(海軍給与令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第四百四十六號
公布年月日: 昭和19年7月8日
法令の形式: 勅令
朕海軍給與令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月七日
內閣總理大臣 東條英機
海軍大臣 嶋田繁太郞
勅令第四百四十六號
海軍給與令中左ノ通改正ス
第二十三條第一項中「內地人ニ對シ」ヲ「軍人軍屬ニハ」ニ、「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
同條第二項中「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
同條第四項中「ニシテ內地人タル者」ヲ削リ「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
第四十四條ノ二 豫備員候補者ニシテ左ノ各號ノ一ニ該當スルモノニハ當該各號ノ定ムル所ニ依リ其ノ手當ヲ加給ス
一 朝鮮、臺灣、關東州、樺太又ハ滿洲國ニ於テ敎育中ノ者ニハ其ノ手當ノ十分ノ八以內ノ金額
二 南洋群島ニ於テ敎育中ノ者ニハ其ノ手當ノ十分ノ十以內ノ金額
第四十五條中「增給セラルル分」ノ下ニ「又ハ前條ノ規定ニ依リ加給セラルル分」ヲ加フ
第四十六條及第四十七條中「第四十四條ノ」ヲ削ル
第五十五條第一項中「士官」ノ下ニ「、特務士官若ハ准士官」ヲ加ヘ同項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ准土官ヨリ特務士官ニ任用シタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
同條第二項中「豫備士官ニ任用シ」ヲ「豫備士官若ハ豫備准士官ニ任用シ」ニ改メ「三分ノ一」ノ下ニ「(前ニ豫備准士官ノ初任手當ヲ受ケタル者ニ在リテハ八分ノ一)」ヲ加フ
第五表備考第一號中「驅逐艦」ノ下ニ「、輸送艦」ヲ加フ
第十表中
准士官
三三〇
〇〇〇
特務士官
准士官
三三〇
〇〇〇
ニ改メ同表備考中第三號ヲ第四號トシ第二號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
三 豫備士官ヨリ士官ニ任用シタル者又ハ豫備准士官ヨリ准士官ニ任用シタル者ニシテ前ニ豫備士官又ハ豫備准士官ノ初任手當ヲ受ケタルモノニ給スル初任手當ハ士官ニ任用シタル者ニ在リテハ本表初任手當相當額ノ三分ノ二以內、准士官ニ任用シタル者ニ在リテハ本表初任手當相當額ノ四分ノ三以內トス
附 則
本令ハ昭和十九年七月一日以後ノ給與ニ付之ヲ適用ス但シ第五十五條第一項ノ改正規定及第十表ノ改正規定中特務土官ニ關スル部分ハ昭和十九年四月十五日以後ノ給與ニ付之ヲ適用ス
朕海軍給与令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年七月七日
内閣総理大臣 東条英機
海軍大臣 嶋田繁太郎
勅令第四百四十六号
海軍給与令中左ノ通改正ス
第二十三条第一項中「内地人ニ対シ」ヲ「軍人軍属ニハ」ニ、「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
同条第二項中「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
同条第四項中「ニシテ内地人タル者」ヲ削リ「給ス」ヲ「給スルコトヲ得」ニ改ム
第四十四条ノ二 予備員候補者ニシテ左ノ各号ノ一ニ該当スルモノニハ当該各号ノ定ムル所ニ依リ其ノ手当ヲ加給ス
一 朝鮮、台湾、関東州、樺太又ハ満洲国ニ於テ教育中ノ者ニハ其ノ手当ノ十分ノ八以内ノ金額
二 南洋群島ニ於テ教育中ノ者ニハ其ノ手当ノ十分ノ十以内ノ金額
第四十五条中「増給セラルル分」ノ下ニ「又ハ前条ノ規定ニ依リ加給セラルル分」ヲ加フ
第四十六条及第四十七条中「第四十四条ノ」ヲ削ル
第五十五条第一項中「士官」ノ下ニ「、特務士官若ハ准士官」ヲ加ヘ同項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ准土官ヨリ特務士官ニ任用シタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
同条第二項中「予備士官ニ任用シ」ヲ「予備士官若ハ予備准士官ニ任用シ」ニ改メ「三分ノ一」ノ下ニ「(前ニ予備准士官ノ初任手当ヲ受ケタル者ニ在リテハ八分ノ一)」ヲ加フ
第五表備考第一号中「駆逐艦」ノ下ニ「、輸送艦」ヲ加フ
第十表中
准士官
三三〇
〇〇〇
特務士官
准士官
三三〇
〇〇〇
ニ改メ同表備考中第三号ヲ第四号トシ第二号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
三 予備士官ヨリ士官ニ任用シタル者又ハ予備准士官ヨリ准士官ニ任用シタル者ニシテ前ニ予備士官又ハ予備准士官ノ初任手当ヲ受ケタルモノニ給スル初任手当ハ士官ニ任用シタル者ニ在リテハ本表初任手当相当額ノ三分ノ二以内、准士官ニ任用シタル者ニ在リテハ本表初任手当相当額ノ四分ノ三以内トス
附 則
本令ハ昭和十九年七月一日以後ノ給与ニ付之ヲ適用ス但シ第五十五条第一項ノ改正規定及第十表ノ改正規定中特務土官ニ関スル部分ハ昭和十九年四月十五日以後ノ給与ニ付之ヲ適用ス