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(物品税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第九十五號
公布年月日: 昭和18年2月28日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
物品税法施行規則
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕物品稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年二月二十八日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第九十五號
物品稅法施行規則中左ノ通改正ス
第一條第三項中「一圓」ヲ「五十錢」ニ改ム
第二條
物品稅法第一條ニ揭グル第一種乙類ノ物品中左ニ揭グルモノニ付テハ同法第二條第二項ノ規定ニ依リ其ノ價格ノ百分ノ六十ノ稅率ニ依ル
一
書畵及骨董ニシテ一個又ハ一組ノ價格二百圓以上ノモノ
二
室內裝飾用品ニシテ一個又ハ一組ノ價格五十圓以上ノモノ
三
家具
イ
簞笥(幅及高サ九十五糎未滿ノモノニ限ル)、机及卓子類(高サ三十五糎未滿ノモノニ限ル)、棚類(茶簞笥及飾棚ニ限ル)、衣裳盆、衣裳籃、脇息、鏡類、鏡臺類、椅子、火鉢、屛風、衝立、(和風衝立ニ限ル)、几帳竝ニ衣桁ニシテ一個又ハ一組ノ價格八十圓以上ノモノ
ロ
其ノ他ノモノ(表面積二平方米以上ノ机若ハ卓子類又ハ臺類及幅又ハ高サ二米以上ノ棚類ヲ除ク)ニシテ一個又ハ一組ノ價格百五十圓以上ノモノ
四
織物、メリヤス、レース、フェルト及同製品竝ニ組物
イ
洋服及國民服(一組ノモノニ限ル)、外套竝ニトンビニシテ一個又ハ一組ノ價格百十圓以上ノモノ
ロ
其ノ他ノモノ(蚊帳、日除、登山用ノテント、グランドシーツ、旗及幟類ヲ除ク)ニシテ一個又ハ一組ノ價格六十圓以上ノモノ
五
鐵瓶竝ニ茶道、香道及華道用具ニシテ一個又ハ一組ノ價格五十圓以上ノモノ
第二十三條中「第三號」ヲ「第二號」ニ改ム
第二十四條第一項中「第二種ノ物品又ハ飴、葡萄糖若ハ麥芽糖」ヲ「第二種又ハ第三種ノ物品」ニ改ム
第二十六條第二號但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ燐寸、酒類又ハ酢ノ製造以外ノ用ニ供スル酒類粕竝ニ食料品ノ製造ノ用ニ供スル調味料、ココア、嗜好飮料、バター、同代用物、クリーム、同代用物、飴、葡萄糖、麥芽糖、サッカリン及蜂蜜ヲ除ク
同條第四號中「中等學校」ノ下ニ「、靑年學校」ヲ加ヘ「及擴聲器」ヲ「、擴聲器、幻燈機及實物投影機」ニ改ム
同條第五號中「毛皮製品、」ノ下ニ「羽毛、」ヲ、「行李、」ノ下ニ「スキー、アイロン、」ヲ、「寫眞機、」ノ下ニ「寫眞引伸機、」ヲ、「寫眞機部分品、」ノ下ニ「現像燒付用器具、」ヲ、「寫眞用感光紙、」ノ下ニ「樂器、」ヲ、「彈丸、」ノ下ニ「ネオン管、」ヲ加ヘ「及電池竝ニ水筒」ヲ「、同電池、水筒、ミシン、ミシン用針、バター、同代用物、靴塗料類、調味料、罐罎壺其ノ他類似ノ容器ニ入レタル食料品、滋養强壯劑及口中劑竝ニ其ノ他ノ第一種又ハ第二種ノ物品ニシテ兵器、同部分品及附屬品又ハ艦艇裝備品トシテ陸海軍ノ購入ニ係ルモノ」ニ改ム
同條ニ左ノ三號ヲ加フ
七
非常用ニ供スルモノ但シ行政官廳ノ指示又ハ命令ニ依リ製造場ヨリ移出スル罐詰ニ限ル
八
敎科用圖書ニシテ文部省ニ於テ著作權ヲ有シ又ハ檢定ヲ爲シタルモノノ用ニ供スル紙
九
其ノ他大藏大臣ノ指定スルモノ
第二十八條第一項中「第三號」ヲ「第二號」ニ改ム
第三十二條中「二圓五十錢」ヲ「五圓」ニ、「三圓」ヲ「五圓五十錢」ニ改ム
第三十九條ノ二
物品稅法第二十五條ノ二第一項ノ規定ニ依リ稅務署長ハ第一種ノ物品ノ小賣業者又ハ第二種若ハ第三種ノ物品ノ製造者ノ組織スル團體ニ對シ徵稅上必要ナル施設ヲ爲シ又ハ徵收事務ノ補助ヲ爲スベキコトヲ命ズルコトヲ得
前項ノ團體ニ對シテハ大藏大臣ノ定ムル所ニ依リ交付金ヲ交付ス
第三十九條ノ三
前條ノ團體同條第一項ノ命令ニ違反シタルトキハ交付金ノ全部又ハ一部ヲ交付セザルコトヲ得
別表ヲ左ノ如ク改ム
(別表)
【表】
附 則
本令ハ昭和十八年法律第一號施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ昭和十八年三月三十一日以前ノ輸出ニ係ル菓子、糖果又ハ果實蜜及之ニ類スルモノノ交付金ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
昭和十八年法律第一號附則第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申吿セントスル者ハ物品稅法施行規則第三條又ハ第四條ノ規定ニ準ジテ作成シタル申吿書ニ昭和十八年法律第一號施行前ヨリ引續キ物品稅法第一條ノ改正規定ニ依リ物品稅ヲ課スルコトト爲リタル第一種ノ物品ノ小賣業ヲ營ミ又ハ同第二種ノ物品若ハ蜂蜜ヲ製造スルコトノ事實ヲ併セ記載シ之ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
昭和十八年法律第一號附則第三項ノ規定ニ依リ課スベキ物品稅ハ其ノ稅額百圓以下ナルトキハ昭和十八年四月三十日限、稅額百圓ヲ超ユルトキハ左ノ區分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徵收ス
稅額百圓ヲ超ユルトキ 昭和十八年四月及五月
稅額千圓ヲ超ユルトキ 同年四月乃至六月
稅額二千圓ヲ超ユルトキ 同年四月乃至七月
稅額五千圓ヲ超ユルトキ 同年四月乃至八月
昭和十八年法律第一號附則第三項第一號ニ揭グル物品ニシテ大藏大臣ノ指定スル法令ニ依リ販賣ヲ禁止セラレ又ハ販賣ニ當リ行政官廳ノ許可ヲ要スルモノニ付テハ同第四項ノ規定ニ依リ當該物品ノ貯藏ノ場所ヨリ移出シタルトキ其ノ物品稅ヲ徵收スルコトヲ得
前項ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ昭和十八年法律第一號附則第五項ノ規定ニ依ル申吿ト同時ニ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
前項ノ承認ヲ受ケタル物品ノ所持者當該物品ヲ貯藏ノ場所ヨリ移出セントスルトキハ其ノ品名每ニ數量及價格ヲ記載シタル申吿書ヲ所轄稅務署ニ提出スベシ
昭和十八年法律第一號附則第五項ノ規定ニ依ル申吿ハ第二種又ハ第三種ノ物品ノ所在地所轄稅務署ニ之ヲ爲スベシ
朕物品税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年二月二十八日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第九十五号
物品税法施行規則中左ノ通改正ス
第一条第三項中「一円」ヲ「五十銭」ニ改ム
第二条
物品税法第一条ニ掲グル第一種乙類ノ物品中左ニ掲グルモノニ付テハ同法第二条第二項ノ規定ニ依リ其ノ価格ノ百分ノ六十ノ税率ニ依ル
一
書画及骨董ニシテ一個又ハ一組ノ価格二百円以上ノモノ
二
室内装飾用品ニシテ一個又ハ一組ノ価格五十円以上ノモノ
三
家具
イ
簞笥(幅及高サ九十五糎未満ノモノニ限ル)、机及卓子類(高サ三十五糎未満ノモノニ限ル)、棚類(茶簞笥及飾棚ニ限ル)、衣裳盆、衣裳籃、脇息、鏡類、鏡台類、椅子、火鉢、屏風、衝立、(和風衝立ニ限ル)、几帳並ニ衣桁ニシテ一個又ハ一組ノ価格八十円以上ノモノ
ロ
其ノ他ノモノ(表面積二平方米以上ノ机若ハ卓子類又ハ台類及幅又ハ高サ二米以上ノ棚類ヲ除ク)ニシテ一個又ハ一組ノ価格百五十円以上ノモノ
四
織物、メリヤス、レース、フェルト及同製品並ニ組物
イ
洋服及国民服(一組ノモノニ限ル)、外套並ニトンビニシテ一個又ハ一組ノ価格百十円以上ノモノ
ロ
其ノ他ノモノ(蚊帳、日除、登山用ノテント、グランドシーツ、旗及幟類ヲ除ク)ニシテ一個又ハ一組ノ価格六十円以上ノモノ
五
鉄瓶並ニ茶道、香道及華道用具ニシテ一個又ハ一組ノ価格五十円以上ノモノ
第二十三条中「第三号」ヲ「第二号」ニ改ム
第二十四条第一項中「第二種ノ物品又ハ飴、葡萄糖若ハ麦芽糖」ヲ「第二種又ハ第三種ノ物品」ニ改ム
第二十六条第二号但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ燐寸、酒類又ハ酢ノ製造以外ノ用ニ供スル酒類粕並ニ食料品ノ製造ノ用ニ供スル調味料、ココア、嗜好飲料、バター、同代用物、クリーム、同代用物、飴、葡萄糖、麦芽糖、サッカリン及蜂蜜ヲ除ク
同条第四号中「中等学校」ノ下ニ「、青年学校」ヲ加ヘ「及拡声器」ヲ「、拡声器、幻灯機及実物投影機」ニ改ム
同条第五号中「毛皮製品、」ノ下ニ「羽毛、」ヲ、「行李、」ノ下ニ「スキー、アイロン、」ヲ、「写真機、」ノ下ニ「写真引伸機、」ヲ、「写真機部分品、」ノ下ニ「現像焼付用器具、」ヲ、「写真用感光紙、」ノ下ニ「楽器、」ヲ、「弾丸、」ノ下ニ「ネオン管、」ヲ加ヘ「及電池並ニ水筒」ヲ「、同電池、水筒、ミシン、ミシン用針、バター、同代用物、靴塗料類、調味料、缶罎壺其ノ他類似ノ容器ニ入レタル食料品、滋養強壮剤及口中剤並ニ其ノ他ノ第一種又ハ第二種ノ物品ニシテ兵器、同部分品及附属品又ハ艦艇装備品トシテ陸海軍ノ購入ニ係ルモノ」ニ改ム
同条ニ左ノ三号ヲ加フ
七
非常用ニ供スルモノ但シ行政官庁ノ指示又ハ命令ニ依リ製造場ヨリ移出スル缶詰ニ限ル
八
教科用図書ニシテ文部省ニ於テ著作権ヲ有シ又ハ検定ヲ為シタルモノノ用ニ供スル紙
九
其ノ他大蔵大臣ノ指定スルモノ
第二十八条第一項中「第三号」ヲ「第二号」ニ改ム
第三十二条中「二円五十銭」ヲ「五円」ニ、「三円」ヲ「五円五十銭」ニ改ム
第三十九条ノ二
物品税法第二十五条ノ二第一項ノ規定ニ依リ税務署長ハ第一種ノ物品ノ小売業者又ハ第二種若ハ第三種ノ物品ノ製造者ノ組織スル団体ニ対シ徴税上必要ナル施設ヲ為シ又ハ徴収事務ノ補助ヲ為スベキコトヲ命ズルコトヲ得
前項ノ団体ニ対シテハ大蔵大臣ノ定ムル所ニ依リ交付金ヲ交付ス
第三十九条ノ三
前条ノ団体同条第一項ノ命令ニ違反シタルトキハ交付金ノ全部又ハ一部ヲ交付セザルコトヲ得
別表ヲ左ノ如ク改ム
(別表)
【表】
附 則
本令ハ昭和十八年法律第一号施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ昭和十八年三月三十一日以前ノ輸出ニ係ル菓子、糖果又ハ果実蜜及之ニ類スルモノノ交付金ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
昭和十八年法律第一号附則第二項ノ規定ニ依リ政府ニ申告セントスル者ハ物品税法施行規則第三条又ハ第四条ノ規定ニ準ジテ作成シタル申告書ニ昭和十八年法律第一号施行前ヨリ引続キ物品税法第一条ノ改正規定ニ依リ物品税ヲ課スルコトト為リタル第一種ノ物品ノ小売業ヲ営ミ又ハ同第二種ノ物品若ハ蜂蜜ヲ製造スルコトノ事実ヲ併セ記載シ之ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
昭和十八年法律第一号附則第三項ノ規定ニ依リ課スベキ物品税ハ其ノ税額百円以下ナルトキハ昭和十八年四月三十日限、税額百円ヲ超ユルトキハ左ノ区分ニ依リ各月ニ等分シ其ノ月末日限之ヲ徴収ス
税額百円ヲ超ユルトキ 昭和十八年四月及五月
税額千円ヲ超ユルトキ 同年四月乃至六月
税額二千円ヲ超ユルトキ 同年四月乃至七月
税額五千円ヲ超ユルトキ 同年四月乃至八月
昭和十八年法律第一号附則第三項第一号ニ掲グル物品ニシテ大蔵大臣ノ指定スル法令ニ依リ販売ヲ禁止セラレ又ハ販売ニ当リ行政官庁ノ許可ヲ要スルモノニ付テハ同第四項ノ規定ニ依リ当該物品ノ貯蔵ノ場所ヨリ移出シタルトキ其ノ物品税ヲ徴収スルコトヲ得
前項ノ規定ノ適用ヲ受ケントスル者ハ昭和十八年法律第一号附則第五項ノ規定ニ依ル申告ト同時ニ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請シ承認ヲ受クベシ
前項ノ承認ヲ受ケタル物品ノ所持者当該物品ヲ貯蔵ノ場所ヨリ移出セントスルトキハ其ノ品名毎ニ数量及価格ヲ記載シタル申告書ヲ所轄税務署ニ提出スベシ
昭和十八年法律第一号附則第五項ノ規定ニ依ル申告ハ第二種又ハ第三種ノ物品ノ所在地所轄税務署ニ之ヲ為スベシ
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