大東亜戦争の完遂のため、支那における鉄や軽金属等の重要国防資源の急速な開発が必要となっている。この緊急開発には巨額の資金と設備が必要で、技術的・経営的な困難も伴う。そこで北支那開発株式会社及び中支那振興株式会社の機能を拡充し、政府命令による業務範囲の拡大と損失補償制度を確立する。また両社の将来的な資金需要に対応するため、社債発行限度を払込株金額の5倍から10倍に拡張する。これにより企業の不安を除去し、事業完遂への専念を可能とする。
参照した発言:
第84回帝国議会 貴族院 本会議 第3号