(公立学校職員俸給令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百五十八號
公布年月日: 昭和16年3月1日
法令の形式: 勅令
朕公立學校職員俸給令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年二月二十八日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
文部大臣 橋田邦彦
勅令第百五十八號
公立學校職員俸給令中左ノ通改正ス
第一條中「及聾啞學校」ヲ「、聾啞學校及國民學校」ニ改ム
第四條中「判任官ノ待遇ヲ受クル職員」ノ下ニ「(國民學校職員ヲ除ク)」ヲ加フ
第四條ノ二 國民學校職員ノ月俸ハ第五號表ニ依ル
第六條ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ國民學校職員ニ付テハ此ノ限ニ在ラス
第十一條中「年俸千百三十圓以下」ノ下ニ「(國民學校職員ニ在リテハ月俸九十五圓以下)」ヲ加フ
第十二條第二項及第十三條第三項中「月俸七十五圓以下」ノ下ニ「(奏任官ノ待遇ヲ受クル國民學校職員ニ在リテハ月俸九十五圓以下)」ヲ加フ
第十五條中「但シ敎員養成ヲ目的トスル官立府縣立ノ學校ニ入學スル場合ニ於テ休職ヲ命セラレタル者」ヲ「但シ公立學校職員分限令第八條第一項第四號又ハ第六號ノ規定ニ依リ休職ヲ命セラレタル者」ニ改ム
第十五條ノ二中「師範學校訓導」ノ下ニ「及國民學校訓導」ヲ加フ
第十七條中「奏任官ノ待遇ヲ受クル職員」ノ下ニ「(國民學校職員ヲ除ク)」ヲ、「第十四條ノ規定ハ」ノ下ニ「奏任官ノ待遇ヲ受クル國民學校職員及」ヲ加フ
第四號表ノ次ニ左ノ如ク加フ
第五號表
【表】
 國民學校職員ニシテ一級俸ヲ受ケ特ニ功勞アル者ニハ訓導ニ在リテハ二百十五圓迄、養護訓導ニ在リテハ百六十五圓迄漸次增給スルコトヲ得
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
市町村立小學校訓導ノ在職ハ第十一條乃至第十三條ノ改正規定ノ適用ニ付テハ之ヲ國民學校訓導ノ在職ト看做ス
國民學校職員ノ俸給ハ第八條ノ規定ニ拘ラズ當分ノ內等級相當ノ額ヲ減給スルコトヲ得
朕公立学校職員俸給令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年二月二十八日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
文部大臣 橋田邦彦
勅令第百五十八号
公立学校職員俸給令中左ノ通改正ス
第一条中「及聾唖学校」ヲ「、聾唖学校及国民学校」ニ改ム
第四条中「判任官ノ待遇ヲ受クル職員」ノ下ニ「(国民学校職員ヲ除ク)」ヲ加フ
第四条ノ二 国民学校職員ノ月俸ハ第五号表ニ依ル
第六条ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ国民学校職員ニ付テハ此ノ限ニ在ラス
第十一条中「年俸千百三十円以下」ノ下ニ「(国民学校職員ニ在リテハ月俸九十五円以下)」ヲ加フ
第十二条第二項及第十三条第三項中「月俸七十五円以下」ノ下ニ「(奏任官ノ待遇ヲ受クル国民学校職員ニ在リテハ月俸九十五円以下)」ヲ加フ
第十五条中「但シ教員養成ヲ目的トスル官立府県立ノ学校ニ入学スル場合ニ於テ休職ヲ命セラレタル者」ヲ「但シ公立学校職員分限令第八条第一項第四号又ハ第六号ノ規定ニ依リ休職ヲ命セラレタル者」ニ改ム
第十五条ノ二中「師範学校訓導」ノ下ニ「及国民学校訓導」ヲ加フ
第十七条中「奏任官ノ待遇ヲ受クル職員」ノ下ニ「(国民学校職員ヲ除ク)」ヲ、「第十四条ノ規定ハ」ノ下ニ「奏任官ノ待遇ヲ受クル国民学校職員及」ヲ加フ
第四号表ノ次ニ左ノ如ク加フ
第五号表
【表】
 国民学校職員ニシテ一級俸ヲ受ケ特ニ功労アル者ニハ訓導ニ在リテハ二百十五円迄、養護訓導ニ在リテハ百六十五円迄漸次増給スルコトヲ得
附 則
本令ハ昭和十六年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
市町村立小学校訓導ノ在職ハ第十一条乃至第十三条ノ改正規定ノ適用ニ付テハ之ヲ国民学校訓導ノ在職ト看做ス
国民学校職員ノ俸給ハ第八条ノ規定ニ拘ラズ当分ノ内等級相当ノ額ヲ減給スルコトヲ得