日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(兵役法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百三十八號
公布年月日: 昭和18年3月30日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
兵役法施行令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕兵役法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月二十九日
內閣總理大臣兼陸軍大臣 東條英機
文部大臣 橋田邦彦
海軍大臣 嶋田繁太郞
勅令第二百三十八號
兵役法施行令中左ノ通改正ス
第十五條第一項中「乃至第九條」ヲ「、第六條、第八條及第九條」ニ改ム
第二十一條第二項中「聯隊區」ノ下ニ「又ハ兵事區」ヲ、「聯隊區司令官」ノ下ニ「又ハ陸軍兵事部長」ヲ加ヘ同項但書ヲ削ル
第二十二條第一項中「乃至第八條及同法」ヲ「、第八條及」ニ改ム
第四十五條第二項中「又ハ種類」ヲ「若ハ種類又ハ其ノ他ノ事情」ニ改ム
第百條第一號中「高等學校、」ヲ「高等學校高等科、」ニ改メ「中學校、」及「實業學校(國民學校初等科修了ヲ入學程度トスル修業年限五年又ハ之ト同等以上ノモノニ限ル)、」ヲ削ル
第百一條第一項ヲ左ノ如ク改ム
前條第一號ニ揭グル學校ニ在學スル者ニ付徵集ヲ延期シ得ベキ期間ハ左ノ區分ニ依ルモノトス
【表】
第百十條中「地方長官トアルハ樺太廳長官、」ヲ削ル
第百十一條ノ二第一項中「朝鮮、臺灣、關東州又ハ」ヲ「戶籍法ノ適用ヲ受クル者ニシテ朝鮮ニ在留スルモノ又ハ臺灣、關東州若ハ」ニ改ム
第百十一條ノ七第一項中「道ノ兵事ニ關スル事務ヲ分掌スル警視、」ヲ「道(府ノ區域ヲ除ク)ニ在リテハ道ノ兵事ニ關スル事務ヲ分掌スル警視、府ニ在リテハ府尹、」ニ、「澎湖廳長、郡守又ハ市長、」ヲ「州又ハ廳ノ兵事ニ關スル事務ヲ分掌スル警視、」ニ改メ同條第二項中「廳長、郡守、」ヲ削ル
第百十一條ノ十第一項中「朝鮮ニ在リテハ警察署長、」ヲ「朝鮮ニ在リテハ邑面長、」ニ、「又ハ郡守、」ヲ「、郡守又ハ警察署長、」ニ改メ同條第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
朝鮮ニ在リテハ警察署長ハ第百十一條ノ七ノ道ノ兵事ニ關スル事務ヲ分掌スル警視ノ命ヲ承ケ其ノ管轄區域內ニ在ル邑面長ノ徵兵事務ヲ統轄ス
同條第三項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
本章中市又ハ市長ニ關スル規定ハ朝鮮ニ在リテハ府又ハ府尹ニ之ヲ適用ス
同條第四項中「市長ニ關スル規定ハ」ノ下ニ「臺灣及」ヲ加フ
第百二十五條第二項及第百二十八條第一項中「兵科將校」ヲ「將校」ニ改ム
第百三十三條第一項中「之ヲ適用シ樺太ニ在リテハ樺太廳長官ニ」ヲ削ル
第百四十三條第一項中「、市長」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第百十一條ノ二第一項ノ改正規定、第百十一條ノ七及第百十一條ノ十ノ改正規定中朝鮮ニ於ケル徵集事務ニ關スル部分竝ニ附則第三項及第四項ノ規定ハ同年八月一日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十八年三月三十一日ニ於テ從前ノ第百條各號ニ揭グル學校ニ在學スル者ノ徵集ノ延期ハ陸軍大臣及文部大臣ノ定ムル所ニ依リ第百條及第百一條ノ改正規定ニ拘ラズ仍從前ノ例ニ依ル
當分ノ內兵役法第二十四條中十一月中トアルハ同法第五十三條ノ二第二號ニ揭グル者ニ付テハ十月一日ヨリ十一月三十日迄ノ間トス
當分ノ內兵役法第二十六條第二項ノ適用ニ付テハ戶籍法ノ適用ヲ受クル者ト同法第五十三條ノ二第二號ニ揭グル者トヲ區分シ各別ノ基準ヲ用フルコトヲ得
朕兵役法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月二十九日
内閣総理大臣兼陸軍大臣 東条英機
文部大臣 橋田邦彦
海軍大臣 嶋田繁太郎
勅令第二百三十八号
兵役法施行令中左ノ通改正ス
第十五条第一項中「乃至第九条」ヲ「、第六条、第八条及第九条」ニ改ム
第二十一条第二項中「連隊区」ノ下ニ「又ハ兵事区」ヲ、「連隊区司令官」ノ下ニ「又ハ陸軍兵事部長」ヲ加ヘ同項但書ヲ削ル
第二十二条第一項中「乃至第八条及同法」ヲ「、第八条及」ニ改ム
第四十五条第二項中「又ハ種類」ヲ「若ハ種類又ハ其ノ他ノ事情」ニ改ム
第百条第一号中「高等学校、」ヲ「高等学校高等科、」ニ改メ「中学校、」及「実業学校(国民学校初等科修了ヲ入学程度トスル修業年限五年又ハ之ト同等以上ノモノニ限ル)、」ヲ削ル
第百一条第一項ヲ左ノ如ク改ム
前条第一号ニ掲グル学校ニ在学スル者ニ付徴集ヲ延期シ得ベキ期間ハ左ノ区分ニ依ルモノトス
【表】
第百十条中「地方長官トアルハ樺太庁長官、」ヲ削ル
第百十一条ノ二第一項中「朝鮮、台湾、関東州又ハ」ヲ「戸籍法ノ適用ヲ受クル者ニシテ朝鮮ニ在留スルモノ又ハ台湾、関東州若ハ」ニ改ム
第百十一条ノ七第一項中「道ノ兵事ニ関スル事務ヲ分掌スル警視、」ヲ「道(府ノ区域ヲ除ク)ニ在リテハ道ノ兵事ニ関スル事務ヲ分掌スル警視、府ニ在リテハ府尹、」ニ、「澎湖庁長、郡守又ハ市長、」ヲ「州又ハ庁ノ兵事ニ関スル事務ヲ分掌スル警視、」ニ改メ同条第二項中「庁長、郡守、」ヲ削ル
第百十一条ノ十第一項中「朝鮮ニ在リテハ警察署長、」ヲ「朝鮮ニ在リテハ邑面長、」ニ、「又ハ郡守、」ヲ「、郡守又ハ警察署長、」ニ改メ同条第二項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
朝鮮ニ在リテハ警察署長ハ第百十一条ノ七ノ道ノ兵事ニ関スル事務ヲ分掌スル警視ノ命ヲ承ケ其ノ管轄区域内ニ在ル邑面長ノ徴兵事務ヲ統轄ス
同条第三項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
本章中市又ハ市長ニ関スル規定ハ朝鮮ニ在リテハ府又ハ府尹ニ之ヲ適用ス
同条第四項中「市長ニ関スル規定ハ」ノ下ニ「台湾及」ヲ加フ
第百二十五条第二項及第百二十八条第一項中「兵科将校」ヲ「将校」ニ改ム
第百三十三条第一項中「之ヲ適用シ樺太ニ在リテハ樺太庁長官ニ」ヲ削ル
第百四十三条第一項中「、市長」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第百十一条ノ二第一項ノ改正規定、第百十一条ノ七及第百十一条ノ十ノ改正規定中朝鮮ニ於ケル徴集事務ニ関スル部分並ニ附則第三項及第四項ノ規定ハ同年八月一日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十八年三月三十一日ニ於テ従前ノ第百条各号ニ掲グル学校ニ在学スル者ノ徴集ノ延期ハ陸軍大臣及文部大臣ノ定ムル所ニ依リ第百条及第百一条ノ改正規定ニ拘ラズ仍従前ノ例ニ依ル
当分ノ内兵役法第二十四条中十一月中トアルハ同法第五十三条ノ二第二号ニ掲グル者ニ付テハ十月一日ヨリ十一月三十日迄ノ間トス
当分ノ内兵役法第二十六条第二項ノ適用ニ付テハ戸籍法ノ適用ヲ受クル者ト同法第五十三条ノ二第二号ニ掲グル者トヲ区分シ各別ノ基準ヲ用フルコトヲ得
本文
詳細・沿革