(遊興飲食税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第九十六號
公布年月日: 昭和18年2月28日
法令の形式: 勅令
朕遊興飮食稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年二月二十八日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第九十六號
遊興飮食稅法施行規則中左ノ通改正ス
第一條中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ改ム
第一條ノ二 遊興飮食稅法第一條第三項ノ規定ニ依リ料理店ト看做サルル場所ハ藝妓置屋若ハ之ニ類スル場所又ハ仕出屋其ノ他飮食物ヲ調理シテ販賣スルコトヲ業ト爲ス場所トス
第二條第一項中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ改ム
第三條ノ二中「ニシテ其ノ婦女ノ數ガ常時三人以上ナルモノ」ヲ削ル
第四條第一號中「第二項ニ該當スル」ヲ「第二項又ハ第三項ニ規定スル飮食ヲ爲シタル」ニ改ム
第八條中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ、同條第五號中「前號」ヲ「第三號」ニ改ム
第九條第一項中「第一條ニ規定スル場所」ヲ「第一條第一項ニ規定スル場所」ニ、「一囘又ハ一泊ノ遊興飮食又ハ宿泊每ニ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ」ヲ「少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ但シ第一號乃至第六號ノ事項ハ一囘又ハ一泊ノ遊興飮食又ハ宿泊每ニ之ヲ記載スベシ」ニ、同項第五號中「第二項ノ場合ニ在リテハ」ヲ「第二項又ハ第三項ニ規定スル飮食ニ付テハ」ニ改メ同項ニ左ノ一號ヲ加フ
七 遊興飮食稅法第一條第一項ニ規定スル場所ノ經營者ニ販賣シタル飮食物ノ品名、數量、價格及販賣年月日竝ニ其ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名稱
同條第二項中「認ムルトキハ」ノ下ニ「遊興飮食稅法第一條第一項ニ規定スル場所ノ經營者ニ對シ其ノ買入レタル飮食物及飮食物ノ材料ノ品名、數量、價格、買入年月日及賣渡人ノ住所、氏名又ハ名稱竝ニ」ヲ加フ
第九條ノ二中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ改ム
第九條ノ三 稅務署長ハ必要アリト認ムルトキハ遊興飮食稅法第一條第一項ニ規定スル場所ノ經營者ニ對シ一人一囘ノ遊興飮食ノ料金又ハ一人一泊ノ宿泊ノ料金ニ對スル稅率及前條ニ規定スル料金領收書ノ書式ヲ客席ニ表示スベキコトヲ命ズルコトヲ得
第九條ノ四 稅務署長ハ遊興飮食稅法第一條第一項ニ規定スル場所ノ經營者ニ對シ其ノ業務ニ關スル帳簿書類ノ作成又ハ保存ニ付取締上必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十條ノ二ヲ削ル
第十一條ノ二 遊興飮食稅法第一條第一項ニ規定スル場所ノ經營者ハ同項ノ場所ノ經營者ニ販賣シタル每月分ノ飮食物ノ品名、數量及價格ヲ買受人每ニ區分シテ記載シタル申吿書ヲ翌月十日迄ニ所轄稅務署ニ提出スベシ
第十二條及第十四條乃至第十六條中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ改ム
第十七條第一項中「第一條」ヲ「第一條第一項」ニ、同條第二項中「百分ノ〇・三」ヲ「百分ノ〇・二」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十八年法律第二號施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十八年法律第二號附則第二條ノ規定ニ依リ政府ニ申吿セントスル者ハ改正後ノ遊興飮食稅法施行規則第八條ノ規定ニ準ジテ作成シタル申吿書ニ昭和十八年法律第二號施行前ヨリ引續キ遊興飮食稅法第一條ノ改正規定ニ依リ料理店ト看做サルル場所ノ經營ヲ爲スコトノ事實ヲ併セ記載シ之ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
本令施行前ニ爲シタル遊興飮食又ハ宿泊ニ對スル遊興飮食稅ニ關スル交付金ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
朕遊興飲食税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年二月二十八日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第九十六号
遊興飲食税法施行規則中左ノ通改正ス
第一条中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ改ム
第一条ノ二 遊興飲食税法第一条第三項ノ規定ニ依リ料理店ト看做サルル場所ハ芸妓置屋若ハ之ニ類スル場所又ハ仕出屋其ノ他飲食物ヲ調理シテ販売スルコトヲ業ト為ス場所トス
第二条第一項中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ改ム
第三条ノ二中「ニシテ其ノ婦女ノ数ガ常時三人以上ナルモノ」ヲ削ル
第四条第一号中「第二項ニ該当スル」ヲ「第二項又ハ第三項ニ規定スル飲食ヲ為シタル」ニ改ム
第八条中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ、同条第五号中「前号」ヲ「第三号」ニ改ム
第九条第一項中「第一条ニ規定スル場所」ヲ「第一条第一項ニ規定スル場所」ニ、「一回又ハ一泊ノ遊興飲食又ハ宿泊毎ニ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ」ヲ「少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ但シ第一号乃至第六号ノ事項ハ一回又ハ一泊ノ遊興飲食又ハ宿泊毎ニ之ヲ記載スベシ」ニ、同項第五号中「第二項ノ場合ニ在リテハ」ヲ「第二項又ハ第三項ニ規定スル飲食ニ付テハ」ニ改メ同項ニ左ノ一号ヲ加フ
七 遊興飲食税法第一条第一項ニ規定スル場所ノ経営者ニ販売シタル飲食物ノ品名、数量、価格及販売年月日並ニ其ノ買受人ノ住所及氏名又ハ名称
同条第二項中「認ムルトキハ」ノ下ニ「遊興飲食税法第一条第一項ニ規定スル場所ノ経営者ニ対シ其ノ買入レタル飲食物及飲食物ノ材料ノ品名、数量、価格、買入年月日及売渡人ノ住所、氏名又ハ名称並ニ」ヲ加フ
第九条ノ二中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ改ム
第九条ノ三 税務署長ハ必要アリト認ムルトキハ遊興飲食税法第一条第一項ニ規定スル場所ノ経営者ニ対シ一人一回ノ遊興飲食ノ料金又ハ一人一泊ノ宿泊ノ料金ニ対スル税率及前条ニ規定スル料金領収書ノ書式ヲ客席ニ表示スベキコトヲ命ズルコトヲ得
第九条ノ四 税務署長ハ遊興飲食税法第一条第一項ニ規定スル場所ノ経営者ニ対シ其ノ業務ニ関スル帳簿書類ノ作成又ハ保存ニ付取締上必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第十条ノ二ヲ削ル
第十一条ノ二 遊興飲食税法第一条第一項ニ規定スル場所ノ経営者ハ同項ノ場所ノ経営者ニ販売シタル毎月分ノ飲食物ノ品名、数量及価格ヲ買受人毎ニ区分シテ記載シタル申告書ヲ翌月十日迄ニ所轄税務署ニ提出スベシ
第十二条及第十四条乃至第十六条中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ改ム
第十七条第一項中「第一条」ヲ「第一条第一項」ニ、同条第二項中「百分ノ〇・三」ヲ「百分ノ〇・二」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十八年法律第二号施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
昭和十八年法律第二号附則第二条ノ規定ニ依リ政府ニ申告セントスル者ハ改正後ノ遊興飲食税法施行規則第八条ノ規定ニ準ジテ作成シタル申告書ニ昭和十八年法律第二号施行前ヨリ引続キ遊興飲食税法第一条ノ改正規定ニ依リ料理店ト看做サルル場所ノ経営ヲ為スコトノ事実ヲ併セ記載シ之ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
本令施行前ニ為シタル遊興飲食又ハ宿泊ニ対スル遊興飲食税ニ関スル交付金ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル