(海軍武官服役令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第三百二十九號
公布年月日: 昭和16年3月31日
法令の形式: 勅令
朕海軍武官服役令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十九日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
海軍大臣 及川古志郞
勅令第三百二十九號
海軍武官服役令中左ノ通改正ス
第一條 武官ノ服役ヲ分チテ現役及豫備役トス
第二條 本令中別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外武官ニシテ現役ヲ退キタル者ハ別ニ辭令ヲ用ヒズ之ヲ豫備役ニ服セシム
第十條第一項第二號中「任ゼラレタル者」ヲ「專任セラレタル者」ニ改ム
第十四條中「現役、豫備役又ハ後備役」ヲ「現役又ハ豫備役」ニ改ム
第十五條中「現役定限年齡」ヲ「豫備役定限年齡」ニ、同條第一項第五號中「海軍部外ノ文官又ハ宮內官ニ任ゼラレタルトキ」ヲ「宮內官又ハ海軍部外ノ文官(待遇職員ヲ含ム)ニ專任又ハ專補セラレタルトキ」ニ改メ同項中第一號ヲ第二號トシ以下順次繰下ゲ第一號トシテ左ノ一號ヲ加フ
一 現役定限年齡ニ達シタルトキ
第十六條 士官、特務士官及准士官ノ豫備役定限年齡ハ各其ノ現役定限年齡ニ五年ヲ加ヘタル年齡トス
第十七條第一號、第二十二條及第二十三條第一項中「後備役」ヲ「豫備役」ニ改ム
第十八條 下士官ノ現役ハ六年、豫備役ハ七年トス但シ師範學校ヲ卒業シ國民學校ノ敎職ニ就クノ資格ヲ有スル者ヨリ任用シタル下士官ノ現役ハ其ノ兵トシテ現役ニ服シタル期間ヲ通ジ三年トス
第二十條第一項及第三十條ノ二中「小學校」ヲ「國民學校」ニ改ム
第二十四條第一項、第三十一條及第三十二條中「若ハ後備役ノ」ヲ削ル
第二十八條第一項中「現役、豫備役及後備役」ヲ「現役及豫備役」ニ改メ同條第二項中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第二十八條ノ二中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第三十五條第一項中「又ハ後備役」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ後備役ニ在ル者ハ豫備役ニ服スルモノトス
前項ノ規定ニ依リ豫備役ニ服スル者ノ旣ニ服シタル後備役ノ期間ハ之ヲ豫備役ノ期間ニ通算ス
昭和二年十二月一日前下士官ニ任ゼラレタル者ノ豫備役期間ハ仍從前ノ例ニ依ル
朕海軍武官服役令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十九日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
海軍大臣 及川古志郎
勅令第三百二十九号
海軍武官服役令中左ノ通改正ス
第一条 武官ノ服役ヲ分チテ現役及予備役トス
第二条 本令中別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外武官ニシテ現役ヲ退キタル者ハ別ニ辞令ヲ用ヒズ之ヲ予備役ニ服セシム
第十条第一項第二号中「任ゼラレタル者」ヲ「専任セラレタル者」ニ改ム
第十四条中「現役、予備役又ハ後備役」ヲ「現役又ハ予備役」ニ改ム
第十五条中「現役定限年齢」ヲ「予備役定限年齢」ニ、同条第一項第五号中「海軍部外ノ文官又ハ宮内官ニ任ゼラレタルトキ」ヲ「宮内官又ハ海軍部外ノ文官(待遇職員ヲ含ム)ニ専任又ハ専補セラレタルトキ」ニ改メ同項中第一号ヲ第二号トシ以下順次繰下ゲ第一号トシテ左ノ一号ヲ加フ
一 現役定限年齢ニ達シタルトキ
第十六条 士官、特務士官及准士官ノ予備役定限年齢ハ各其ノ現役定限年齢ニ五年ヲ加ヘタル年齢トス
第十七条第一号、第二十二条及第二十三条第一項中「後備役」ヲ「予備役」ニ改ム
第十八条 下士官ノ現役ハ六年、予備役ハ七年トス但シ師範学校ヲ卒業シ国民学校ノ教職ニ就クノ資格ヲ有スル者ヨリ任用シタル下士官ノ現役ハ其ノ兵トシテ現役ニ服シタル期間ヲ通ジ三年トス
第二十条第一項及第三十条ノ二中「小学校」ヲ「国民学校」ニ改ム
第二十四条第一項、第三十一条及第三十二条中「若ハ後備役ノ」ヲ削ル
第二十八条第一項中「現役、予備役及後備役」ヲ「現役及予備役」ニ改メ同条第二項中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第二十八条ノ二中「又ハ後備役ノ」ヲ削ル
第三十五条第一項中「又ハ後備役」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際現ニ後備役ニ在ル者ハ予備役ニ服スルモノトス
前項ノ規定ニ依リ予備役ニ服スル者ノ既ニ服シタル後備役ノ期間ハ之ヲ予備役ノ期間ニ通算ス
昭和二年十二月一日前下士官ニ任ゼラレタル者ノ予備役期間ハ仍従前ノ例ニ依ル