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(健康保険法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百九十一號
公布年月日: 昭和17年3月30日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
健康保険法施行令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕健康保險法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年三月二十八日
內閣總理大臣 東條英機
厚生大臣 小泉親彥
勅令第二百九十一號
健康保險法施行令中左ノ通改正ス
第八條ノ二ヲ削ル
第九條中「三十日」ヲ「一月」ニ、「六十日」ヲ「二月」ニ改ム
第七十九條ノ二中「療養ノ給付」ノ下ニ「又ハ傷病手當金ノ支給」ヲ加フ
第七十九條ノ三、第八十四條及第八十八條中「百八十日」ヲ「六月」ニ改ム
第八十七條ノ三第三項ノ次ニ左ノ三項ヲ加フ
世帶員ガ保險者ノ指定シタル醫師、齒科醫師又ハ藥劑師ニ就キ療養ヲ受ケタル場合ニ於テハ保險者ハ其ノ世帶員ガ當該醫師、齒科醫師又ハ藥劑師ニ對シ支拂フベキ療養ニ要シタル費用ニ付補給金トシテ被保險者ニ對シ支給スベキ額ノ限度ニ於テ被保險者ニ代リ當該醫師、齒科醫師又ハ藥劑師ニ對シ之ヲ支拂フコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ醫師、齒科醫師又ハ藥劑師ニ對シ費用ヲ支拂ヒタル場合ニ於テハ其ノ限度ニ於テ被保險者ニ對シ補給金ヲ支給シタルモノト看做ス
世帶員ガ保險者ノ指定シタル醫師、齒科醫師又ハ藥劑師以外ノ者ニ就キ療養ヲ受ケタル場合ニ於ケル補給金ノ支給方法ハ厚生大臣之ヲ定ム
第八十九條第二項中「療養費、埋葬料及分娩費」ヲ「療養費、埋葬料、分娩費及補給金」ニ改ム
第九十四條
保險料額ハ各月ニ付各被保險者ノ標準報酬月額ニ保險料率ヲ乘ジテ得タル額トス但シ被保險者ノ資格ヲ取得シタル日ガ十六日以後ナル場合又ハ被保險者ノ資格ヲ喪失シタル日ガ二日以後十六日以前ナル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保險料額ハ之ヲ半額トス
被保險者ノ資格ヲ取得シタル月ニ於テ其ノ資格ヲ喪失シタル場合ニ於テハ前項ノ規定ニ拘ラズ其ノ間ニ於ケル保險料額ハ被保險者タリシ日數ガ十六日以上ナルトキハ其ノ月分ノ保險料額ノ全額、十五日以內ナルトキハ其ノ半額トス
第九十四條ノ二
健康保險法第二十條ノ規定ニ依ル被保險者ニ關スル保險料ハ其ノ被保險者ト爲リタル日ガ十七日以後ナルトキハ其ノ翌月ヨリ、十六日以前ナルトキハ其ノ月ヨリ之ヲ算定ス
前項ノ場合ニ於テ每月ノ保險料ノ算定方法ハ前條ノ例ニ依ル但シ前項後段ノ場合ニ於テ被保險者ト爲リタル日ガ二日以後十六日以前ナルトキハ其ノ月分ノ保險料額ハ保險料月額ノ半額トス
第九十七條ノ二
被保險者ガ健康保險法第六十二條第一項各號ノ一ニ該當スル場合ニ於テ其ノ日ガ其ノ屬スル月ノ全日數ニ亘ル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保險料額ノ全額ヲ、其ノ屬スル月ノ全日數ニ亘ラザルモ十五日以上ナル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保險料額ノ半額ヲ徵收セズ
附 則
本令ハ昭和十七年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕健康保険法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年三月二十八日
内閣総理大臣 東条英機
厚生大臣 小泉親彦
勅令第二百九十一号
健康保険法施行令中左ノ通改正ス
第八条ノ二ヲ削ル
第九条中「三十日」ヲ「一月」ニ、「六十日」ヲ「二月」ニ改ム
第七十九条ノ二中「療養ノ給付」ノ下ニ「又ハ傷病手当金ノ支給」ヲ加フ
第七十九条ノ三、第八十四条及第八十八条中「百八十日」ヲ「六月」ニ改ム
第八十七条ノ三第三項ノ次ニ左ノ三項ヲ加フ
世帯員ガ保険者ノ指定シタル医師、歯科医師又ハ薬剤師ニ就キ療養ヲ受ケタル場合ニ於テハ保険者ハ其ノ世帯員ガ当該医師、歯科医師又ハ薬剤師ニ対シ支払フベキ療養ニ要シタル費用ニ付補給金トシテ被保険者ニ対シ支給スベキ額ノ限度ニ於テ被保険者ニ代リ当該医師、歯科医師又ハ薬剤師ニ対シ之ヲ支払フコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ医師、歯科医師又ハ薬剤師ニ対シ費用ヲ支払ヒタル場合ニ於テハ其ノ限度ニ於テ被保険者ニ対シ補給金ヲ支給シタルモノト看做ス
世帯員ガ保険者ノ指定シタル医師、歯科医師又ハ薬剤師以外ノ者ニ就キ療養ヲ受ケタル場合ニ於ケル補給金ノ支給方法ハ厚生大臣之ヲ定ム
第八十九条第二項中「療養費、埋葬料及分娩費」ヲ「療養費、埋葬料、分娩費及補給金」ニ改ム
第九十四条
保険料額ハ各月ニ付各被保険者ノ標準報酬月額ニ保険料率ヲ乗ジテ得タル額トス但シ被保険者ノ資格ヲ取得シタル日ガ十六日以後ナル場合又ハ被保険者ノ資格ヲ喪失シタル日ガ二日以後十六日以前ナル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保険料額ハ之ヲ半額トス
被保険者ノ資格ヲ取得シタル月ニ於テ其ノ資格ヲ喪失シタル場合ニ於テハ前項ノ規定ニ拘ラズ其ノ間ニ於ケル保険料額ハ被保険者タリシ日数ガ十六日以上ナルトキハ其ノ月分ノ保険料額ノ全額、十五日以内ナルトキハ其ノ半額トス
第九十四条ノ二
健康保険法第二十条ノ規定ニ依ル被保険者ニ関スル保険料ハ其ノ被保険者ト為リタル日ガ十七日以後ナルトキハ其ノ翌月ヨリ、十六日以前ナルトキハ其ノ月ヨリ之ヲ算定ス
前項ノ場合ニ於テ毎月ノ保険料ノ算定方法ハ前条ノ例ニ依ル但シ前項後段ノ場合ニ於テ被保険者ト為リタル日ガ二日以後十六日以前ナルトキハ其ノ月分ノ保険料額ハ保険料月額ノ半額トス
第九十七条ノ二
被保険者ガ健康保険法第六十二条第一項各号ノ一ニ該当スル場合ニ於テ其ノ日ガ其ノ属スル月ノ全日数ニ亘ル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保険料額ノ全額ヲ、其ノ属スル月ノ全日数ニ亘ラザルモ十五日以上ナル場合ニ於テハ其ノ月分ノ保険料額ノ半額ヲ徴収セズ
附 則
本令ハ昭和十七年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
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