日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(高等試験令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百二十五號
公布年月日: 昭和21年4月1日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
高等試験令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ高等試驗令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年四月一日
內閣總理大臣 男爵 幣原喜重郞
勅令第二百二十五號
高等試驗令中左ノ通改正ス
第一條中「奏任文官及」ヲ「二級官吏ノ任用及敍級ノ資格試驗、」ニ改ム
第二條第一項中「東京ニ於テ」ヲ削ル
第七條中「中學校」ヲ「中等學校」ニ、「竝ニ物理及化學」ヲ「及物象」ニ改メ「普通敎育ニ關シ」及「及漢文」ヲ削ル
第十一條ノ二
本試驗ノ實施ニ關シテハ出題及成績ノ考査ニ當リ學理ノ面ニ偏セザルコトニ特ニ留意シ學理及實際ノ兩面ヨリ受驗者ノ學識及其ノ應用能力ヲ考試スルニ意ヲ用フルモノトス
第十三條第一項及第二項ヲ左ノ如ク改ム
行政科試驗ノ筆記試驗ハ左ノ七科目ニ付之ヲ行フ
一
憲法
二
行政法
三
經濟學
四
左ノ各類ノ中一類ニ就キ受驗者ノ豫メ選擇スル四科目
第一類
民法
商法
刑法
民事訴訟法
刑事訴訟法
政治學
政治史
財政學
社會學
經濟政策
社會政策
外國語
第二類
國際公法
國際私法
外交史
政治學
政治史
經濟政策
經濟地理
商業學
外國語
第三類
農學
農業工學
林學
林業工學
畜產學
水產學
機械工學
電氣工學
鑛山學
經濟政策
社會政策
經濟史
商業學
外國語
第四類
哲學
倫理學
心理學
社會學
宗敎學及宗敎史
美學及美術史
數學
物理學
化學
生理學
衞生學
敎育學
國文及漢文
外國語
行政科試驗ノ口術試驗ハ憲法、行政法(筆記試驗ニ於テ國際公法及外國語ヲ受驗シタル者ニ付テハ其ノ志望ニ依リ國際公法ヲ以テ之ニ代フ)及經濟學ニ付之ヲ行フ
第十五條
司法科試驗ノ筆記試驗ハ左ノ七科目ニ付之ヲ行フ
一
憲法
二
民法
三
刑法
四
左ノ科目ノ中受驗者ノ豫メ選擇スル二科目
商法
民事訴訟法
刑事訴訟法
五
左ノ科目ノ中受驗者ノ豫メ選擇スル二科目
商法
民事訴訟法
刑事訴訟法
(前號ニ於テ受驗者ノ選擇セザリシモノ)
破產法
行政法
國際公法
國際私法
經濟學
政治學
財政學
社會學
經濟政策
社會政策
刑事政策
哲學
倫理學
心理學
宗敎學及宗敎史
敎育學
國文及漢文
司法科試驗ノ口述試驗ハ民法及刑法竝ニ商法、民事訴訟法及刑事訴訟法ノ中受驗者ガ筆記試驗ニ於テ受驗シタル科目ノ中ヨリ豫メ選擇スル一科目ニ付之ヲ行フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第十三條第二項及第十五條第二項ノ改正規定ハ從前ノ規定ニ依リ一ノ科ノ筆記試驗ニ合格シタル者(昭和十六年勅令第一號附則第二項ノ規定ニ依リ行政科試驗ノ筆記試驗ニ合格シタル者ト看做サレタル者ヲ含ム)ニ對シ高等試驗令第十七條及昭和十八年勅令第八百五十二號第二條、昭和十三年勅令第三百八號第一條若ハ第二條又ハ昭和十八年勅令第八百五十二號第三條ノ規定ヲ適用シテ其ノ科ノ口述試驗ヲ行フ場合ニ於テモ亦之ヲ適用ス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ高等試験令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年四月一日
内閣総理大臣 男爵 幣原喜重郎
勅令第二百二十五号
高等試験令中左ノ通改正ス
第一条中「奏任文官及」ヲ「二級官吏ノ任用及叙級ノ資格試験、」ニ改ム
第二条第一項中「東京ニ於テ」ヲ削ル
第七条中「中学校」ヲ「中等学校」ニ、「並ニ物理及化学」ヲ「及物象」ニ改メ「普通教育ニ関シ」及「及漢文」ヲ削ル
第十一条ノ二
本試験ノ実施ニ関シテハ出題及成績ノ考査ニ当リ学理ノ面ニ偏セザルコトニ特ニ留意シ学理及実際ノ両面ヨリ受験者ノ学識及其ノ応用能力ヲ考試スルニ意ヲ用フルモノトス
第十三条第一項及第二項ヲ左ノ如ク改ム
行政科試験ノ筆記試験ハ左ノ七科目ニ付之ヲ行フ
一
憲法
二
行政法
三
経済学
四
左ノ各類ノ中一類ニ就キ受験者ノ予メ選択スル四科目
第一類
民法
商法
刑法
民事訴訟法
刑事訴訟法
政治学
政治史
財政学
社会学
経済政策
社会政策
外国語
第二類
国際公法
国際私法
外交史
政治学
政治史
経済政策
経済地理
商業学
外国語
第三類
農学
農業工学
林学
林業工学
畜産学
水産学
機械工学
電気工学
鉱山学
経済政策
社会政策
経済史
商業学
外国語
第四類
哲学
倫理学
心理学
社会学
宗教学及宗教史
美学及美術史
数学
物理学
化学
生理学
衛生学
教育学
国文及漢文
外国語
行政科試験ノ口術試験ハ憲法、行政法(筆記試験ニ於テ国際公法及外国語ヲ受験シタル者ニ付テハ其ノ志望ニ依リ国際公法ヲ以テ之ニ代フ)及経済学ニ付之ヲ行フ
第十五条
司法科試験ノ筆記試験ハ左ノ七科目ニ付之ヲ行フ
一
憲法
二
民法
三
刑法
四
左ノ科目ノ中受験者ノ予メ選択スル二科目
商法
民事訴訟法
刑事訴訟法
五
左ノ科目ノ中受験者ノ予メ選択スル二科目
商法
民事訴訟法
刑事訴訟法
(前号ニ於テ受験者ノ選択セザリシモノ)
破産法
行政法
国際公法
国際私法
経済学
政治学
財政学
社会学
経済政策
社会政策
刑事政策
哲学
倫理学
心理学
宗教学及宗教史
教育学
国文及漢文
司法科試験ノ口述試験ハ民法及刑法並ニ商法、民事訴訟法及刑事訴訟法ノ中受験者ガ筆記試験ニ於テ受験シタル科目ノ中ヨリ予メ選択スル一科目ニ付之ヲ行フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第十三条第二項及第十五条第二項ノ改正規定ハ従前ノ規定ニ依リ一ノ科ノ筆記試験ニ合格シタル者(昭和十六年勅令第一号附則第二項ノ規定ニ依リ行政科試験ノ筆記試験ニ合格シタル者ト看做サレタル者ヲ含ム)ニ対シ高等試験令第十七条及昭和十八年勅令第八百五十二号第二条、昭和十三年勅令第三百八号第一条若ハ第二条又ハ昭和十八年勅令第八百五十二号第三条ノ規定ヲ適用シテ其ノ科ノ口述試験ヲ行フ場合ニ於テモ亦之ヲ適用ス
本文
詳細・沿革