(日本発送電株式会社法中改正法律)
法令番号: 法律第五十三號
公布年月日: 昭和16年3月7日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル日本發送電株式會社法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月六日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
大藏大臣 河田烈
遞信大臣 村田省藏
法律第五十三號
日本發送電株式會社法中左ノ通改正ス
第十七條ノ二 會社ガ第四條ノ規定ニ基キ日本發送電株式會社ニ出資ヲ爲シタルトキハ其ノ出資ニ對シ與ヘラレタル株式ノ價額ニ關シ出資ヲ爲シタル營業年度ニ於ケル法人稅法ニ依ル所得、營業稅法ニ依ル純益及臨時利得稅法ニ依ル利益ノ計算ニ付命令ヲ以テ特例ヲ設クルコトヲ得
第二十九條 削除
第三十條ノ二 日本發送電株式會社ニハ命令ノ定ムル所ニ依リ昭和十二年七月一日ヨリ昭和二十一年十二月三十一日ニ至ル間ニ於テ新設又ハ增設セラレタル發電設備ヲ以テ營ム事業ニ付設備完成ノ年及其ノ翌年ヨリ十年間所得ニ對スル法人稅及營業稅ヲ免除ス
日本發送電株式會社前項ノ設備完成前其ノ設備ノ一部ヲ以テ事業ヲ營ム場合ニ於テモ其ノ事業ニ付所得ニ對スル法人稅及營業稅ヲ免除ス
前二項ノ事業ヨリ生ズル所得又ハ純益ガ每營業年度ノ資本金額ニ對シ年百分ノ十ノ割合ヲ以テ算出シタル金額ヲ超ユルトキハ其ノ超過額ニ相當スル所得又ハ純益ニ付テハ前二項ノ規定ヲ適用セズ
前項ノ資本金額ノ計算方法ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第三十二條第一項ヲ左ノ如ク改ム
日本發送電株式會社ノ每營業年度ニ於ケル配當シ得ベキ利益金額ガ拂込ミタル株金額ニ對シ第四營業年度迄ニ在リテハ年百分ノ四、第五營業年度以降ニ在リテハ年百分ノ六ノ割合ニ達セザルトキ(利益金額ナキトキ及缺損ヲ生ジタルトキヲ含ム)ハ政府ハ第十四營業年度迄之ニ達セシムベキ金額ヲ補給スベシ但シ第五營業年度以降ニ於ケル每營業年度ノ補給金ノ額ハ拂込ミタル株金額ニ對シ年百分ノ六ノ割合ニ相當スル額及當該年度ニ於テ支拂ヒタル社債ノ利息額ノ合計額ヲ超ユルコトヲ得ズ
第四十一條 削除
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第三十條ノ二ノ改正規定ハ本法施行後終了スル營業年度分ヨリ之ヲ適用ス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル日本発送電株式会社法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十六年三月六日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
大蔵大臣 河田烈
逓信大臣 村田省蔵
法律第五十三号
日本発送電株式会社法中左ノ通改正ス
第十七条ノ二 会社ガ第四条ノ規定ニ基キ日本発送電株式会社ニ出資ヲ為シタルトキハ其ノ出資ニ対シ与ヘラレタル株式ノ価額ニ関シ出資ヲ為シタル営業年度ニ於ケル法人税法ニ依ル所得、営業税法ニ依ル純益及臨時利得税法ニ依ル利益ノ計算ニ付命令ヲ以テ特例ヲ設クルコトヲ得
第二十九条 削除
第三十条ノ二 日本発送電株式会社ニハ命令ノ定ムル所ニ依リ昭和十二年七月一日ヨリ昭和二十一年十二月三十一日ニ至ル間ニ於テ新設又ハ増設セラレタル発電設備ヲ以テ営ム事業ニ付設備完成ノ年及其ノ翌年ヨリ十年間所得ニ対スル法人税及営業税ヲ免除ス
日本発送電株式会社前項ノ設備完成前其ノ設備ノ一部ヲ以テ事業ヲ営ム場合ニ於テモ其ノ事業ニ付所得ニ対スル法人税及営業税ヲ免除ス
前二項ノ事業ヨリ生ズル所得又ハ純益ガ毎営業年度ノ資本金額ニ対シ年百分ノ十ノ割合ヲ以テ算出シタル金額ヲ超ユルトキハ其ノ超過額ニ相当スル所得又ハ純益ニ付テハ前二項ノ規定ヲ適用セズ
前項ノ資本金額ノ計算方法ハ命令ヲ以テ之ヲ定ム
第三十二条第一項ヲ左ノ如ク改ム
日本発送電株式会社ノ毎営業年度ニ於ケル配当シ得ベキ利益金額ガ払込ミタル株金額ニ対シ第四営業年度迄ニ在リテハ年百分ノ四、第五営業年度以降ニ在リテハ年百分ノ六ノ割合ニ達セザルトキ(利益金額ナキトキ及欠損ヲ生ジタルトキヲ含ム)ハ政府ハ第十四営業年度迄之ニ達セシムベキ金額ヲ補給スベシ但シ第五営業年度以降ニ於ケル毎営業年度ノ補給金ノ額ハ払込ミタル株金額ニ対シ年百分ノ六ノ割合ニ相当スル額及当該年度ニ於テ支払ヒタル社債ノ利息額ノ合計額ヲ超ユルコトヲ得ズ
第四十一条 削除
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第三十条ノ二ノ改正規定ハ本法施行後終了スル営業年度分ヨリ之ヲ適用ス