日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(港湾運送業等統制令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第九十九號
公布年月日: 昭和17年2月21日
法令の形式: 勅令
被改正法
リンク
改正:
港湾運送業等統制令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕港灣運送業等統制令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年二月二十日
內閣總理大臣 東條英機
拓務大臣 井野碩哉
遞信大臣 寺島健
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第九十九號
港灣運送業等統制令中左ノ通改正ス
第一條中「讓渡其ノ他ノ處分」ノ下ニ「、出資」ヲ加フ
第五條第一項中「若ハ貸借」ヲ「、貸借若ハ出資」ニ、同條第二項中「前項前段」ヲ「第一項前段及前項」ニ改メ同條第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ規定ニ依リ事業設備ノ出資ヲ命ズル場合ニ於テハ遞信大臣ハ出資ノ相手方タル港灣運送業ヲ營ム會社ニ對シ必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第五條ノ二
港灣運送業ヲ營ム會社ガ前條第一項ノ規定ニ依ル命令ニ基キ事業設備ノ出資ヲ爲シタルトキハ其ノ出資ニ對シ與ヘラレタル株式ノ價額ニ關シ出資ヲ爲シタル營業年度ニ於ケル法人稅法ニ依ル所得、營業稅法ニ依ル純益及臨時利得稅法ニ依ル利益ノ計算ニ付國家總動員法第十八條ノ三ノ規定ニ依リ命令ヲ以テ特例ヲ設クルコトヲ得
第五條ノ三
第四條第一項又ハ第五條第一項ノ規定ニ依ル命令ニ基キ左ノ事項ニ付登記ヲ受クル場合ニ於テハ國家總動員法第十八條ノ三ノ規定ニ依リ其ノ登錄稅ノ額ハ左ノ額トス但シ登錄稅法ニ依リ算出シタル登錄稅ノ額ガ左ノ額ヨリ少キトキハ其ノ額ニ依ル
一
合併ニ因ル會社ノ設立
金錢出資ニ依ル拂込株金額及金錢ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ價格ノ千分ノ五ト金錢以外ノ財產ノ出資ニ依ル拂込株金額及金錢以外ノ財產ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ價格ノ千分ノ一トノ合計額
二
合併ニ因ル會社資本ノ增加
金錢出資ニ依ル增資拂込株金額及金錢ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ價格ノ千分ノ五ト金錢以外ノ財產ノ出資ニ依ル增資拂込株金額及金錢以外ノ財產ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ價格ノ千分ノ一トノ合計額
三
事業ノ讓受又ハ事業設備ノ讓受若ハ出資ノ場合ニ於ケル不動產又ハ船舶ニ關スル權利ノ取得
不動產又ハ船舶ノ價格ノ千分ノ三
第七條第一項中「事業ヲ讓渡シ又ハ廢止セントスルトキハ」ヲ「事業ノ讓渡若ハ廢止又ハ事業設備ノ讓渡若ハ貸渡ヲ爲サントスルトキハ」ニ改ム
第八條中「第四條、第五條」ヲ「第四條乃至第五條ノ三」ニ改ム
第四十五條第三項中「第四條第三項(第五條第二項及第八條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)」ノ下ニ「、第五條ノ二(第八條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)」ヲ加ヘ「第五條第二項」ヲ「第五條第三項」ニ改メ同條ニ左ノ一項ヲ加フ
第五條ノ三(第八條ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ノ規定ハ朝鮮ニ在リテハ之ヲ適用セズ
附 則
本令ハ昭和十七年二月二十五日ヨリ之ヲ施行ス但シ朝鮮、臺灣及樺太ニ在リテハ昭和十七年三月二十日ヨリ之ヲ施行ス
朕港湾運送業等統制令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十七年二月二十日
内閣総理大臣 東条英機
拓務大臣 井野碩哉
逓信大臣 寺島健
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第九十九号
港湾運送業等統制令中左ノ通改正ス
第一条中「譲渡其ノ他ノ処分」ノ下ニ「、出資」ヲ加フ
第五条第一項中「若ハ貸借」ヲ「、貸借若ハ出資」ニ、同条第二項中「前項前段」ヲ「第一項前段及前項」ニ改メ同条第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ規定ニ依リ事業設備ノ出資ヲ命ズル場合ニ於テハ逓信大臣ハ出資ノ相手方タル港湾運送業ヲ営ム会社ニ対シ必要ナル事項ヲ命ズルコトヲ得
第五条ノ二
港湾運送業ヲ営ム会社ガ前条第一項ノ規定ニ依ル命令ニ基キ事業設備ノ出資ヲ為シタルトキハ其ノ出資ニ対シ与ヘラレタル株式ノ価額ニ関シ出資ヲ為シタル営業年度ニ於ケル法人税法ニ依ル所得、営業税法ニ依ル純益及臨時利得税法ニ依ル利益ノ計算ニ付国家総動員法第十八条ノ三ノ規定ニ依リ命令ヲ以テ特例ヲ設クルコトヲ得
第五条ノ三
第四条第一項又ハ第五条第一項ノ規定ニ依ル命令ニ基キ左ノ事項ニ付登記ヲ受クル場合ニ於テハ国家総動員法第十八条ノ三ノ規定ニ依リ其ノ登録税ノ額ハ左ノ額トス但シ登録税法ニ依リ算出シタル登録税ノ額ガ左ノ額ヨリ少キトキハ其ノ額ニ依ル
一
合併ニ因ル会社ノ設立
金銭出資ニ依ル払込株金額及金銭ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ価格ノ千分ノ五ト金銭以外ノ財産ノ出資ニ依ル払込株金額及金銭以外ノ財産ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ価格ノ千分ノ一トノ合計額
二
合併ニ因ル会社資本ノ増加
金銭出資ニ依ル増資払込株金額及金銭ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ価格ノ千分ノ五ト金銭以外ノ財産ノ出資ニ依ル増資払込株金額及金銭以外ノ財産ヲ目的トスル株金以外ノ出資ノ価格ノ千分ノ一トノ合計額
三
事業ノ譲受又ハ事業設備ノ譲受若ハ出資ノ場合ニ於ケル不動産又ハ船舶ニ関スル権利ノ取得
不動産又ハ船舶ノ価格ノ千分ノ三
第七条第一項中「事業ヲ譲渡シ又ハ廃止セントスルトキハ」ヲ「事業ノ譲渡若ハ廃止又ハ事業設備ノ譲渡若ハ貸渡ヲ為サントスルトキハ」ニ改ム
第八条中「第四条、第五条」ヲ「第四条乃至第五条ノ三」ニ改ム
第四十五条第三項中「第四条第三項(第五条第二項及第八条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)」ノ下ニ「、第五条ノ二(第八条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)」ヲ加ヘ「第五条第二項」ヲ「第五条第三項」ニ改メ同条ニ左ノ一項ヲ加フ
第五条ノ三(第八条ニ於テ準用スル場合ヲ含ム)ノ規定ハ朝鮮ニ在リテハ之ヲ適用セズ
附 則
本令ハ昭和十七年二月二十五日ヨリ之ヲ施行ス但シ朝鮮、台湾及樺太ニ在リテハ昭和十七年三月二十日ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革