現在、工場・鉱山・交通運輸業等の労働者には健康保険法が適用され、労働者の健康保護と労働力の保全に寄与している。しかし、貨物積卸事業や航空機・小型船舶による運送事業等の労働者には、同様の保護制度が整備されていない。そこで、これらの労働者も強制被保険者として健康保険法の対象に加え、健康保護と生活安定を図ることで、労働力の保全増強と産業能率の向上を目指すため、本法改正を提案する。
参照した発言: 第76回帝国議会 衆議院 本会議 第8号