農業家畜再保険特別会計規則
法令番号: 勅令第四百五十七號
公布年月日: 昭和19年7月12日
法令の形式: 勅令
  • 改正: 昭和22年12月27日 政令第299号
  • 改正: 昭和25年10月14日 政令第310号
  • 改正: 昭和26年4月14日 政令第104号
  • 改正: 昭和27年5月17日 政令第150号
  • 改正: 昭和27年7月2日 政令第238号
  • 改正: 昭和30年3月31日 政令第49号
  • 改正: 昭和37年7月31日 政令第314号
  • 改正: 昭和43年2月27日 政令第21号
  • 改正: 昭和48年3月23日 政令第26号
  • 改正: 昭和49年3月23日 政令第59号
  • 改正: 昭和53年7月5日 政令第282号
  • 改正: 昭和54年3月30日 政令第51号
  • 改正: 平成12年3月31日 政令第169号
  • 改正: 平成12年6月7日 政令第307号
  • 改正: 平成17年1月4日 政令第1号
  • 廃止: 平成19年3月31日 政令第124号
朕農業家畜再保險特別會計規則ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月十一日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 石渡莊太郞
農商大臣 內田信也
勅令第四百五十七號
農業家畜再保險特別會計規則
第一條 本會計ニ於ケル歲入歲出豫算ハ之ヲ農業、家畜及業務ノ三勘定ニ分チ各勘定中ニ於テ之ヲ款項ニ區分スベシ
第二條 歲入歲出ノ豫定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
第三條 本會計ニ於テハ各勘定ニ於ケル當該年度ノ收入濟歲入額及農業家畜再保險特別會計法第九條第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ヲ以テ當該勘定ノ支拂元受高トシ各勘定ニ於テ歲出ヲ支出スルハ此ノ支拂元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四條 本會計ノ各勘定ニ於テ支拂上現金ニ不足ヲ生ジタルトキハ所管大臣ハ大藏大臣ノ承認ヲ經テ農業家畜再保險特別會計法第九條第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ニ代ヘ農業勘定若ハ家畜勘定ノ積立金ニ屬スル現金ヲ夫々農業勘定若ハ家畜勘定ノ支拂元受高ニ繰替使用シ又ハ農業勘定若ハ家畜勘定ノ積立金ニ屬スル現金ヲ業務勘定ノ支拂元受高ニ繰替使用スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ、繰替使用シタル金額ハ當該年度內ニ之ヲ返還スベシ
第五條 再保險料收入ノ年度所屬ハ其ノ再保險料ヲ負擔スベキ義務ノ發生シタル日ノ屬スル年度ニ依ル
第六條 每年度內ニ收入ヲ爲スベキ權利ヲ得テ每年度出納ノ完結迄ニ收入濟ト爲ラザルモノハ收入未濟トシテ遞次翌年度ニ繰越シ現ニ收入ヲ爲シタル年度ノ歲入ニ組入ルベシ
第七條 每年度內ニ支拂ヲ爲スベキ義務ヲ生ジ每年度出納ノ完結迄ニ支出濟ト爲ラザル歲出ニシテ時效完成ニ至ラザルモノハ支出未濟トシテ遞次翌年度ニ繰越スベシ但シ支出濟額ト合シテ豫算額ヲ超過スルコトヲ得ズ
第八條 歲入徵收官又ハ支出官一人ナル場合ニ於テハ徵收報吿書又ハ支出濟額報吿書ヲ以テ徵收總報吿書又ハ支出總報吿書ニ充ツルコトヲ得
第九條 每年度ニ於ケル農業勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ歲出ノ支出濟額及翌年度繰越額竝ニ未經過再保險料及支拂備金ニ相當スル金額ヲ控除シ殘餘アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第十條 每年度ニ於ケル家畜勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ歲出ノ支出濟額及翌年度繰越額竝ニ未經過再保險料ニ相當スル金額ヲ控除シ殘餘アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第十一條 前二條ニ規定スル未經過再保險料及第九條ニ規定スル支拂備金ノ計算ハ所管大臣大藏大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十二條 每年度ニ於ケル業務勘定ノ歲入ノ收入濟額ヨリ歲出ノ支出濟額及翌年度繰越額ヲ控除シ殘餘アルトキハ之ヲ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
前項ノ規定ニ依リ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ニ組入ルベキ金額又ハ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ヨリ補足スベキ金額ハ前項ノ殘餘金額又ハ不足金額ヲ所管大臣ノ定ムル割合ニ依リ按分シテ算定シタル額トス
第十三條 歲入歲出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
所管大臣ハ每年度農業勘定及家畜勘定ノ貸借對照表、損益計算表及當該年度以前旣往五箇年度間積立金增減明細表ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
貸借對照表及損益計算表ノ樣式ハ所管大臣大藏大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十四條 農商省ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ各勘定別ニ其ノ事業ニ關スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第十五條 歲入徵收官ハ徵收簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歲入ノ調定濟額、收入濟額、不納缺損額及收入未濟額ヲ登記スベシ
第十六條 農商省ハ歲入簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歲入ノ豫算額、調定濟額、收入濟額、不納缺損額及收入未濟額ヲ登記スベシ
第十七條 支出官ハ支出簿及支拂元受高差引簿ヲ備ヘ支出簿ニハ各勘定別ニ歲出ノ支拂豫算額、支出濟額及支拂豫算殘額ヲ登記シ支拂元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ
第十八條 農商省ハ歲出簿及支拂元受高差引簿ヲ備ヘ歲出簿ニハ各勘定別ニ歲出ノ豫算額、豫算決定後增加額、支出濟額、翌年度繰越額及殘額ヲ登記シ支拂元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支拂元受高、支出濟額及殘額ヲ登記スベシ但シ支出官一人ナル場合ニ於テハ支拂元受高差引簿ヲ省略スルコトヲ得
第十九條 本令ニ規定セザルモノニ付テハ會計規則ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十九年度ヨリ之ヲ適用ス
農業再保險特別會計規則及家畜再保險特別會計規則ハ之ヲ廢止ス但シ昭和十八年度分ニ付テハ仍其ノ效力ヲ有ス
所管大臣ハ農業再保險及家畜再保險ノ各特別會計ノ昭和十八年度ノ貸借對照表及損益計算表竝ニ同年度以前旣往五箇年度間積立金增減明細表ヲ調製シ昭和十九年七月三十一日迄ニ之ヲ大藏大臣ニ送付スベシ
昭和十八年勅令第七百八十五號中左ノ通改正ス
第二條中「農業再保險特別會計」ヲ「農業家畜再保險特別會計」ニ改ム
朕農業家畜再保険特別会計規則ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月十一日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 石渡荘太郎
農商大臣 内田信也
勅令第四百五十七号
農業家畜再保険特別会計規則
第一条 本会計ニ於ケル歳入歳出予算ハ之ヲ農業、家畜及業務ノ三勘定ニ分チ各勘定中ニ於テ之ヲ款項ニ区分スベシ
第二条 歳入歳出ノ予定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ前年度九月三十日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
第三条 本会計ニ於テハ各勘定ニ於ケル当該年度ノ収入済歳入額及農業家畜再保険特別会計法第九条第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ヲ以テ当該勘定ノ支払元受高トシ各勘定ニ於テ歳出ヲ支出スルハ此ノ支払元受高ヲ超過スルコトヲ得ズ
第四条 本会計ノ各勘定ニ於テ支払上現金ニ不足ヲ生ジタルトキハ所管大臣ハ大蔵大臣ノ承認ヲ経テ農業家畜再保険特別会計法第九条第二項ノ規定ニ依ル一時借入金ニ代ヘ農業勘定若ハ家畜勘定ノ積立金ニ属スル現金ヲ夫々農業勘定若ハ家畜勘定ノ支払元受高ニ繰替使用シ又ハ農業勘定若ハ家畜勘定ノ積立金ニ属スル現金ヲ業務勘定ノ支払元受高ニ繰替使用スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ、繰替使用シタル金額ハ当該年度内ニ之ヲ返還スベシ
第五条 再保険料収入ノ年度所属ハ其ノ再保険料ヲ負担スベキ義務ノ発生シタル日ノ属スル年度ニ依ル
第六条 毎年度内ニ収入ヲ為スベキ権利ヲ得テ毎年度出納ノ完結迄ニ収入済ト為ラザルモノハ収入未済トシテ逓次翌年度ニ繰越シ現ニ収入ヲ為シタル年度ノ歳入ニ組入ルベシ
第七条 毎年度内ニ支払ヲ為スベキ義務ヲ生ジ毎年度出納ノ完結迄ニ支出済ト為ラザル歳出ニシテ時効完成ニ至ラザルモノハ支出未済トシテ逓次翌年度ニ繰越スベシ但シ支出済額ト合シテ予算額ヲ超過スルコトヲ得ズ
第八条 歳入徴収官又ハ支出官一人ナル場合ニ於テハ徴収報告書又ハ支出済額報告書ヲ以テ徴収総報告書又ハ支出総報告書ニ充ツルコトヲ得
第九条 毎年度ニ於ケル農業勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ歳出ノ支出済額及翌年度繰越額並ニ未経過再保険料及支払備金ニ相当スル金額ヲ控除シ残余アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第十条 毎年度ニ於ケル家畜勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ歳出ノ支出済額及翌年度繰越額並ニ未経過再保険料ニ相当スル金額ヲ控除シ残余アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ同勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
第十一条 前二条ニ規定スル未経過再保険料及第九条ニ規定スル支払備金ノ計算ハ所管大臣大蔵大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十二条 毎年度ニ於ケル業務勘定ノ歳入ノ収入済額ヨリ歳出ノ支出済額及翌年度繰越額ヲ控除シ残余アルトキハ之ヲ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ニ組入レ不足アルトキハ之ヲ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ヨリ補足スベシ
前項ノ規定ニ依リ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ニ組入ルベキ金額又ハ農業勘定及家畜勘定ノ積立金ヨリ補足スベキ金額ハ前項ノ残余金額又ハ不足金額ヲ所管大臣ノ定ムル割合ニ依リ按分シテ算定シタル額トス
第十三条 歳入歳出ノ決定計算書ハ所管大臣之ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
所管大臣ハ毎年度農業勘定及家畜勘定ノ貸借対照表、損益計算表及当該年度以前既往五箇年度間積立金増減明細表ヲ調製シ翌年度七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
貸借対照表及損益計算表ノ様式ハ所管大臣大蔵大臣ト協議シテ之ヲ定ム
第十四条 農商省ハ日記簿、原簿及補助簿ヲ備ヘ各勘定別ニ其ノ事業ニ関スル一切ノ計算ヲ登記スベシ
第十五条 歳入徴収官ハ徴収簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歳入ノ調定済額、収入済額、不納欠損額及収入未済額ヲ登記スベシ
第十六条 農商省ハ歳入簿ヲ備ヘ各勘定別ニ歳入ノ予算額、調定済額、収入済額、不納欠損額及収入未済額ヲ登記スベシ
第十七条 支出官ハ支出簿及支払元受高差引簿ヲ備ヘ支出簿ニハ各勘定別ニ歳出ノ支払予算額、支出済額及支払予算残額ヲ登記シ支払元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ
第十八条 農商省ハ歳出簿及支払元受高差引簿ヲ備ヘ歳出簿ニハ各勘定別ニ歳出ノ予算額、予算決定後増加額、支出済額、翌年度繰越額及残額ヲ登記シ支払元受高差引簿ニハ各勘定別ニ支払元受高、支出済額及残額ヲ登記スベシ但シ支出官一人ナル場合ニ於テハ支払元受高差引簿ヲ省略スルコトヲ得
第十九条 本令ニ規定セザルモノニ付テハ会計規則ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十九年度ヨリ之ヲ適用ス
農業再保険特別会計規則及家畜再保険特別会計規則ハ之ヲ廃止ス但シ昭和十八年度分ニ付テハ仍其ノ効力ヲ有ス
所管大臣ハ農業再保険及家畜再保険ノ各特別会計ノ昭和十八年度ノ貸借対照表及損益計算表並ニ同年度以前既往五箇年度間積立金増減明細表ヲ調製シ昭和十九年七月三十一日迄ニ之ヲ大蔵大臣ニ送付スベシ
昭和十八年勅令第七百八十五号中左ノ通改正ス
第二条中「農業再保険特別会計」ヲ「農業家畜再保険特別会計」ニ改ム