(外務省官制中改正ノ件)
法令番号: 勅令第四百八十二號
公布年月日: 昭和20年8月26日
法令の形式: 勅令
朕樞密顧問ノ諮詢ヲ經テ外務省官制中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年八月二十六日
內閣總理大臣 稔彥王
外務大臣兼大東亞大臣 重光葵
勅令第四百八十二號
外務省官制中左ノ通改正ス
第一條第一項但書ヲ削リ同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
外務大臣ハ關東局及南洋廳ニ關スル事務ヲ統理ス
同條第二項中「前項」ヲ「第一項」ニ改ム
第三條中「十九人」ヲ「三十五人」ニ改ム
第四條中「四局」ヲ「五局」ニ、「戰時經濟局」ヲ「經濟局」ニ改メ「調查局」ノ次ニ「管理局」ヲ加フ
同條ニ左ノ二項ヲ加フ
管理局ノ局務ヲ分掌スル爲外務大臣ノ定ムル所ニ依リ部ヲ置クコトヲ得
前項ノ部ヲ置キタル場合ニ於テハ部長ハ參事官ヲ以テ之ニ充ツ
第七條中「戰時經濟局ニ於テハ戰時ニ於ケル」ヲ「經濟局ニ於テハ」ニ改ム
第九條及第十條ヲ削リ第十一條ヲ第九條トス
第十條 管理局ニ於テハ關東局及南洋廳ニ關スル事務竝ニ外務大臣ノ指定スル地域ニ於ケル在留帝國臣民及諸施設ニ關スル事務其ノ他同地域ニ係ル事務ニシテ外務大臣ノ指定スルモノヲ掌ル
第十一條 外務省ニ參事官專任四人ヲ置ク勅任トス外務大臣ノ命ヲ承ケ審議立案ヲ掌ル
外務大臣ハ須要ニ應ジ參事官ヲシテ各局ノ事務ヲ助ケシムルコトヲ得
第十一條ノ二中「專任六人」ヲ「專任二十七人」ニ改ム
第十二條中「專任三十三人」ヲ「專任七十人」ニ、「專任十二人」ヲ「專任二十四人」ニ改ム
第十三條中「專任五人」ヲ「專任七人」ニ改ム
第十四條中「專任八人」ヲ「專任十三人」ニ改ム
第十五條中「專任三人」ヲ「專任十八人」ニ改ム
第十六條中「專任百人」ヲ「專任二百十七人」ニ改ム
第十七條中「專任二十五人」ヲ「專任三十五人」ニ改ム
第十八條中「專任十二人」ヲ「專任三十六人」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
從前大東亞大臣ノ管理ニ屬シタル對外文化事業ニ關スル事務ハ當分ノ內外務大臣ニ於テ之ヲ管理ス
朕枢密顧問ノ諮詢ヲ経テ外務省官制中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年八月二十六日
内閣総理大臣 稔彦王
外務大臣兼大東亜大臣 重光葵
勅令第四百八十二号
外務省官制中左ノ通改正ス
第一条第一項但書ヲ削リ同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
外務大臣ハ関東局及南洋庁ニ関スル事務ヲ統理ス
同条第二項中「前項」ヲ「第一項」ニ改ム
第三条中「十九人」ヲ「三十五人」ニ改ム
第四条中「四局」ヲ「五局」ニ、「戦時経済局」ヲ「経済局」ニ改メ「調査局」ノ次ニ「管理局」ヲ加フ
同条ニ左ノ二項ヲ加フ
管理局ノ局務ヲ分掌スル為外務大臣ノ定ムル所ニ依リ部ヲ置クコトヲ得
前項ノ部ヲ置キタル場合ニ於テハ部長ハ参事官ヲ以テ之ニ充ツ
第七条中「戦時経済局ニ於テハ戦時ニ於ケル」ヲ「経済局ニ於テハ」ニ改ム
第九条及第十条ヲ削リ第十一条ヲ第九条トス
第十条 管理局ニ於テハ関東局及南洋庁ニ関スル事務並ニ外務大臣ノ指定スル地域ニ於ケル在留帝国臣民及諸施設ニ関スル事務其ノ他同地域ニ係ル事務ニシテ外務大臣ノ指定スルモノヲ掌ル
第十一条 外務省ニ参事官専任四人ヲ置ク勅任トス外務大臣ノ命ヲ承ケ審議立案ヲ掌ル
外務大臣ハ須要ニ応ジ参事官ヲシテ各局ノ事務ヲ助ケシムルコトヲ得
第十一条ノ二中「専任六人」ヲ「専任二十七人」ニ改ム
第十二条中「専任三十三人」ヲ「専任七十人」ニ、「専任十二人」ヲ「専任二十四人」ニ改ム
第十三条中「専任五人」ヲ「専任七人」ニ改ム
第十四条中「専任八人」ヲ「専任十三人」ニ改ム
第十五条中「専任三人」ヲ「専任十八人」ニ改ム
第十六条中「専任百人」ヲ「専任二百十七人」ニ改ム
第十七条中「専任二十五人」ヲ「専任三十五人」ニ改ム
第十八条中「専任十二人」ヲ「専任三十六人」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
従前大東亜大臣ノ管理ニ属シタル対外文化事業ニ関スル事務ハ当分ノ内外務大臣ニ於テ之ヲ管理ス