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(遊興飲食税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第千三十二號
公布年月日: 昭和16年11月29日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
遊興飲食税法施行規則
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕遊興飮食稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年十一月二十八日
內閣總理大臣 東條英機
大藏大臣 賀屋興宣
勅令第千三十二號
遊興飮食稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二條ニ左ノ一項ヲ加フ
宿泊ノ料金ハ宿泊料、旅籠料、室料其ノ他名義ノ何タルヲ問ハズ旅館ノ經營者ガ宿泊ヲ爲シタル者ヨリ其ノ宿泊ニ付領收スベキ金額ノ合計額ヨリ遊興飮食ノ料金ヲ控除シタル金額ニ依ル
第三條
遊興飮食稅法第二條第一項第二號ノ藝妓ノ花代ニ類スル料金ハ娼妓ノ揚代、藝妓ニ類スル者ノ花代其ノ他之ニ類スルモノ(以下其ノ他ノ花代ト稱ス)トス
第三條ノ二
遊興飮食稅法第二條第一項第四號及第三條第四號ノ料理店ハ洋風ノ設備ヲ有シ婦女ガ客席ニ侍シテ接待スルカフェー、バー其ノ他ノ料理店ニシテ其ノ婦女ノ數ガ常時三人以上ナルモノトス
第四條
左ノ各號ノ一ニ該當スル場合ニ於テハ一人一囘ノ遊興飮食ノ料金及一人一泊ノ宿泊ノ料金ハ各其ノ定ムル所ニ依リ之ヲ計算ス
一
遊興飮食稅法第一條第二項ニ該當スル場合ニ於テハ通常一人前ト認メラルル飮食物ノ料金額ニ依ル
二
二人以上共同シテ遊興又ハ飮食ヲ爲シタル場合ニ於テハ其ノ料金ヲ遊興又ハ飮食ヲ爲シタル人員ニテ除シテ得タル金額ニ依ル
三
二人以上共同シテ旅館ニ宿泊ヲ爲シタル場合ニ於テハ其ノ料金ヲ宿泊ヲ爲シタル人員ニテ除シテ得タル金額ニ依ル
第五條第一項中「遊興飮食料金ヲ藝妓ノ花代、其ノ他ノ花代及花代以外ノ料金ニ」ヲ「遊興飮食又ハ宿泊ノ料金ヲ料金ノ種類別ニ稅率ノ區別ニ從ヒ」ニ改ム
第六條中「遊興飮食料金」ヲ「遊興飮食又ハ宿泊ノ料金」ニ、「藝妓ノ花代、其ノ他ノ花代及花代以外ノ料金ニ」ヲ「料金ノ種類別ニ稅率ノ區別ニ從ヒ」ニ改ム
第八條第四號中「第三條第二號」ヲ「第三條ノ二」ニ改メ同號ヲ第五號トシ以下順次繰下ゲ第三號ノ次ニ左ノ一號ヲ加フ
四
旅館ニ付テハ各等級每ノ宿泊料、旅籠料、室料、食事料其ノ他ノ料金
第九條
遊興飮食稅法第一條ニ規定スル場所ノ經營者ハ一囘又ハ一泊ノ遊興飮食又ハ宿泊每ニ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一
遊興、飮食又ハ宿泊ノ年月日
二
遊興、飮食又ハ宿泊ヲ爲シタル者ノ數
三
遊興飮食又ハ宿泊ノ料金ノ種類及種類別ニ稅率ノ區別ニ從ヒ區分シタル金額
四
二人以上共同シテ爲シタル遊興、飮食又ハ旅館ニ於ケル宿泊ニ付テハ一人一囘ノ遊興飮食料金又ハ一人一泊ノ宿泊料金
五
遊興飮食稅法第一條第二項ノ場合ニ在リテハ一人一囘ノ飮食料金
六
遊興飮食又ハ宿泊ノ料金ノ領收ノ年月日
稅務署長ハ必要アリト認ムルトキハ遊興、飮食又ハ宿泊ヲ爲シタル者ノ住所及氏名ノ記載ヲ命ズルコトヲ得
第九條ノ二
遊興飮食稅法第一條ニ規定スル場所ノ經營者遊興飮食又ハ宿泊ノ料金ヲ領收シタルトキハ大藏大臣ノ定ムル料金領收書ヲ支拂者ニ交付シ其ノ寫ヲ保存スベシ但シ稅務署長ノ承認ヲ受ケタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第十條ノ二
飮食物ヲ調理シテ遊興飮食稅法第一條ニ規定スル場所ノ經營者ニ販賣スル者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一
販賣シタル飮食物ノ品名、數量及價格
二
販賣年月日
三
買受人ノ住所及氏名又ハ名稱
第十一條ノ二
飮食物ヲ調理シテ遊興飮食稅法第一條ニ規定スル場所ノ經營者ニ販賣スル者ハ每月分ノ販賣シタル飮食物ノ數量及價額ヲ買受人每ニ區分シテ記載シタル申吿書ヲ翌月十日迄ニ所轄稅務署ニ提出スベシ
第十七條第二項中「百分ノ一乃至百分ノ三」ヲ「百分ノ〇・三乃至百分ノ一」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十六年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際旅館ヲ經營スル者ハ各等級每ノ宿泊料、旅籠料、室料、食事料其ノ他ノ料金ヲ本令施行ノ日ヨリ一月以內ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ
本令施行ノ際第三條ノ二ノ改正規定ニ規定スル料理店ヲ經營スル者ハ客席ニ侍シテ接待スル婦女ノ常時ノ員數ヲ本令施行ノ日ヨリ一月以內ニ所轄稅務署ニ申吿スベシ
本令施行前ニ爲シタル遊興飮食ニ對スル遊興飮食稅ニ關スル交付金ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
朕遊興飲食税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年十一月二十八日
内閣総理大臣 東条英機
大蔵大臣 賀屋興宣
勅令第千三十二号
遊興飲食税法施行規則中左ノ通改正ス
第二条ニ左ノ一項ヲ加フ
宿泊ノ料金ハ宿泊料、旅籠料、室料其ノ他名義ノ何タルヲ問ハズ旅館ノ経営者ガ宿泊ヲ為シタル者ヨリ其ノ宿泊ニ付領収スベキ金額ノ合計額ヨリ遊興飲食ノ料金ヲ控除シタル金額ニ依ル
第三条
遊興飲食税法第二条第一項第二号ノ芸妓ノ花代ニ類スル料金ハ娼妓ノ揚代、芸妓ニ類スル者ノ花代其ノ他之ニ類スルモノ(以下其ノ他ノ花代ト称ス)トス
第三条ノ二
遊興飲食税法第二条第一項第四号及第三条第四号ノ料理店ハ洋風ノ設備ヲ有シ婦女ガ客席ニ侍シテ接待スルカフェー、バー其ノ他ノ料理店ニシテ其ノ婦女ノ数ガ常時三人以上ナルモノトス
第四条
左ノ各号ノ一ニ該当スル場合ニ於テハ一人一回ノ遊興飲食ノ料金及一人一泊ノ宿泊ノ料金ハ各其ノ定ムル所ニ依リ之ヲ計算ス
一
遊興飲食税法第一条第二項ニ該当スル場合ニ於テハ通常一人前ト認メラルル飲食物ノ料金額ニ依ル
二
二人以上共同シテ遊興又ハ飲食ヲ為シタル場合ニ於テハ其ノ料金ヲ遊興又ハ飲食ヲ為シタル人員ニテ除シテ得タル金額ニ依ル
三
二人以上共同シテ旅館ニ宿泊ヲ為シタル場合ニ於テハ其ノ料金ヲ宿泊ヲ為シタル人員ニテ除シテ得タル金額ニ依ル
第五条第一項中「遊興飲食料金ヲ芸妓ノ花代、其ノ他ノ花代及花代以外ノ料金ニ」ヲ「遊興飲食又ハ宿泊ノ料金ヲ料金ノ種類別ニ税率ノ区別ニ従ヒ」ニ改ム
第六条中「遊興飲食料金」ヲ「遊興飲食又ハ宿泊ノ料金」ニ、「芸妓ノ花代、其ノ他ノ花代及花代以外ノ料金ニ」ヲ「料金ノ種類別ニ税率ノ区別ニ従ヒ」ニ改ム
第八条第四号中「第三条第二号」ヲ「第三条ノ二」ニ改メ同号ヲ第五号トシ以下順次繰下ゲ第三号ノ次ニ左ノ一号ヲ加フ
四
旅館ニ付テハ各等級毎ノ宿泊料、旅籠料、室料、食事料其ノ他ノ料金
第九条
遊興飲食税法第一条ニ規定スル場所ノ経営者ハ一回又ハ一泊ノ遊興飲食又ハ宿泊毎ニ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一
遊興、飲食又ハ宿泊ノ年月日
二
遊興、飲食又ハ宿泊ヲ為シタル者ノ数
三
遊興飲食又ハ宿泊ノ料金ノ種類及種類別ニ税率ノ区別ニ従ヒ区分シタル金額
四
二人以上共同シテ為シタル遊興、飲食又ハ旅館ニ於ケル宿泊ニ付テハ一人一回ノ遊興飲食料金又ハ一人一泊ノ宿泊料金
五
遊興飲食税法第一条第二項ノ場合ニ在リテハ一人一回ノ飲食料金
六
遊興飲食又ハ宿泊ノ料金ノ領収ノ年月日
税務署長ハ必要アリト認ムルトキハ遊興、飲食又ハ宿泊ヲ為シタル者ノ住所及氏名ノ記載ヲ命ズルコトヲ得
第九条ノ二
遊興飲食税法第一条ニ規定スル場所ノ経営者遊興飲食又ハ宿泊ノ料金ヲ領収シタルトキハ大蔵大臣ノ定ムル料金領収書ヲ支払者ニ交付シ其ノ写ヲ保存スベシ但シ税務署長ノ承認ヲ受ケタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第十条ノ二
飲食物ヲ調理シテ遊興飲食税法第一条ニ規定スル場所ノ経営者ニ販売スル者ハ少クトモ左ノ事項ヲ帳簿ニ記載スベシ
一
販売シタル飲食物ノ品名、数量及価格
二
販売年月日
三
買受人ノ住所及氏名又ハ名称
第十一条ノ二
飲食物ヲ調理シテ遊興飲食税法第一条ニ規定スル場所ノ経営者ニ販売スル者ハ毎月分ノ販売シタル飲食物ノ数量及価額ヲ買受人毎ニ区分シテ記載シタル申告書ヲ翌月十日迄ニ所轄税務署ニ提出スベシ
第十七条第二項中「百分ノ一乃至百分ノ三」ヲ「百分ノ〇・三乃至百分ノ一」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十六年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際旅館ヲ経営スル者ハ各等級毎ノ宿泊料、旅籠料、室料、食事料其ノ他ノ料金ヲ本令施行ノ日ヨリ一月以内ニ所轄税務署ニ申告スベシ
本令施行ノ際第三条ノ二ノ改正規定ニ規定スル料理店ヲ経営スル者ハ客席ニ侍シテ接待スル婦女ノ常時ノ員数ヲ本令施行ノ日ヨリ一月以内ニ所轄税務署ニ申告スベシ
本令施行前ニ為シタル遊興飲食ニ対スル遊興飲食税ニ関スル交付金ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
本文
詳細・沿革