にある。そこで、開拓地の農業経営を安定させるため、共同施設の導入が必要となっている。しかし、開拓者の自己資金や信用による外部負担での資金調達は困難であり、通常の金利では負担が重すぎる。そのため、本法案により、開拓者が組織する法人に対し、政府資金による低利長期の共同施設資金を貸し付けることとした。
参照した発言:
第1回国会 参議院 農林委員会 第7号