(海軍技術科武官任用特例中改正ノ件)
法令番号: 勅令第三百三十八號
公布年月日: 昭和19年5月10日
法令の形式: 勅令
朕海軍技術科武官任用特例中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年五月九日
內閣總理大臣 東條英機
海軍大臣 嶋田繁太郞
勅令第三百三十八號
海軍技術科武官任用特例中左ノ通改正ス
第一條第二項ヲ削ル
第二條中「築城施設ニ關スル技術ニ從事シタル者」ヲ「艦船及兵器ノ造修、築城施設等ノ技術ニ從事シタル者ニシテ必要ナル學術技能ヲ有シ且相當ノ實歷アルモノ」ニ、「技術科下士官」ヲ「技術科ノ准士官又ハ下士官」ニ改ム
第二條ノ二 海軍武官任用令第二十二條ノ三ノ規定ハ前二條ノ規定ニ依ル准士官ノ任用ニ之ヲ準用ス
第三條 第一條ノ規定ニ依リ任用セラレタル士官及特務士官竝ニ第一條又ハ第二條ノ規定ニ依リ任用セラレタル准士官ハ之ヲ海軍武官服役令第八條第一項ノ規定ニ依ル現役ニ、第一條又ハ第二條ノ規定ニ依リ任用セラレタル下士官ハ之ヲ同令第十八條第一項本文ノ規定ニ依ル現役ニ服セシム
第三條ノ二 第一條又ハ第二條ノ規定ニ依リ任用セラレタル士官、特務士官、准士官又ハ下士官其ノ任用前豫備役ニ服スル旨ヲ志願シタルトキハ前條ノ規定ニ拘ラズ之ヲ豫備役ニ服セシム
第三條ノ三 前條ノ規定ニ依リ豫備役ニ服セシメラレタル士官、特務士官及准士官ノ豫備役定限年齡ハ海軍武官服役令第八條ニ規定スル現役定限年齡ニ五年ヲ加ヘタル年齡トス
前條ノ規定ニ依リ豫備役ニ服セシメラレタル下士官ノ豫備役期間ハ年齡四十五年ニ滿ツル年ノ三月三十一日迄トス
第一項ニ揭グル者任用ノ際同項ノ規定ニ依ル豫備役定限年齡ヲ超エ居ル場合又ハ前項ニ揭グル者任用ノ際同項ニ規定スル豫備役期間ノ終期ヲ過ギ居ル場合ニ於テハ其ノ豫備役期間ハ前二項ノ規定ニ拘ラズ任用ノ月ノ一日ヨリ起算シ三年トス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕海軍技術科武官任用特例中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十九年五月九日
内閣総理大臣 東条英機
海軍大臣 嶋田繁太郎
勅令第三百三十八号
海軍技術科武官任用特例中左ノ通改正ス
第一条第二項ヲ削ル
第二条中「築城施設ニ関スル技術ニ従事シタル者」ヲ「艦船及兵器ノ造修、築城施設等ノ技術ニ従事シタル者ニシテ必要ナル学術技能ヲ有シ且相当ノ実歴アルモノ」ニ、「技術科下士官」ヲ「技術科ノ准士官又ハ下士官」ニ改ム
第二条ノ二 海軍武官任用令第二十二条ノ三ノ規定ハ前二条ノ規定ニ依ル准士官ノ任用ニ之ヲ準用ス
第三条 第一条ノ規定ニ依リ任用セラレタル士官及特務士官並ニ第一条又ハ第二条ノ規定ニ依リ任用セラレタル准士官ハ之ヲ海軍武官服役令第八条第一項ノ規定ニ依ル現役ニ、第一条又ハ第二条ノ規定ニ依リ任用セラレタル下士官ハ之ヲ同令第十八条第一項本文ノ規定ニ依ル現役ニ服セシム
第三条ノ二 第一条又ハ第二条ノ規定ニ依リ任用セラレタル士官、特務士官、准士官又ハ下士官其ノ任用前予備役ニ服スル旨ヲ志願シタルトキハ前条ノ規定ニ拘ラズ之ヲ予備役ニ服セシム
第三条ノ三 前条ノ規定ニ依リ予備役ニ服セシメラレタル士官、特務士官及准士官ノ予備役定限年齢ハ海軍武官服役令第八条ニ規定スル現役定限年齢ニ五年ヲ加ヘタル年齢トス
前条ノ規定ニ依リ予備役ニ服セシメラレタル下士官ノ予備役期間ハ年齢四十五年ニ満ツル年ノ三月三十一日迄トス
第一項ニ掲グル者任用ノ際同項ノ規定ニ依ル予備役定限年齢ヲ超エ居ル場合又ハ前項ニ掲グル者任用ノ際同項ニ規定スル予備役期間ノ終期ヲ過ギ居ル場合ニ於テハ其ノ予備役期間ハ前二項ノ規定ニ拘ラズ任用ノ月ノ一日ヨリ起算シ三年トス
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス