市街地信用組合登記令
法令番号: 勅令第三百四十九號
公布年月日: 昭和18年3月31日
法令の形式: 勅令
朕市街地信用組合登記令ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月三十日
內閣總理大臣 東條英機
司法大臣 岩村通世
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第三百四十九號
市街地信用組合登記令
第一條 市街地信用組合ノ設立ノ登記ハ市街地信用組合法施行令第六條第一項ノ規定ニ依ル出資ノ第一囘ノ拂込アリタル日ヨリ二週間以內ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ爲スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ揭グルコトヲ要ス
一 目的
二 名稱
三 地區
四 事務所
五 出資ノ總口數及拂込ミタル出資ノ總額
六 出資一口ノ金額及其ノ拂込ノ方法
七 存立時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
八 組合長、理事及監事ノ氏名及住所
九 理事ノ代表權ニ制限ヲ加ヘタルトキハ其ノ制限
十 公吿ノ方法
市街地信用組合ハ設立ノ登記ヲ爲シタル後二週間以內ニ從タル事務所ノ所在地ニ於テ前項ニ揭グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
第二條 市街地信用組合ノ成立後從タル事務所ヲ設ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間以內ニ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記シ其ノ從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ前條第二項ニ揭グル事項ヲ登記シ他ノ從タル事務所ノ所在地ニ於テハ同期間內ニ其ノ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルコトヲ要ス
主タル事務所又ハ從タル事務所ノ所在地ヲ管轄スル登記所ノ管轄區域內ニ於テ新ニ從タル事務所ヲ設ケタルトキハ其ノ從タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルヲ以テ足ル
第三條 市街地信用組合ガ主タル事務所ヲ移轉シタルトキハ舊所在地ニ於テハ二週間以內ニ移轉ノ登記ヲ爲シ新所在地ニ於テハ三週間以內ニ第一條第二項ニ揭グル事項ヲ登記シ從タル事務所ヲ移轉シタルトキハ舊所在地ニ於テハ三週間以內ニ移轉ノ登記ヲ爲シ新所在地ニ於テハ四週間以內ニ同項ニ揭グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
同一ノ登記所ノ管轄區域內ニ於テ主タル事務所又ハ從タル事務所ヲ移轉シタルトキハ其ノ移轉ノ登記ヲ爲スヲ以テ足ル
第四條 第一條第二項ニ揭グル事項中ニ變更ヲ生ジタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ變更ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス但シ同項第五號ニ揭グル事項ニ付テハ每事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後一月以內ニ變更ノ登記ヲ爲スヲ以テ足ル
第五條 市街地信用組合法第十四條ノ代理人ヲ選任シタルトキハ二週間以內ニ之ヲ置キタル事務所ノ所在地ニ於テ代理人ノ氏名及住所竝ニ代理人ヲ置キタル事務所ヲ登記スルコトヲ要ス登記シタル事項ノ變更及代理人ノ代理權ノ消滅ニ付亦同ジ
第六條 市街地信用組合ガ解散シタルトキハ合併及破產ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ解散ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第七條 市街地信用組合ガ合併ヲ爲シタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ合併後存續スル組合ニ付テハ變更ノ登記、合併ニ因リテ消滅スル組合ニ付テハ解散ノ登記、合併ニ因リテ設立シタル組合ニ付テハ第一條第二項ニ揭グル事項ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第八條 市街地信用組合ハ淸算人就職ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ淸算人ノ氏名及住所ヲ登記スルコトヲ要ス
第四條本文ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第九條 市街地信用組合ノ淸算ガ結了シタルトキハ淸算結了ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、從タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以內ニ淸算結了ノ登記ヲ爲スコトヲ要ス
第十條 登記スベキ事項ニシテ行政官廳ノ認可ヲ要スルモノハ其ノ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第十一條 登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遲滯ナク之ヲ公吿スルコトヲ要ス
第十二條 市街地信用組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル區裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
各登記所ニ市街地信用組合登記簿ヲ備フ
第十三條 市街地信用組合ノ設立ノ登記ノ申請書ニハ定款、出資ノ總口數ヲ證スル書面、市街地信用組合法施行令第六條第一項ノ規定ニ依ル出資ノ第一囘ノ拂込アリタルコトヲ證スル書面及申請人ノ資格ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十四條 第一條第三項ノ規定ニ依ル登記ハ組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
第十五條 市街地信用組合ノ事務所ノ新設又ハ事務所ノ移轉其ノ他第一條第二項ニ揭グル事項ノ變更ノ登記ハ組合長又ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ事務所ノ新設又ハ登記事項ノ變更ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十六條 第五條ノ規定ニ依ル登記ハ組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前條第二項ノ規定ハ第五條ノ規定ニ依リ登記シタル事項ノ變更及市街地信用組合法第十四條ノ代理人ノ代理權ノ消滅ノ登記ニ之ヲ準用ス
第十七條 市街地信用組合ノ解散ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
市街地信用組合ガ大藏大臣ノ解散ノ處分ニ因リテ解散シタルトキハ解散ノ登記ハ大藏大臣ノ囑託ニ因リテ之ヲ爲ス
第十八條 第八條ノ規定ニ依ル登記ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
第八條第一項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ組合長ガ淸算人タラザル場合ニ於テハ申請人ノ資格ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第八條第二項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ登記事項ノ變更ヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十九條 市街地信用組合ノ淸算結了ノ登記ハ淸算人ノ申請ニ因リテ之ヲ爲ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ淸算人ガ市街地信用組合法施行令第二十三條ノ規定ニ依リ決算報吿書ノ承認ヲ得タルコトヲ證スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第二十條 非訟事件手續法第百四十一條乃至第百五十一條ノ六及第百五十四條乃至第百五十七條ノ規定ハ本令ニ依ル登記ニ之ヲ準用ス
附 則
第二十一條 本令ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二十二條 本令施行前市街地信用組合法第六十二條第一項ノ產業組合ニ付產業組合法ニ依リ產業組合登記簿ニ登記セラレタル事項ハ本令施行ノ日ニ於テ之ヲ本令ニ依リ市街地信用組合登記簿ニ登記セラレタルモノト看做ス
第二十三條 前條ノ產業組合登記簿ニ登記セラレタル事項ニ關シ本令施行後最初ニ登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ職權ヲ以テ其ノ登記簿ノ登記ヲ市街地信用組合登記簿ニ移スベシ
第二十四條 市街地信用組合法第六十三條第三項ノ設立ノ登記ノ申請書ニハ當該產業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ登記ヲ爲ス場合ヲ除クノ外當該產業組合ノ登記簿ノ謄本ヲモ添附スルコトヲ要ス
第二十五條 市街地信用組合法第六十三條第一項ノ產業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ前條ノ登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ職權ヲ以テ當該產業組合ノ登記用紙ニ其ノ事由ヲ記載シテ之ヲ閉鎖スベシ
前項ノ場合ヲ除クノ外前條ノ登記ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ當該產業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第二十六條 前條第一項又ハ第三項ノ手續ヲ爲シタルトキハ登記官吏ハ當該產業組合ノ從タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
前條第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
朕市街地信用組合登記令ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月三十日
内閣総理大臣 東条英機
司法大臣 岩村通世
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第三百四十九号
市街地信用組合登記令
第一条 市街地信用組合ノ設立ノ登記ハ市街地信用組合法施行令第六条第一項ノ規定ニ依ル出資ノ第一回ノ払込アリタル日ヨリ二週間以内ニ主タル事務所ノ所在地ニ於テ之ヲ為スコトヲ要ス
設立ノ登記ニハ左ノ事項ヲ掲グルコトヲ要ス
一 目的
二 名称
三 地区
四 事務所
五 出資ノ総口数及払込ミタル出資ノ総額
六 出資一口ノ金額及其ノ払込ノ方法
七 存立時期又ハ解散ノ事由ヲ定メタルトキハ其ノ時期又ハ事由
八 組合長、理事及監事ノ氏名及住所
九 理事ノ代表権ニ制限ヲ加ヘタルトキハ其ノ制限
十 公告ノ方法
市街地信用組合ハ設立ノ登記ヲ為シタル後二週間以内ニ従タル事務所ノ所在地ニ於テ前項ニ掲グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
第二条 市街地信用組合ノ成立後従タル事務所ヲ設ケタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間以内ニ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記シ其ノ従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ前条第二項ニ掲グル事項ヲ登記シ他ノ従タル事務所ノ所在地ニ於テハ同期間内ニ其ノ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルコトヲ要ス
主タル事務所又ハ従タル事務所ノ所在地ヲ管轄スル登記所ノ管轄区域内ニ於テ新ニ従タル事務所ヲ設ケタルトキハ其ノ従タル事務所ヲ設ケタルコトヲ登記スルヲ以テ足ル
第三条 市街地信用組合ガ主タル事務所ヲ移転シタルトキハ旧所在地ニ於テハ二週間以内ニ移転ノ登記ヲ為シ新所在地ニ於テハ三週間以内ニ第一条第二項ニ掲グル事項ヲ登記シ従タル事務所ヲ移転シタルトキハ旧所在地ニ於テハ三週間以内ニ移転ノ登記ヲ為シ新所在地ニ於テハ四週間以内ニ同項ニ掲グル事項ヲ登記スルコトヲ要ス
同一ノ登記所ノ管轄区域内ニ於テ主タル事務所又ハ従タル事務所ヲ移転シタルトキハ其ノ移転ノ登記ヲ為スヲ以テ足ル
第四条 第一条第二項ニ掲グル事項中ニ変更ヲ生ジタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ変更ノ登記ヲ為スコトヲ要ス但シ同項第五号ニ掲グル事項ニ付テハ毎事業年度末日ノ現在ニ依リ事業年度終了後一月以内ニ変更ノ登記ヲ為スヲ以テ足ル
第五条 市街地信用組合法第十四条ノ代理人ヲ選任シタルトキハ二週間以内ニ之ヲ置キタル事務所ノ所在地ニ於テ代理人ノ氏名及住所並ニ代理人ヲ置キタル事務所ヲ登記スルコトヲ要ス登記シタル事項ノ変更及代理人ノ代理権ノ消滅ニ付亦同ジ
第六条 市街地信用組合ガ解散シタルトキハ合併及破産ノ場合ヲ除クノ外主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ解散ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第七条 市街地信用組合ガ合併ヲ為シタルトキハ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ合併後存続スル組合ニ付テハ変更ノ登記、合併ニ因リテ消滅スル組合ニ付テハ解散ノ登記、合併ニ因リテ設立シタル組合ニ付テハ第一条第二項ニ掲グル事項ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第八条 市街地信用組合ハ清算人就職ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ清算人ノ氏名及住所ヲ登記スルコトヲ要ス
第四条本文ノ規定ハ前項ノ登記ニ之ヲ準用ス
第九条 市街地信用組合ノ清算ガ結了シタルトキハ清算結了ノ日ヨリ主タル事務所ノ所在地ニ於テハ二週間、従タル事務所ノ所在地ニ於テハ三週間以内ニ清算結了ノ登記ヲ為スコトヲ要ス
第十条 登記スベキ事項ニシテ行政官庁ノ認可ヲ要スルモノハ其ノ認可書ノ到達シタル時ヨリ登記ノ期間ヲ起算ス
第十一条 登記シタル事項ハ裁判所ニ於テ遅滞ナク之ヲ公告スルコトヲ要ス
第十二条 市街地信用組合ノ登記ニ付テハ其ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル区裁判所又ハ其ノ出張所ヲ以テ管轄登記所トス
各登記所ニ市街地信用組合登記簿ヲ備フ
第十三条 市街地信用組合ノ設立ノ登記ノ申請書ニハ定款、出資ノ総口数ヲ証スル書面、市街地信用組合法施行令第六条第一項ノ規定ニ依ル出資ノ第一回ノ払込アリタルコトヲ証スル書面及申請人ノ資格ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十四条 第一条第三項ノ規定ニ依ル登記ハ組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
第十五条 市街地信用組合ノ事務所ノ新設又ハ事務所ノ移転其ノ他第一条第二項ニ掲グル事項ノ変更ノ登記ハ組合長又ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ事務所ノ新設又ハ登記事項ノ変更ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十六条 第五条ノ規定ニ依ル登記ハ組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前条第二項ノ規定ハ第五条ノ規定ニ依リ登記シタル事項ノ変更及市街地信用組合法第十四条ノ代理人ノ代理権ノ消滅ノ登記ニ之ヲ準用ス
第十七条 市街地信用組合ノ解散ノ登記ハ第三項ニ規定スル場合ヲ除クノ外組合長ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ解散ノ事由ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
市街地信用組合ガ大蔵大臣ノ解散ノ処分ニ因リテ解散シタルトキハ解散ノ登記ハ大蔵大臣ノ嘱託ニ因リテ之ヲ為ス
第十八条 第八条ノ規定ニ依ル登記ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
第八条第一項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ組合長ガ清算人タラザル場合ニ於テハ申請人ノ資格ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第八条第二項ノ規定ニ依ル登記ノ申請書ニハ登記事項ノ変更ヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第十九条 市街地信用組合ノ清算結了ノ登記ハ清算人ノ申請ニ因リテ之ヲ為ス
前項ノ登記ノ申請書ニハ清算人ガ市街地信用組合法施行令第二十三条ノ規定ニ依リ決算報告書ノ承認ヲ得タルコトヲ証スル書面ヲ添附スルコトヲ要ス
第二十条 非訟事件手続法第百四十一条乃至第百五十一条ノ六及第百五十四条乃至第百五十七条ノ規定ハ本令ニ依ル登記ニ之ヲ準用ス
附 則
第二十一条 本令ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二十二条 本令施行前市街地信用組合法第六十二条第一項ノ産業組合ニ付産業組合法ニ依リ産業組合登記簿ニ登記セラレタル事項ハ本令施行ノ日ニ於テ之ヲ本令ニ依リ市街地信用組合登記簿ニ登記セラレタルモノト看做ス
第二十三条 前条ノ産業組合登記簿ニ登記セラレタル事項ニ関シ本令施行後最初ニ登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ職権ヲ以テ其ノ登記簿ノ登記ヲ市街地信用組合登記簿ニ移スベシ
第二十四条 市街地信用組合法第六十三条第三項ノ設立ノ登記ノ申請書ニハ当該産業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ登記ヲ為ス場合ヲ除クノ外当該産業組合ノ登記簿ノ謄本ヲモ添附スルコトヲ要ス
第二十五条 市街地信用組合法第六十三条第一項ノ産業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ於テ前条ノ登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ職権ヲ以テ当該産業組合ノ登記用紙ニ其ノ事由ヲ記載シテ之ヲ閉鎖スベシ
前項ノ場合ヲ除クノ外前条ノ登記ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ当該産業組合ノ主タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス
第二十六条 前条第一項又ハ第三項ノ手続ヲ為シタルトキハ登記官吏ハ当該産業組合ノ従タル事務所ノ所在地ノ登記所ニ其ノ旨ヲ通知スベシ
前条第一項ノ規定ハ前項ノ通知アリタル場合ニ之ヲ準用ス