(職員健康保険法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第六百五十號
公布年月日: 昭和16年5月31日
法令の形式: 勅令
朕職員健康保險法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年五月三十日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
厚生大臣 金光庸夫
勅令第六百五十號
職員健康保險法施行令中左ノ通改正ス
第七十九條ノ二 職員健康保險組合ハ職員健康保險法第四十八條第二項ノ規定ニ依ル療養費ノ支給ヲ爲サントスルトキハ規約ヲ以テ其ノ旨ヲ定ムベシ
第七十九條ノ三 職員健康保險法第四十八條第二項但書ノ規定ニ依ル期間ハ六月トス
第八十四條第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一條ノ二 職員健康保險法第一條第二項ノ規定ニ依ル保險給付ハ引續キ一年以上被保險者タリシ者ト同一ノ世帶ニ屬シ專ラ其ノ者ニ依リ生計ヲ維持スル者ノ疾病又ハ負傷ノ療養ニ要シタル費用ニ付補給金トシテ之ヲ支給ス
第八十四條第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一條ノ三 前條ノ補給金ハ同條ノ疾病又ハ負傷ノ療養ニ關シ入院ニ要スル費用又ハ一囘十圓以上ノ處置料若ハ手術料ニ付保險者ニ於テ必要アリト認メタル場合ニ於テ之ヲ支給ス
補給金ノ額ハ前項ノ療養ニ要スル費用ノ十分ノ五ヲ標準トシテ保險者ノ算定シタル額トス
第一項ノ療養ニ要スル費用ハ第七十六條第二項ノ規定ニ依リ厚生大臣ノ定ムル算定方法ニ依リ之ヲ算定ス
職員健康保險法第四十八條ノ規定ハ補給金ヲ支給スベキ療養ノ期間ニ之ヲ準用ス
前條ノ疾病又ハ負傷ニ關シ他ノ法令ノ規定ニ依リ療養費ノ支給又ハ療養アリタルトキハ其ノ疾病又ハ負傷ニ關シテハ補給金ハ之ヲ支給セズ
第九十一條ノ四 第七十七條ノ規定ハ第九十一條ノ二ノ補給金ノ支給ニ之ヲ準用ス
第九十一條ノ五 職員健康保險組合ハ第九十一條ノ二ノ補給金ノ支給ヲ爲サントスルトキハ規約ヲ以テ其ノ旨ヲ定ムベシ
附 則
本令ハ昭和十六年六月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕職員健康保険法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年五月三十日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
厚生大臣 金光庸夫
勅令第六百五十号
職員健康保険法施行令中左ノ通改正ス
第七十九条ノ二 職員健康保険組合ハ職員健康保険法第四十八条第二項ノ規定ニ依ル療養費ノ支給ヲ為サントスルトキハ規約ヲ以テ其ノ旨ヲ定ムベシ
第七十九条ノ三 職員健康保険法第四十八条第二項但書ノ規定ニ依ル期間ハ六月トス
第八十四条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一条ノ二 職員健康保険法第一条第二項ノ規定ニ依ル保険給付ハ引続キ一年以上被保険者タリシ者ト同一ノ世帯ニ属シ専ラ其ノ者ニ依リ生計ヲ維持スル者ノ疾病又ハ負傷ノ療養ニ要シタル費用ニ付補給金トシテ之ヲ支給ス
第八十四条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第九十一条ノ三 前条ノ補給金ハ同条ノ疾病又ハ負傷ノ療養ニ関シ入院ニ要スル費用又ハ一回十円以上ノ処置料若ハ手術料ニ付保険者ニ於テ必要アリト認メタル場合ニ於テ之ヲ支給ス
補給金ノ額ハ前項ノ療養ニ要スル費用ノ十分ノ五ヲ標準トシテ保険者ノ算定シタル額トス
第一項ノ療養ニ要スル費用ハ第七十六条第二項ノ規定ニ依リ厚生大臣ノ定ムル算定方法ニ依リ之ヲ算定ス
職員健康保険法第四十八条ノ規定ハ補給金ヲ支給スベキ療養ノ期間ニ之ヲ準用ス
前条ノ疾病又ハ負傷ニ関シ他ノ法令ノ規定ニ依リ療養費ノ支給又ハ療養アリタルトキハ其ノ疾病又ハ負傷ニ関シテハ補給金ハ之ヲ支給セズ
第九十一条ノ四 第七十七条ノ規定ハ第九十一条ノ二ノ補給金ノ支給ニ之ヲ準用ス
第九十一条ノ五 職員健康保険組合ハ第九十一条ノ二ノ補給金ノ支給ヲ為サントスルトキハ規約ヲ以テ其ノ旨ヲ定ムベシ
附 則
本令ハ昭和十六年六月一日ヨリ之ヲ施行ス