(関東州金融組合令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第五百六十二號
公布年月日: 昭和17年6月6日
法令の形式: 勅令
朕關東州金融組合令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年六月五日
內閣總理大臣 東條英機
勅令第五百六十二號
關東州金融組合令中左ノ通改正ス
第五條第一項第二號ヲ左ノ如ク改ム
二 組合員ヨリ預リ金ヲ爲シ又ハ期限ヲ定メテ一定金額ノ給付ヲ爲スコトヲ約シ定期ニ若ハ一定期間內ニ於テ數囘ニ金錢ヲ受入ルルコト
第六條 金融組合ハ大使ノ認可ヲ受ケ組合ニ非ザル者ヨリ預リ金ヲ爲シ又ハ期限ヲ定メテ一定金額ノ給付ヲ爲スコトヲ約シ定期ニ若ハ一定期間內ニ於テ數囘ニ金錢ヲ受入ルルコトヲ得
第十五條ノ二 大使ハ必要ト認ムルトキハ金融組合ノ區域又ハ事務所所在地ノ變更ヲ命ズルコトヲ得
第十九條第一項第四號中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十一條第二項中「理事、」ノ下ニ「副理事、」ヲ、「組合ノ理事」ノ下ニ「及副理事」ヲ加ヘ同條第三項中「及理事」ヲ「、理事及副理事」ニ、同條第四項中「第二項但書」ヲ「第三項但書」ニ改メ同條第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
金融組合ニハ前項ノ外必要アル場合ニ於テハ大使ノ認可ヲ受ケ副理事一人又ハ數人ヲ置クコトヲ得
第三十二條中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十三條中「及總會ニ於テ選任スル理事」ヲ「竝ニ總會ニ於テ選任スル理事及副理事」ニ改ム
第三十四條中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十五條第三項中「組合長ハ」ノ下ニ「定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外」ヲ加ヘ同條ニ左ノ二項ヲ加フ
理事ハ總會及評議員會ニ出席シ意見ヲ述ブルコトヲ得
副理事ハ組合長及理事ヲ輔佐シ定款ノ定ムル所ニ依リ理事ヲ代理ス
第三十六條及第三十八條中「又ハ理事」ヲ「、理事又ハ副理事」ニ改ム
第三十九條中「及理事」ヲ「、理事及副理事」ニ改ム
第四十一條第四項中「組合長」ノ下ニ「又ハ理事」ヲ加フ
第四十四條第一項ヲ左ノ如ク改ム
組合長及理事事故アルトキ又ハ缺員ノ場合ハ總會ノ招集ハ監事之ヲ行フ
第六十二條ノ三 金融組合ハ第六條ノ規定ニ依リ受入レタル金額ノ三分ノ一以上ノ金額ヲ左ノ方法ニ依リ管理スベシ
一 金融組合聯合會若ハ朝鮮銀行ヘノ預ケ金又ハ郵便貯金ト爲スコト
二 國債證券又ハ地方債證券ヲ金融組合聯合會又ハ朝鮮銀行ヘノ保護預ケト爲スコト
前項ノ受入金額ハ每年二月及八月ノ各末日現在ニ依リ之ヲ定ム
第六條ノ規定ニ依ル預金者及給付金ノ債權者ハ其ノ預ケ金及給付金ニ關シテハ第一項ノ規定ニ依リテ管理シタル預ケ金、國債證券及地方債證券ニ付他ノ債權者ニ先チ辨濟ヲ受クルノ權利ヲ有ス
前項ノ規定ハ民法上ノ一般ノ先取特權ノ行使ヲ妨グルコトナシ
第六十四條中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第七十六條第一項中「總會」ノ下ニ「若ハ評議員會」ヲ加ヘ「理事若ハ監事」ヲ「理事、副理事、監事若ハ評議員」ニ改ム
第百三條ニ左ノ一號ヲ加フ
五 前各號ノ外大使ノ認可ヲ受ケタル業務ヲ爲スコト
第百五條ノ二 金融組合聯合會ハ定款ノ定ムル所ニ依リ大使ノ認可ヲ受ケ其ノ經費ノ一部ヲ所屬組合ニ分賦スルコトヲ得
第百六條第一項中「理事一人」ヲ「理事三人以內」ニ改ム
第百七條第一項中「其ノ業務ヲ執行ス」ヲ「其ノ業務ヲ總理ス」ニ改メ同條第二項中「理事長ハ」ノ下ニ「定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外」ヲ加ヘ同條第三項ヲ左ノ如ク改ム
理事ハ定款ノ定ムル所ニ依リ理事長ヲ輔佐シ金融組合聯合會ノ業務ヲ分掌シ理事長事故アルトキハ之ヲ代理シ理事長缺員ノ場合ハ其ノ職務ヲ行フ
第百十一條中「第三十四條、」ノ下ニ「第三十六條、」ヲ加ヘ同條但書中「第三十八條、第三十九條、第四十四條、」及「第六十四條、」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十七年六月十五日ヨリ之ヲ施行ス
朕関東州金融組合令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年六月五日
内閣総理大臣 東条英機
勅令第五百六十二号
関東州金融組合令中左ノ通改正ス
第五条第一項第二号ヲ左ノ如ク改ム
二 組合員ヨリ預リ金ヲ為シ又ハ期限ヲ定メテ一定金額ノ給付ヲ為スコトヲ約シ定期ニ若ハ一定期間内ニ於テ数回ニ金銭ヲ受入ルルコト
第六条 金融組合ハ大使ノ認可ヲ受ケ組合ニ非ザル者ヨリ預リ金ヲ為シ又ハ期限ヲ定メテ一定金額ノ給付ヲ為スコトヲ約シ定期ニ若ハ一定期間内ニ於テ数回ニ金銭ヲ受入ルルコトヲ得
第十五条ノ二 大使ハ必要ト認ムルトキハ金融組合ノ区域又ハ事務所所在地ノ変更ヲ命ズルコトヲ得
第十九条第一項第四号中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十一条第二項中「理事、」ノ下ニ「副理事、」ヲ、「組合ノ理事」ノ下ニ「及副理事」ヲ加ヘ同条第三項中「及理事」ヲ「、理事及副理事」ニ、同条第四項中「第二項但書」ヲ「第三項但書」ニ改メ同条第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
金融組合ニハ前項ノ外必要アル場合ニ於テハ大使ノ認可ヲ受ケ副理事一人又ハ数人ヲ置クコトヲ得
第三十二条中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十三条中「及総会ニ於テ選任スル理事」ヲ「並ニ総会ニ於テ選任スル理事及副理事」ニ改ム
第三十四条中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第三十五条第三項中「組合長ハ」ノ下ニ「定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外」ヲ加ヘ同条ニ左ノ二項ヲ加フ
理事ハ総会及評議員会ニ出席シ意見ヲ述ブルコトヲ得
副理事ハ組合長及理事ヲ輔佐シ定款ノ定ムル所ニ依リ理事ヲ代理ス
第三十六条及第三十八条中「又ハ理事」ヲ「、理事又ハ副理事」ニ改ム
第三十九条中「及理事」ヲ「、理事及副理事」ニ改ム
第四十一条第四項中「組合長」ノ下ニ「又ハ理事」ヲ加フ
第四十四条第一項ヲ左ノ如ク改ム
組合長及理事事故アルトキ又ハ欠員ノ場合ハ総会ノ招集ハ監事之ヲ行フ
第六十二条ノ三 金融組合ハ第六条ノ規定ニ依リ受入レタル金額ノ三分ノ一以上ノ金額ヲ左ノ方法ニ依リ管理スベシ
一 金融組合連合会若ハ朝鮮銀行ヘノ預ケ金又ハ郵便貯金ト為スコト
二 国債証券又ハ地方債証券ヲ金融組合連合会又ハ朝鮮銀行ヘノ保護預ケト為スコト
前項ノ受入金額ハ毎年二月及八月ノ各末日現在ニ依リ之ヲ定ム
第六条ノ規定ニ依ル預金者及給付金ノ債権者ハ其ノ預ケ金及給付金ニ関シテハ第一項ノ規定ニ依リテ管理シタル預ケ金、国債証券及地方債証券ニ付他ノ債権者ニ先チ弁済ヲ受クルノ権利ヲ有ス
前項ノ規定ハ民法上ノ一般ノ先取特権ノ行使ヲ妨グルコトナシ
第六十四条中「理事」ノ下ニ「、副理事」ヲ加フ
第七十六条第一項中「総会」ノ下ニ「若ハ評議員会」ヲ加ヘ「理事若ハ監事」ヲ「理事、副理事、監事若ハ評議員」ニ改ム
第百三条ニ左ノ一号ヲ加フ
五 前各号ノ外大使ノ認可ヲ受ケタル業務ヲ為スコト
第百五条ノ二 金融組合連合会ハ定款ノ定ムル所ニ依リ大使ノ認可ヲ受ケ其ノ経費ノ一部ヲ所属組合ニ分賦スルコトヲ得
第百六条第一項中「理事一人」ヲ「理事三人以内」ニ改ム
第百七条第一項中「其ノ業務ヲ執行ス」ヲ「其ノ業務ヲ総理ス」ニ改メ同条第二項中「理事長ハ」ノ下ニ「定款ニ別段ノ定アル場合ヲ除クノ外」ヲ加ヘ同条第三項ヲ左ノ如ク改ム
理事ハ定款ノ定ムル所ニ依リ理事長ヲ輔佐シ金融組合連合会ノ業務ヲ分掌シ理事長事故アルトキハ之ヲ代理シ理事長欠員ノ場合ハ其ノ職務ヲ行フ
第百十一条中「第三十四条、」ノ下ニ「第三十六条、」ヲ加ヘ同条但書中「第三十八条、第三十九条、第四十四条、」及「第六十四条、」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十七年六月十五日ヨリ之ヲ施行ス