(所得税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百九十九號
公布年月日: 昭和17年3月23日
法令の形式: 勅令
朕所得稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年三月二十日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第百九十九號
所得稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二條第二項第一號中「滿俺鑛」ノ下ニ「、重石鑛、モリブデン鑛」ヲ加フ
第七條中「三千圓」ヲ「五千圓」ニ改ム
第十二條ノ二 株式ノ淸算取引ニ付實物ノ引渡ニ依リ決濟ヲ爲シタル場合ニ於テ賣約定金額ガ當該株式ノ引渡ノ時ニ於ケル價額ヨリ小ナルトキハ其ノ價額ト賣約定金額トノ差額ハ之ヲ損失トシ收入金額ヨリ差引キテ計算ス
株式ノ淸算取引ニ付實物ノ引受ニ依リ決濟ヲ爲シタル場合ニ於テ買約定金額ガ當該株式ノ引受ノ時ニ於ケル價額ヨリ大ナルトキハ買約定金額ト其ノ價額トノ差額ハ之ヲ損失トシ收入金額ヨリ差引キテ計算ス
第十三條中「六十圓」ヲ「五十圓」ニ、「三十圓」ヲ「二十五圓」ニ、「二十圓」ヲ「十七圓」ニ、「十四圓」ヲ「十二圓」ニ、「七百二十圓」ヲ「六百圓」ニ改ム
第十五條中「七百二十圓」ヲ「六百圓」ニ改ム
第十八條中「七百二十圓」ヲ「六百圓」ニ、「七・二分ノ五」ヲ「三分ノ二」ニ改ム
第二十一條中「百分ノ十」ヲ「百分ノ十五」ニ、「百分ノ五」ヲ「百分ノ十」ニ改ム
第二十二條中「百分ノ十」ヲ「百分ノ十五」ニ、「百分ノ五」ヲ「百分ノ十」ニ、「及自動車運送事業組合」ヲ「、自動車運送事業組合、貸家組合、貸室組合及森林組合」ニ改ム
第二十四條中「一圓」ヲ「二圓(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三圓)」ニ、「五十錢」ヲ「一圓(同一圓五十錢)」ニ、「三十四錢」ヲ「六十七錢(同一圓)」ニ、「二十四錢」ヲ「四十七錢(同七十錢)」ニ、「十二圓」ヲ「二十四圓(同三十六圓)」ニ改ム
第二十六條第二項中「十二圓」ヲ「二十四圓(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三十六圓)」ニ改ム
第二十六條ノ二 二以上ノ支拂者ヨリ甲種ノ勤勞所得ニ屬スル給與ヲ受クル場合ニ於テ其ノ中一ノ支拂者ヨリ受クル給與ニ對スル分類所得稅額ヨリ所得稅法第二十四條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲シタル扶養家族ニ付テハ其ノ他ノ支拂者ヨリ受クル給與ニ對スル分類所得稅額ヨリハ同項ノ規定ニ依ル控除ヲ爲サズ
第二十八條中「十二圓」ヲ「二十四圓(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三十六圓)」ニ改ム
第三十一條中表ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第三十二條第一項中「四十八錢」ヲ「八十錢」ニ、「九十六錢」ヲ「一圓六十錢」ニ、「二圓四十錢」ヲ「四圓」ニ、「四圓八十錢」ヲ「八圓」ニ、「七圓二十錢」ヲ「十二圓」ニ、「九圓六十錢」ヲ「十六圓」ニ、「同百八十圓ヲ超ユルトキハ十二圓」ヲ「同百八十圓ヲ超エ二百二十圓以下ナルトキハ二十圓」ニ改メ同項ニ左ノ一號ヲ加フ
八 同二百二十圓ヲ超ユルトキハ二十四圓
第三十五條 削除
第三十六條第一項中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ淸算取引所得」ニ改ム
第三十七條第二項第二號中「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ續柄」ヲ加フ
第三十九條第二號中「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ續柄」ヲ加フ
同條第三號中「同居ノ戶主」ノ上ニ「自己又ハ」ヲ、「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ續柄」ヲ加フ
第四十六條中「第二十一條第四項」ヲ「第二十一條第五項」ニ改ム
第六十條及第六十一條中「稅務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第六十二條中「稅務監督局」ヲ「財務局」ニ改ム
第六十三條、第六十五條及第六十八條中「稅務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第七十條中「稅務監督局」ヲ「財務局」ニ改ム
第七十三條及第七十八條乃至第八十條中「稅務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第八十二條中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ淸算取引所得」ニ改ム
第九十二條第一項中「登錄國債」ヲ「登錄シタル公債社債」ニ改ム
第九十九條中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ淸算取引所得」ニ改ム
第百四條ノ二 法人稅法施行規則第十七條ノ規定ハ所得稅法第八十六條第一項ニ規定スル出資關係アル法人ニ付之ヲ準用ス
第百十二條 削除
附 則
第一條 本令ハ昭和十七年法律第四十七號施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第二條 不動產所得、乙種ノ配當利子所得、事業所得、乙種ノ勤勞所得、山林ノ所得及乙種ノ退職所得ニ付テハ昭和十七年分分類所得稅ヨリ、淸算取引所得ニ付テハ昭和十八年分分類所得稅ヨリ、個人ノ總所得ニ付テハ昭和十七年分綜合所得稅ヨリ本令ヲ適用ス
第三條 所得稅法第十二條第一項第九號、第十四條、第十七條乃至第二十條又ハ第三十二條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者ハ所得ノ種類及金額、所得ノ基本タル資產又ハ事業ノ所在地、所得ノ發生スル場所竝ニ所得算出ノ基礎ヲ詳記シ所轄稅務署ニ申吿スベシ
第四條 前條ニ規定スル者所得稅法第二十五條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十七條ニ規定スル事項ヲ記載シ前條ノ申吿ト同時ニ所轄稅務署ニ申請スベシ
所得稅法第二十五條ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十七條ニ規定スル事項ヲ記載シ所轄稅務署ニ申請スベシ
第五條 所得稅法第十七條乃至第二十條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者ノ所得稅法施行規則第二十條第一項ノ規定ニ依ル申請書ハ附則第三條ノ申吿ト同時ニ所轄稅務署ニ之ヲ提出スベシ
第六條 所得稅法第十六條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者又ハ同法第二十四條ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同條第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得稅法施行規則第三十九條ニ規定スル事項ヲ記載シ支拂者ヲ異ニスル每ニ昭和十七年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ申請スベシ
第七條 所得稅法第十四條、第十七條乃至第二十條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十六條ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得稅法施行規則第四十條各號ニ揭グル事項ヲ記載シ附則第三條ノ申吿ト同時ニ所轄稅務署ニ申請スベシ
第八條 所得稅法施行規則第四十一條ノ規定ニ依ル申請ヲ爲シタル者ニシテ前年中ニ二百圓ヲ超ユル保險料ヲ拂込ミタルモノ二百圓ヲ超ユル金額ニ付所得稅法第二十六條ノ二ノ改正規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得稅法施行規則第四十條各號ニ揭グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月十五日迄ニ所轄稅務署ニ申請スベシ
第九條 所得稅法第十六條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十六條ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得稅法施行規則第四十條各號ニ揭グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ申請スベシ
第十條 所得稅法施行規則第四十條ノ規定ニ依ル申請ヲ爲シタル者ニシテ前年中ニ二百圓ヲ超ユル保險料ヲ拂込ミタルモノ二百圓ヲ超ユル金額ニ付所得稅法第二十六條ノ二ノ改正規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得稅法施行規則第四十條各號ニ揭グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月一日以後最初ノ給與ノ支拂ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給與ノ支拂者ヲ經由シ所轄稅務署ニ申請スベシ
第十一條 第二條ノ改正規定ニ依リ新ニ所得稅ノ免除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同條ノ規定ニ依ル免除ヲ受ケントスルトキハ昭和十七年四月十五日迄ニ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請スベシ
所得稅法第十七條乃至第十九條ノ改正規定ニ依リ新ニ納稅義務ヲ有スルニ至リタル者同法第五條ノ規定ニ依リ所得稅ノ免除ヲ受ケントスルトキハ附則第三條ノ申吿ト同時ニ其ノ旨ヲ所轄稅務署ニ申請スベシ
所得稅法施行規則第四十三條第二項ノ規定ハ前二項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第十二條 昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得稅法施行規則第十五條ノ規定中六百圓トアルハ六百三十圓トス
昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得稅法施行規則第十八條ノ規定中控除シタル金額トアルハ控除シタル金額ノ七・二分ノ六ニ相當スル金額トス
昭和十八年ニ限リ改正後ノ所得稅法施行規則第十八條ノ規定中控除シタル金額トアルハ控除シタル金額ノ六・三分ノ六ニ相當スル金額トス
昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得稅法施行規則第二十六條ノ規定中二十四圓トアルハ二十一圓、三十六圓トアルハ三十圓トス
朕所得税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年三月二十日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第百九十九号
所得税法施行規則中左ノ通改正ス
第二条第二項第一号中「満俺鉱」ノ下ニ「、重石鉱、モリブデン鉱」ヲ加フ
第七条中「三千円」ヲ「五千円」ニ改ム
第十二条ノ二 株式ノ清算取引ニ付実物ノ引渡ニ依リ決済ヲ為シタル場合ニ於テ売約定金額ガ当該株式ノ引渡ノ時ニ於ケル価額ヨリ小ナルトキハ其ノ価額ト売約定金額トノ差額ハ之ヲ損失トシ収入金額ヨリ差引キテ計算ス
株式ノ清算取引ニ付実物ノ引受ニ依リ決済ヲ為シタル場合ニ於テ買約定金額ガ当該株式ノ引受ノ時ニ於ケル価額ヨリ大ナルトキハ買約定金額ト其ノ価額トノ差額ハ之ヲ損失トシ収入金額ヨリ差引キテ計算ス
第十三条中「六十円」ヲ「五十円」ニ、「三十円」ヲ「二十五円」ニ、「二十円」ヲ「十七円」ニ、「十四円」ヲ「十二円」ニ、「七百二十円」ヲ「六百円」ニ改ム
第十五条中「七百二十円」ヲ「六百円」ニ改ム
第十八条中「七百二十円」ヲ「六百円」ニ、「七・二分ノ五」ヲ「三分ノ二」ニ改ム
第二十一条中「百分ノ十」ヲ「百分ノ十五」ニ、「百分ノ五」ヲ「百分ノ十」ニ改ム
第二十二条中「百分ノ十」ヲ「百分ノ十五」ニ、「百分ノ五」ヲ「百分ノ十」ニ、「及自動車運送事業組合」ヲ「、自動車運送事業組合、貸家組合、貸室組合及森林組合」ニ改ム
第二十四条中「一円」ヲ「二円(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三円)」ニ、「五十銭」ヲ「一円(同一円五十銭)」ニ、「三十四銭」ヲ「六十七銭(同一円)」ニ、「二十四銭」ヲ「四十七銭(同七十銭)」ニ、「十二円」ヲ「二十四円(同三十六円)」ニ改ム
第二十六条第二項中「十二円」ヲ「二十四円(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三十六円)」ニ改ム
第二十六条ノ二 二以上ノ支払者ヨリ甲種ノ勤労所得ニ属スル給与ヲ受クル場合ニ於テ其ノ中一ノ支払者ヨリ受クル給与ニ対スル分類所得税額ヨリ所得税法第二十四条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ為シタル扶養家族ニ付テハ其ノ他ノ支払者ヨリ受クル給与ニ対スル分類所得税額ヨリハ同項ノ規定ニ依ル控除ヲ為サズ
第二十八条中「十二円」ヲ「二十四円(扶養家族中子五人以上ナルトキハ三十六円)」ニ改ム
第三十一条中表ヲ左ノ如ク改ム
【表】
第三十二条第一項中「四十八銭」ヲ「八十銭」ニ、「九十六銭」ヲ「一円六十銭」ニ、「二円四十銭」ヲ「四円」ニ、「四円八十銭」ヲ「八円」ニ、「七円二十銭」ヲ「十二円」ニ、「九円六十銭」ヲ「十六円」ニ、「同百八十円ヲ超ユルトキハ十二円」ヲ「同百八十円ヲ超エ二百二十円以下ナルトキハ二十円」ニ改メ同項ニ左ノ一号ヲ加フ
八 同二百二十円ヲ超ユルトキハ二十四円
第三十五条 削除
第三十六条第一項中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ清算取引所得」ニ改ム
第三十七条第二項第二号中「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ続柄」ヲ加フ
第三十九条第二号中「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ続柄」ヲ加フ
同条第三号中「同居ノ戸主」ノ上ニ「自己又ハ」ヲ、「氏名」ノ下ニ「及申請者トノ続柄」ヲ加フ
第四十六条中「第二十一条第四項」ヲ「第二十一条第五項」ニ改ム
第六十条及第六十一条中「税務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第六十二条中「税務監督局」ヲ「財務局」ニ改ム
第六十三条、第六十五条及第六十八条中「税務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第七十条中「税務監督局」ヲ「財務局」ニ改ム
第七十三条及第七十八条乃至第八十条中「税務監督局長」ヲ「財務局長」ニ改ム
第八十二条中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ清算取引所得」ニ改ム
第九十二条第一項中「登録国債」ヲ「登録シタル公債社債」ニ改ム
第九十九条中「若ハ乙種ノ退職所得」ヲ「、乙種ノ退職所得若ハ清算取引所得」ニ改ム
第百四条ノ二 法人税法施行規則第十七条ノ規定ハ所得税法第八十六条第一項ニ規定スル出資関係アル法人ニ付之ヲ準用ス
第百十二条 削除
附 則
第一条 本令ハ昭和十七年法律第四十七号施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第二条 不動産所得、乙種ノ配当利子所得、事業所得、乙種ノ勤労所得、山林ノ所得及乙種ノ退職所得ニ付テハ昭和十七年分分類所得税ヨリ、清算取引所得ニ付テハ昭和十八年分分類所得税ヨリ、個人ノ総所得ニ付テハ昭和十七年分綜合所得税ヨリ本令ヲ適用ス
第三条 所得税法第十二条第一項第九号、第十四条、第十七条乃至第二十条又ハ第三十二条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者ハ所得ノ種類及金額、所得ノ基本タル資産又ハ事業ノ所在地、所得ノ発生スル場所並ニ所得算出ノ基礎ヲ詳記シ所轄税務署ニ申告スベシ
第四条 前条ニ規定スル者所得税法第二十五条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十七条ニ規定スル事項ヲ記載シ前条ノ申告ト同時ニ所轄税務署ニ申請スベシ
所得税法第二十五条ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十七条ニ規定スル事項ヲ記載シ所轄税務署ニ申請スベシ
第五条 所得税法第十七条乃至第二十条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者ノ所得税法施行規則第二十条第一項ノ規定ニ依ル申請書ハ附則第三条ノ申告ト同時ニ所轄税務署ニ之ヲ提出スベシ
第六条 所得税法第十六条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者又ハ同法第二十四条ノ改正規定ニ依リ新ニ扶養家族ニ付同条第一項ノ規定ニ依ル控除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同項ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ改正後ノ所得税法施行規則第三十九条ニ規定スル事項ヲ記載シ支払者ヲ異ニスル毎ニ昭和十七年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ申請スベシ
第七条 所得税法第十四条、第十七条乃至第二十条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十六条ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得税法施行規則第四十条各号ニ掲グル事項ヲ記載シ附則第三条ノ申告ト同時ニ所轄税務署ニ申請スベシ
第八条 所得税法施行規則第四十一条ノ規定ニ依ル申請ヲ為シタル者ニシテ前年中ニ二百円ヲ超ユル保険料ヲ払込ミタルモノ二百円ヲ超ユル金額ニ付所得税法第二十六条ノ二ノ改正規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得税法施行規則第四十条各号ニ掲グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月十五日迄ニ所轄税務署ニ申請スベシ
第九条 所得税法第十六条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者同法第二十六条ノ二ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得税法施行規則第四十条各号ニ掲グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ申請スベシ
第十条 所得税法施行規則第四十条ノ規定ニ依ル申請ヲ為シタル者ニシテ前年中ニ二百円ヲ超ユル保険料ヲ払込ミタルモノ二百円ヲ超ユル金額ニ付所得税法第二十六条ノ二ノ改正規定ニ依ル控除ヲ受ケントスルトキハ所得税法施行規則第四十条各号ニ掲グル事項ヲ記載シ昭和十七年四月一日以後最初ノ給与ノ支払ヲ受クル日ノ前日迄ニ之ヲ其ノ給与ノ支払者ヲ経由シ所轄税務署ニ申請スベシ
第十一条 第二条ノ改正規定ニ依リ新ニ所得税ノ免除ヲ受クルコトヲ得ルニ至リタル者同条ノ規定ニ依ル免除ヲ受ケントスルトキハ昭和十七年四月十五日迄ニ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請スベシ
所得税法第十七条乃至第十九条ノ改正規定ニ依リ新ニ納税義務ヲ有スルニ至リタル者同法第五条ノ規定ニ依リ所得税ノ免除ヲ受ケントスルトキハ附則第三条ノ申告ト同時ニ其ノ旨ヲ所轄税務署ニ申請スベシ
所得税法施行規則第四十三条第二項ノ規定ハ前二項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第十二条 昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得税法施行規則第十五条ノ規定中六百円トアルハ六百三十円トス
昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得税法施行規則第十八条ノ規定中控除シタル金額トアルハ控除シタル金額ノ七・二分ノ六ニ相当スル金額トス
昭和十八年ニ限リ改正後ノ所得税法施行規則第十八条ノ規定中控除シタル金額トアルハ控除シタル金額ノ六・三分ノ六ニ相当スル金額トス
昭和十七年ニ限リ改正後ノ所得税法施行規則第二十六条ノ規定中二十四円トアルハ二十一円、三十六円トアルハ三十円トス