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(関東州所得税令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百九十五號
公布年月日: 昭和16年3月29日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
関東州所得税令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕關東州所得稅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十八日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
勅令第二百九十五號
關東州所得稅令中左ノ通改正ス
第二十八條ノ二
第三種ノ所得中所得稅法ニ依リ勤勞所得トシテ分類所得稅ヲ課セラレタル所得アル場合ニ於テハ大使ノ定ムル所ニ依リ其ノ第三種ノ所得ニ對スル所得稅額ヨリ當該勤勞所得ニ對スル分類所得稅額ヲ控除ス
第三十一條ニ左ノ二項ヲ加フ
第三種ノ所得ニ付納稅義務アル者第一項ノ規定ニ依ル所得金額決定前ニ納稅管理人ノ申吿ヲ爲サズシテ關東州ニ住所及居所ヲ有セザルニ至ルトキハ第一項ノ規定ニ拘ラズ政府ノ調査ニ依リ政府ニ於テ其ノ所得金額ヲ決定スルコトヲ得
前四項ノ規定ハ第十四條乃至第十六條ノ規定ニ依ル控除ニ因リ徵收稅額ナシト認ムル者ニ付テハ之ヲ適用セズ
第三十四條中「任期ハ二年」ヲ「任期ハ任命ノ日ノ屬スル月ヨリ二年」ニ改ム
第三十四條ノ二
稅務署又ハ民政署ノ管轄區域ノ變更ニ因リ其ノ稅務署又ハ民政署所轄內ニ於ケル第三種ノ所得ニ付其ノ年所得金額ノ決定ヲ受ケタル者(其ノ年所得金額ノ決定前ナルトキハ前年所得金額ノ決定ヲ受ケタル者)ノ數ニ五分ノ一以上ノ增減アリタルトキハ調査委員ノ任期ハ其ノ管轄區域ノ變更アリタル月ヲ以テ終了スルモノトス
第三十四條ノ三
稅務署ノ新設又ハ前條ノ場合ニ於ケル新任調査委員ノ任期ハ從前ノ稅務署又ハ民政署所轄內ノ調査委員ノ殘任期間ト同一期間トス
第四十二條
稅務官吏ハ調査上必要アルトキハ納稅義務者若ハ納稅義務アリト認ムル者ニ金錢若ハ物品ヲ支拂フノ義務ヲ有スト認ムル者ニ對シ又ハ納稅義務者若ハ納稅義務アリト認ムル者ヨリ金錢若ハ物品ノ支拂ヲ受クルノ權利ヲ有スト認ムル者ニ對シ其ノ金額、數量、價格、支拂期日等ニ付質問スルコトヲ得
第五十條第三項中「第一期 其ノ年八月一日ヨリ三十一日限」ヲ「第一期 其ノ年九月一日ヨリ三十日限」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第三種ノ所得ニ付テハ昭和十六年分所得稅ヨリ本令ヲ適用ス
朕関東州所得税令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十八日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
勅令第二百九十五号
関東州所得税令中左ノ通改正ス
第二十八条ノ二
第三種ノ所得中所得税法ニ依リ勤労所得トシテ分類所得税ヲ課セラレタル所得アル場合ニ於テハ大使ノ定ムル所ニ依リ其ノ第三種ノ所得ニ対スル所得税額ヨリ当該勤労所得ニ対スル分類所得税額ヲ控除ス
第三十一条ニ左ノ二項ヲ加フ
第三種ノ所得ニ付納税義務アル者第一項ノ規定ニ依ル所得金額決定前ニ納税管理人ノ申告ヲ為サズシテ関東州ニ住所及居所ヲ有セザルニ至ルトキハ第一項ノ規定ニ拘ラズ政府ノ調査ニ依リ政府ニ於テ其ノ所得金額ヲ決定スルコトヲ得
前四項ノ規定ハ第十四条乃至第十六条ノ規定ニ依ル控除ニ因リ徴収税額ナシト認ムル者ニ付テハ之ヲ適用セズ
第三十四条中「任期ハ二年」ヲ「任期ハ任命ノ日ノ属スル月ヨリ二年」ニ改ム
第三十四条ノ二
税務署又ハ民政署ノ管轄区域ノ変更ニ因リ其ノ税務署又ハ民政署所轄内ニ於ケル第三種ノ所得ニ付其ノ年所得金額ノ決定ヲ受ケタル者(其ノ年所得金額ノ決定前ナルトキハ前年所得金額ノ決定ヲ受ケタル者)ノ数ニ五分ノ一以上ノ増減アリタルトキハ調査委員ノ任期ハ其ノ管轄区域ノ変更アリタル月ヲ以テ終了スルモノトス
第三十四条ノ三
税務署ノ新設又ハ前条ノ場合ニ於ケル新任調査委員ノ任期ハ従前ノ税務署又ハ民政署所轄内ノ調査委員ノ残任期間ト同一期間トス
第四十二条
税務官吏ハ調査上必要アルトキハ納税義務者若ハ納税義務アリト認ムル者ニ金銭若ハ物品ヲ支払フノ義務ヲ有スト認ムル者ニ対シ又ハ納税義務者若ハ納税義務アリト認ムル者ヨリ金銭若ハ物品ノ支払ヲ受クルノ権利ヲ有スト認ムル者ニ対シ其ノ金額、数量、価格、支払期日等ニ付質問スルコトヲ得
第五十条第三項中「第一期 其ノ年八月一日ヨリ三十一日限」ヲ「第一期 其ノ年九月一日ヨリ三十日限」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
第三種ノ所得ニ付テハ昭和十六年分所得税ヨリ本令ヲ適用ス
本文
詳細・沿革