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(国民貯蓄組合法中改正法律)
法令番号: 法律第三十七號
公布年月日: 昭和18年3月9日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
国民貯蓄組合法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル國民貯蓄組合法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月八日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
內務大臣 湯澤三千男
法律第三十七號
國民貯蓄組合法中左ノ通改正ス
第一條第一號ヲ左ノ如ク改ム
一
市町村(町村制ヲ施行セザル地ニ在リテハ之ニ凖ズベキモノ)ノ區域又ハ其ノ區域ノ一部ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノニ居住スル者
第二條第一項第九號ヲ第十號トシ第八號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
九
外國又ハ外國法人ノ發行スル公債又ハ社債(以下外國有價證券ト稱ス)ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノノ買入
第二條ノ二
國民貯蓄組合ハ前條第一項ノ貯蓄ノ外命令ノ定ムル所ニ依リ第一條第二號ニ揭グル者ノ勤務先又ハ之ニ凖ズベキモノヘノ預ケ金(以下勤務先預ケ金ト稱ス)ノ斡旋ヲ爲スコトヲ得
命令ヲ以テ定ムル勤務先預ケ金ノ受入ヲ爲スハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外國民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ルベシ
主務大臣必要アリト認ムルトキハ前二項ノ規定ニ依リ勤務先預ケ金ノ受入ヲ爲ス者ニ對シ其ノ受入ノ方法又ハ受入レタル資金ノ運用ニ關シ必要ナル指示ヲ爲スコトヲ得
第四條第一項中「其ノ他ノ預金」ノ上ニ「、勤務先預ケ金」ヲ加ヘ「命令ノ定ムル所ニ依リ甲種ノ配當利子所得ニ對スル分類所得稅ヲ免除ス」ヲ「所得稅ヲ課セズ」ニ、「又ハ社債」ヲ「、社債又ハ外國有價證券」ニ改メ「郵便官署ニ」ヲ削ル
同條第三項中「又ハ社債」ヲ「、社債又ハ外國有價證券」ニ改ム
第六條中「命ズルコトヲ得」ヲ「命ジ又ハ國民貯蓄組合ニ加入スベキコトヲ命ズルコトヲ得」ニ改ム
第七條中「國民貯蓄組合ノ代表者」ノ下ニ「又ハ國民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ル預金ノ受入ヲ爲ス者其ノ他國民貯蓄組合ノ關係者ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノ」ヲ、「組合ノ代表者ノ改任」ノ上ニ「組合規約ノ變更、」ヲ加フ
第九條第一項中「第一號又ハ第三號」ヲ削ル
第十一條
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ三百圓以下ノ過料ニ處ス
一
本法若ハ本法ニ基キテ發スル命令又ハ之ニ基キテ爲ス處分ニ違反シタル國民貯蓄組合ノ代表者又ハ國民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ル預金ノ受入ヲ爲ス者其ノ他國民貯蓄組合ノ關係者ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノ
二
第二條ノ二第二項ノ規定ニ違反シテ勤務先預ケ金ノ受入ヲ爲シタル者
附 則
本法ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本法施行ノ際現ニ國民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ラズシテ命令ヲ以テ定ムル勤務先預ケ金ノ受入ヲ爲ス者ハ本法施行ノ日ヨリ六月ヲ限リ第二條ノ二第二項ノ改正規定ニ拘ラズ其ノ受入ヲ爲スコトヲ得
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル国民貯蓄組合法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十八年三月八日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
内務大臣 湯沢三千男
法律第三十七号
国民貯蓄組合法中左ノ通改正ス
第一条第一号ヲ左ノ如ク改ム
一
市町村(町村制ヲ施行セザル地ニ在リテハ之ニ準ズベキモノ)ノ区域又ハ其ノ区域ノ一部ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノニ居住スル者
第二条第一項第九号ヲ第十号トシ第八号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
九
外国又ハ外国法人ノ発行スル公債又ハ社債(以下外国有価証券ト称ス)ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノノ買入
第二条ノ二
国民貯蓄組合ハ前条第一項ノ貯蓄ノ外命令ノ定ムル所ニ依リ第一条第二号ニ掲グル者ノ勤務先又ハ之ニ準ズベキモノヘノ預ケ金(以下勤務先預ケ金ト称ス)ノ斡旋ヲ為スコトヲ得
命令ヲ以テ定ムル勤務先預ケ金ノ受入ヲ為スハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外国民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ルベシ
主務大臣必要アリト認ムルトキハ前二項ノ規定ニ依リ勤務先預ケ金ノ受入ヲ為ス者ニ対シ其ノ受入ノ方法又ハ受入レタル資金ノ運用ニ関シ必要ナル指示ヲ為スコトヲ得
第四条第一項中「其ノ他ノ預金」ノ上ニ「、勤務先預ケ金」ヲ加ヘ「命令ノ定ムル所ニ依リ甲種ノ配当利子所得ニ対スル分類所得税ヲ免除ス」ヲ「所得税ヲ課セズ」ニ、「又ハ社債」ヲ「、社債又ハ外国有価証券」ニ改メ「郵便官署ニ」ヲ削ル
同条第三項中「又ハ社債」ヲ「、社債又ハ外国有価証券」ニ改ム
第六条中「命ズルコトヲ得」ヲ「命ジ又ハ国民貯蓄組合ニ加入スベキコトヲ命ズルコトヲ得」ニ改ム
第七条中「国民貯蓄組合ノ代表者」ノ下ニ「又ハ国民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ル預金ノ受入ヲ為ス者其ノ他国民貯蓄組合ノ関係者ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノ」ヲ、「組合ノ代表者ノ改任」ノ上ニ「組合規約ノ変更、」ヲ加フ
第九条第一項中「第一号又ハ第三号」ヲ削ル
第十一条
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ三百円以下ノ過料ニ処ス
一
本法若ハ本法ニ基キテ発スル命令又ハ之ニ基キテ為ス処分ニ違反シタル国民貯蓄組合ノ代表者又ハ国民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ル預金ノ受入ヲ為ス者其ノ他国民貯蓄組合ノ関係者ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノ
二
第二条ノ二第二項ノ規定ニ違反シテ勤務先預ケ金ノ受入ヲ為シタル者
附 則
本法ハ昭和十八年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本法施行ノ際現ニ国民貯蓄組合ノ斡旋ニ依ラズシテ命令ヲ以テ定ムル勤務先預ケ金ノ受入ヲ為ス者ハ本法施行ノ日ヨリ六月ヲ限リ第二条ノ二第二項ノ改正規定ニ拘ラズ其ノ受入ヲ為スコトヲ得
本文
詳細・沿革