機械工業は国防と産業の両面で重要な地位を占めており、高度国防国家の完成に不可欠である。しかし、現状では重要機械の製造技術や能力に不十分な点が多く、一部は国内自給が困難で、性能も世界最高水準に及ばない。自動車・工作機械については既に単行法で対応しているが、他の重要機械製造事業も根本的確立が急務である。そこで、各種助長方策により国産化を促進し、指導監督で製造技術の向上を図るため、本法案を提出する。
参照した発言: 第76回帝国議会 衆議院 本会議 第12号