(通信事業特別会計業務勘定又ハ帝国鉄道会計収益勘定ニ於ケル昭和二十年度ノ追加経費支弁又ハ歳入不足補填ノ為ノ追加借入金及帝国鉄道会計用品資金補足ノ為ノ公債発行ニ関スル件)
法令番号: 勅令第百八十號
公布年月日: 昭和21年3月30日
法令の形式: 勅令
朕玆ニ緊急ノ必要アリト認メ樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ帝國憲法第八條第一項及第七十條第一項ニ依リ通信事業特別會計業務勘定又ハ帝國鐵道會計收益勘定ニ於ケル昭和二十年度ノ追加經費支辨又ハ歲入不足補塡ノ爲ノ追加借入金及帝國鐵道會計用品資金補足ノ爲ノ公債發行ニ關スル件ヲ裁可シ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年三月二十九日
內閣總理大臣兼第一復員大臣 第二復員大臣 男爵 幣原喜重郞
內務大臣 三土忠造
司法大臣 岩田宙造
外務大臣 吉田茂
國務大臣 松本烝治
厚生大臣 芦田均
大藏大臣 子爵 澁澤敬三
商工大臣 小笠原三九郞
文部大臣 安倍能成
農林大臣 副島千八
運輸大臣 村上義一
國務大臣 石黑武重
國務大臣 楢橋渡
勅令第百八十號
通信事業特別會計業務勘定ニ於ケル昭和二十年度ノ追加經費支辨竝ニ帝國鐵道會計收益勘定ニ於ケル同年度ノ追加經費支辨及歲入不足補塡ノ爲政府ハ昭和二十一年勅令第百十一號第一項ノ規定ニ依リ借入金ヲ爲シ得ル金額ノ外夫々當該特別會計ノ負擔ニ於テ借入金ヲ爲スコトヲ得但シ其ノ金額ハ通信事業特別會計ニ在リテハ九千八百十萬圓、帝國鐵道會計ニ在リテハ四億五千萬圓ヲ超過スルコトヲ得ズ
前項ノ規定ニ依ル借入金ハ通信事業特別會計業務勘定又ハ帝國鐵道會計收益勘定ノ歲入トシ當該借入金ノ償還金及利子ハ夫々當該勘定ノ歲出トス
帝國鐵道會計用品資金補足ノ爲政府ハ帝國鐵道會計法第二條ノ規定ニ依リ起債シ得ル金額ノ外一億七千六百萬圓ヲ限リ當該特別會計ノ負擔ニ於テ公債ヲ發行シ又ハ借入金ヲ爲スコトヲ得
前項ノ規定ニ依ル公債ノ發行價格差減額ヲ補塡スル爲必要アル場合ニ於テハ同項ノ制限額ヲ超エテ公債ヲ發行シ又ハ借入金ヲ爲スコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕茲ニ緊急ノ必要アリト認メ枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ帝国憲法第八条第一項及第七十条第一項ニ依リ通信事業特別会計業務勘定又ハ帝国鉄道会計収益勘定ニ於ケル昭和二十年度ノ追加経費支弁又ハ歳入不足補填ノ為ノ追加借入金及帝国鉄道会計用品資金補足ノ為ノ公債発行ニ関スル件ヲ裁可シ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十一年三月二十九日
内閣総理大臣兼第一復員大臣 第二復員大臣 男爵 幣原喜重郎
内務大臣 三土忠造
司法大臣 岩田宙造
外務大臣 吉田茂
国務大臣 松本烝治
厚生大臣 芦田均
大蔵大臣 子爵 渋沢敬三
商工大臣 小笠原三九郎
文部大臣 安倍能成
農林大臣 副島千八
運輸大臣 村上義一
国務大臣 石黒武重
国務大臣 楢橋渡
勅令第百八十号
通信事業特別会計業務勘定ニ於ケル昭和二十年度ノ追加経費支弁並ニ帝国鉄道会計収益勘定ニ於ケル同年度ノ追加経費支弁及歳入不足補填ノ為政府ハ昭和二十一年勅令第百十一号第一項ノ規定ニ依リ借入金ヲ為シ得ル金額ノ外夫々当該特別会計ノ負担ニ於テ借入金ヲ為スコトヲ得但シ其ノ金額ハ通信事業特別会計ニ在リテハ九千八百十万円、帝国鉄道会計ニ在リテハ四億五千万円ヲ超過スルコトヲ得ズ
前項ノ規定ニ依ル借入金ハ通信事業特別会計業務勘定又ハ帝国鉄道会計収益勘定ノ歳入トシ当該借入金ノ償還金及利子ハ夫々当該勘定ノ歳出トス
帝国鉄道会計用品資金補足ノ為政府ハ帝国鉄道会計法第二条ノ規定ニ依リ起債シ得ル金額ノ外一億七千六百万円ヲ限リ当該特別会計ノ負担ニ於テ公債ヲ発行シ又ハ借入金ヲ為スコトヲ得
前項ノ規定ニ依ル公債ノ発行価格差減額ヲ補填スル為必要アル場合ニ於テハ同項ノ制限額ヲ超エテ公債ヲ発行シ又ハ借入金ヲ為スコトヲ得
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス