競馬は馬事思想の普及と浮動購買力の吸収による通貨縮小に大きく貢献している。現下の経済事情を踏まえ、国家の通貨対策として競馬法を活用するため、馬券の発売・譲渡制限の緩和と払戻金限度の拡張を行う。具体的には、一人当たり馬券発売数の一枚制限を撤廃し、払戻金の上限を券面金額の10倍から100倍に引き上げる。また、これらに関連する罰則を廃止し、日本競馬会役員への贈賄罪の罰金を300円以下から2,000円以下に改める。なお、この改正は先に成立した地方競馬法との整合性を図る必要性から緊急を要する。
参照した発言:
第90回帝国議会 衆議院 本会議 第50号