(恩給法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百七十三號
公布年月日: 昭和16年3月28日
法令の形式: 勅令
朕恩給法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十七日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
勅令第二百七十三號
恩給法施行令中左ノ通改正ス
第三條中「小學校」ヲ「國民學校」ニ改メ「普通學校、公學校、」ヲ削ル
第十條中第四號ヲ削リ第五號ヲ第四號トシ以下第八號ノ五迄順次一號宛繰上ゲ同條第十四號ノ三ノ次ニ左ノ二號ヲ加フ
十四ノ四 船員職業紹介所官制ニ依ル職員
十四ノ五 敎員保養所令ニ依ル職員
第十四條中「五時間」ヲ「十時間」ニ、「一時間」ヲ「五時間」ニ、「前二號ニ揭クルモノヲ除クノ外」ヲ「前三號ニ揭クルモノヲ除クノ外飛行時數一時間以上」ニ改メ同條第一號ヲ第二號トシ以下順次一號宛繰下ゲ同條ニ第一號トシテ左ノ一號ヲ加フ
一 航空機ニ搭乘シ特ニ危險ト認ムル特殊ノ航空勤務ニ服シタルトキハ其ノ一月ニ付二月
第十七條第一項第二號中「排水量千噸以下ノ在役ノ驅逐艦、水雷艇若ハ掃海艇」ヲ「在役ニ非サル潛水艦若ハ排水量千噸以下ノ在役ノ驅逐艦、水雷艇、掃海艇、驅潛艇」ニ改ム
第二十條第四號中「市町村立小學校敎員加俸令」ヲ「國民學校職員加俸令」ニ改ム
第二十四條ノ二中「恩給法」ノ下ニ「第四十六條ノ二第一項及」ヲ加フ
第二十八條中「警部補」ノ下ニ「及副看守長」ヲ加フ
第三十一條中「恩給法第六十六條」ノ下ニ「第一項及」ヲ加フ
附 則
第一條 本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二條 公立ノ小學校、普通學校及公學校ノ敎育職員及準敎育職員竝ニ其ノ遺族ノ恩給ノ裁定ニ付テハ仍從前ノ規定ニ依ル
第三條 從前ノ規定ニ依ル地方測候所職員制ニ依ル職員ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
第四條 昭和十六年法律第十三號附則第三條ノ規定ニ依リ傷病年金ヲ給スベキ傷病ノ程度及其ノ査定ニ付テハ恩給法施行令第二十四條ノ二ノ規定ニ依ル
朕恩給法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月二十七日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
勅令第二百七十三号
恩給法施行令中左ノ通改正ス
第三条中「小学校」ヲ「国民学校」ニ改メ「普通学校、公学校、」ヲ削ル
第十条中第四号ヲ削リ第五号ヲ第四号トシ以下第八号ノ五迄順次一号宛繰上ゲ同条第十四号ノ三ノ次ニ左ノ二号ヲ加フ
十四ノ四 船員職業紹介所官制ニ依ル職員
十四ノ五 教員保養所令ニ依ル職員
第十四条中「五時間」ヲ「十時間」ニ、「一時間」ヲ「五時間」ニ、「前二号ニ掲クルモノヲ除クノ外」ヲ「前三号ニ掲クルモノヲ除クノ外飛行時数一時間以上」ニ改メ同条第一号ヲ第二号トシ以下順次一号宛繰下ゲ同条ニ第一号トシテ左ノ一号ヲ加フ
一 航空機ニ搭乗シ特ニ危険ト認ムル特殊ノ航空勤務ニ服シタルトキハ其ノ一月ニ付二月
第十七条第一項第二号中「排水量千噸以下ノ在役ノ駆逐艦、水雷艇若ハ掃海艇」ヲ「在役ニ非サル潜水艦若ハ排水量千噸以下ノ在役ノ駆逐艦、水雷艇、掃海艇、駆潜艇」ニ改ム
第二十条第四号中「市町村立小学校教員加俸令」ヲ「国民学校職員加俸令」ニ改ム
第二十四条ノ二中「恩給法」ノ下ニ「第四十六条ノ二第一項及」ヲ加フ
第二十八条中「警部補」ノ下ニ「及副看守長」ヲ加フ
第三十一条中「恩給法第六十六条」ノ下ニ「第一項及」ヲ加フ
附 則
第一条 本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第二条 公立ノ小学校、普通学校及公学校ノ教育職員及準教育職員並ニ其ノ遺族ノ恩給ノ裁定ニ付テハ仍従前ノ規定ニ依ル
第三条 従前ノ規定ニ依ル地方測候所職員制ニ依ル職員ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
第四条 昭和十六年法律第十三号附則第三条ノ規定ニ依リ傷病年金ヲ給スベキ傷病ノ程度及其ノ査定ニ付テハ恩給法施行令第二十四条ノ二ノ規定ニ依ル