(恩給法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第177号
公布年月日: 昭和20年3月31日
法令の形式: 勅令

改正対象法令

審議経過

朕恩給法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年三月三十日
內閣總理大臣　小磯國昭
海軍大臣　米內光政
大東亞大臣　重光葵
陸軍大臣　杉山元
運輸通信大臣　前田米藏
內務大臣　大達茂雄
厚生大臣　相川勝六
勅令第百七十七號
恩給法施行令中左ノ通改正ス
第六條第一號ノ二中「廳府縣臨時職員等設置制」ヲ「都廳府縣臨時職員等設置制」ニ改メ同條第三號中「又ハ神宮皇學館」ヲ削ル
第七條第一號中「千葉陸軍防空學校」ヲ「千葉陸軍高射學校」ニ改メ同條第二號中「、海軍機關學校」ヲ削ル
第十條　恩給法第二十四條第三號ノ待遇職員トハ左ニ揭グル者ヲ謂フ
一　防疫職員官制ニ依ル職員
二　臨時海港檢疫所官制ニ依ル職員
三　家畜防疫職員制ニ依ル職員
四　船員職業紹介所官制ニ依ル職員
五　敎員保養所令ニ依ル職員
第十一條　恩給法第二十四條第四號ノ待遇職員トハ左ニ揭グル者ヲ謂フ
一　印刷敎務員及專賣敎務員
二　陸軍ノ通譯ニシテ判任官以上ノ待遇ヲ受クルモノ
三　靖國神社附屬遊就館職員ニシテ判任官以上ノ待遇ヲ受クルモノ
四　海軍准敎員
五　臺灣ニ於ケル檢疫員及檢疫醫員
六　關東州ニ於ケル關東遞信官署保健技師、檢疫員及檢疫醫員
第十四條第二號中「飛行機ニ」ノ下ニ「若ハ十五時間以上滑空機(飛行機ノ曳航スルモノニ限ル以下同シ)ニ」ヲ加ヘ同條第三號中「飛行機ニ搭乘シ」ヲ「飛行機ニ、八時間以上滑空機ニ」ニ改ム
第二十六條第二號中「、海軍機關學校生徒」ヲ削ル
附　則
第一條　本令ハ昭和二十年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第七條第一號ノ改正規定中千葉陸軍高射學校ノ生徒ニ關スル部分ハ昭和十九年四月一日ヨリ、第十四條ノ改正規定ハ昭和十八年九月一日ヨリ之ヲ適用ス
第二條　從前ノ規定ニ依ル神宮皇學館ノ職員ニシテ官吏タルモノ竝ニ千葉陸軍防空學校及海軍機關學校ノ生徒ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
第三條　從前ノ恩給法施行令第十條及第十一條ニ規定スル待遇職員ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
第四條　昭和二十年法律第十四號附則第二條ノ規定ニ依リ傷病年金ヲ給スベキ傷病ノ程度及其ノ査定ニ付テハ恩給法施行令第二十四條ノ二ノ規定ニ依ル
第五條　昭和二十年法律第十四號附則第三條ノ規定ニ依リテ爲ス扶助料ノ增給ハ受給者ノ請求ヲ待タズシテ之ヲ爲ス
朕恩給法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二十年三月三十日
内閣総理大臣　小磯国昭
海軍大臣　米内光政
大東亜大臣　重光葵
陸軍大臣　杉山元
運輸通信大臣　前田米蔵
内務大臣　大達茂雄
厚生大臣　相川勝六
勅令第百七十七号
恩給法施行令中左ノ通改正ス
第六条第一号ノ二中「庁府県臨時職員等設置制」ヲ「都庁府県臨時職員等設置制」ニ改メ同条第三号中「又ハ神宮皇学館」ヲ削ル
第七条第一号中「千葉陸軍防空学校」ヲ「千葉陸軍高射学校」ニ改メ同条第二号中「、海軍機関学校」ヲ削ル
第十条　恩給法第二十四条第三号ノ待遇職員トハ左ニ掲グル者ヲ謂フ
一　防疫職員官制ニ依ル職員
二　臨時海港検疫所官制ニ依ル職員
三　家畜防疫職員制ニ依ル職員
四　船員職業紹介所官制ニ依ル職員
五　教員保養所令ニ依ル職員
第十一条　恩給法第二十四条第四号ノ待遇職員トハ左ニ掲グル者ヲ謂フ
一　印刷教務員及専売教務員
二　陸軍ノ通訳ニシテ判任官以上ノ待遇ヲ受クルモノ
三　靖国神社附属遊就館職員ニシテ判任官以上ノ待遇ヲ受クルモノ
四　海軍准教員
五　台湾ニ於ケル検疫員及検疫医員
六　関東州ニ於ケル関東逓信官署保健技師、検疫員及検疫医員
第十四条第二号中「飛行機ニ」ノ下ニ「若ハ十五時間以上滑空機(飛行機ノ曳航スルモノニ限ル以下同シ)ニ」ヲ加ヘ同条第三号中「飛行機ニ搭乗シ」ヲ「飛行機ニ、八時間以上滑空機ニ」ニ改ム
第二十六条第二号中「、海軍機関学校生徒」ヲ削ル
附　則
第一条　本令ハ昭和二十年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第七条第一号ノ改正規定中千葉陸軍高射学校ノ生徒ニ関スル部分ハ昭和十九年四月一日ヨリ、第十四条ノ改正規定ハ昭和十八年九月一日ヨリ之ヲ適用ス
第二条　従前ノ規定ニ依ル神宮皇学館ノ職員ニシテ官吏タルモノ並ニ千葉陸軍防空学校及海軍機関学校ノ生徒ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
第三条　従前ノ恩給法施行令第十条及第十一条ニ規定スル待遇職員ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
第四条　昭和二十年法律第十四号附則第二条ノ規定ニ依リ傷病年金ヲ給スベキ傷病ノ程度及其ノ査定ニ付テハ恩給法施行令第二十四条ノ二ノ規定ニ依ル
第五条　昭和二十年法律第十四号附則第三条ノ規定ニ依リテ為ス扶助料ノ増給ハ受給者ノ請求ヲ待タズシテ之ヲ為ス