官国幣社職員待遇官等等級令
法令番号: 勅令第百八十五號
公布年月日: 昭和18年3月26日
法令の形式: 勅令
朕官國幣社職員待遇官等等級令ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月二十五日
內閣總理大臣兼陸軍大臣 東條英機
海軍大臣 嶋田繁太郞
內務大臣 湯澤三千男
大東亞大臣 靑木一男
勅令第百八十五號
官國幣社職員待遇官等等級令
第一條 官國幣社職員ニシテ奏任官ノ待遇ヲ受クルモノノ官等ハ宮司ニ在リテハ高等官三等乃至七等、權宮司ニ在リテハ高等官四等乃至八等トス
第二條 權宮司ニシテ三年以上高等官四等又ハ高等官四等待遇以上ノ神官神職又ハ神社ニ關スル事務ヲ所掌トスル官ノ職ニ在リ功績顯著ナルモノハ持ニ之ヲ高等官三等ノ待遇ト爲スコトヲ得
第三條 奏任官ノ待遇ヲ受クル禰宜ノ待遇相當官等ハ高等官六等以下トス
第四條 高等官官等俸給令第二條及第五條第一項ノ規定ハ宮司及權宮司ノ任免及敍等ニ之ヲ準用ス但シ同令第二條中主務大臣トアルハ朝鮮ニ在リテハ朝鮮總督、臺灣ニ在リテハ臺灣總督トス
前項ノ規定ノ適用ニ付テハ高等官又ハ奏任官待遇以上ノ在職年數ハ之ヲ同官等待遇ヲ受クル官國幣社職員ノ在職年數ト看做ス
第五條 公式令第十四條第三項及第四項竝ニ第十五條第三項及第四項ノ規定ハ宮司及權宮司ノ官記及免官ノ辭令書ニ之ヲ準用ス
第六條 官國幣社職員ニシテ判任官ノ待遇ヲ受クルモノノ等級ハ別表ニ依ル但シ名譽職タルモノノ待遇相當等級ハ同種ノ有給職員ニ付定メラレタル等級ノ範圍內ニ於テ地方長官之ヲ定ム
第七條 官國幣社職員ニシテ勅任官、奏任官又ハ判任官ノ待遇ヲ受クルモノノ席次ハ同官等又ハ同等級內ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第八條 本令中地方長官ニ屬スル職權ハ別格官幣社靖國神社ノ職員ニ關シテハ陸軍大臣及海軍大臣之ヲ行フ
第九條 本令中地方長官ノ職權ハ朝鮮ニ在リテハ朝鮮總督、臺灣ニ在リテハ臺灣總督、樺太ニ在リテハ樺太廳長官、南洋群島ニ在リテハ南洋廳長官之ヲ行フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
(別表)
【表】
朕官国幣社職員待遇官等等級令ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月二十五日
内閣総理大臣兼陸軍大臣 東条英機
海軍大臣 嶋田繁太郎
内務大臣 湯沢三千男
大東亜大臣 青木一男
勅令第百八十五号
官国幣社職員待遇官等等級令
第一条 官国幣社職員ニシテ奏任官ノ待遇ヲ受クルモノノ官等ハ宮司ニ在リテハ高等官三等乃至七等、権宮司ニ在リテハ高等官四等乃至八等トス
第二条 権宮司ニシテ三年以上高等官四等又ハ高等官四等待遇以上ノ神官神職又ハ神社ニ関スル事務ヲ所掌トスル官ノ職ニ在リ功績顕著ナルモノハ持ニ之ヲ高等官三等ノ待遇ト為スコトヲ得
第三条 奏任官ノ待遇ヲ受クル祢宜ノ待遇相当官等ハ高等官六等以下トス
第四条 高等官官等俸給令第二条及第五条第一項ノ規定ハ宮司及権宮司ノ任免及叙等ニ之ヲ準用ス但シ同令第二条中主務大臣トアルハ朝鮮ニ在リテハ朝鮮総督、台湾ニ在リテハ台湾総督トス
前項ノ規定ノ適用ニ付テハ高等官又ハ奏任官待遇以上ノ在職年数ハ之ヲ同官等待遇ヲ受クル官国幣社職員ノ在職年数ト看做ス
第五条 公式令第十四条第三項及第四項並ニ第十五条第三項及第四項ノ規定ハ宮司及権宮司ノ官記及免官ノ辞令書ニ之ヲ準用ス
第六条 官国幣社職員ニシテ判任官ノ待遇ヲ受クルモノノ等級ハ別表ニ依ル但シ名誉職タルモノノ待遇相当等級ハ同種ノ有給職員ニ付定メラレタル等級ノ範囲内ニ於テ地方長官之ヲ定ム
第七条 官国幣社職員ニシテ勅任官、奏任官又ハ判任官ノ待遇ヲ受クルモノノ席次ハ同官等又ハ同等級内ニ於テハ文武官吏ノ次席トス
第八条 本令中地方長官ニ属スル職権ハ別格官幣社靖国神社ノ職員ニ関シテハ陸軍大臣及海軍大臣之ヲ行フ
第九条 本令中地方長官ノ職権ハ朝鮮ニ在リテハ朝鮮総督、台湾ニ在リテハ台湾総督、樺太ニ在リテハ樺太庁長官、南洋群島ニ在リテハ南洋庁長官之ヲ行フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
(別表)
【表】