現行の選挙法では新事態に即応した自由闊達な選挙を行い、国民の意思を十分に反映させることができない。そこで選挙制度の根本的改正を図り、国民の総意を反映する新議会を早急に形成する必要がある。主な改正点は、婦人参政権の付与と選挙権・被選挙権の年齢引き下げである。これは近年の婦人および青年男子の社会的・政治的地位の向上を踏まえたものである。また、大選区制の採用や選挙運動の取締規定の簡素化も行い、新事態に即応した清新な選挙の執行を目指す。
参照した発言: 第89回帝国議会 衆議院 本会議 第5号