戦後の日本経済再建に必要な資金供給を任務とする復興金融金庫は、基礎産業や中小企業への融資で成果を上げ、7月末時点で融資総額は179億8千百万円に達した。一般金融機関からの資金供給が不円滑な中、基礎産業への需要が増加し、各種公団の所要資金も復興金融金庫からの融資となっている。第2・4半期の融資計画は200億9千万円で、年間融資総額は500億円近くになる見込みである。現在の250億円の資本金では債券発行額が限度に達したため、今後の所要資金確保のために資本金を550億円に増額する必要がある。
参照した発言:
第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第13号