輸出貿易の積極的増進は急務であり、特に現下の国際情勢において輸出業者が安心して輸出を維持促進できる環境整備が重要である。これまで金融上の便宜を与える甲種補償と保険的に損失を填補する乙種補償の二種類で実施してきたが、これを保険的補償の単一制度に統一する。また、政府の損失補償限度額の引き上げと予算増額により、国際通商情勢の変化に対応し、輸出補償制度をより積極的に活用して輸出貿易政策の円滑な遂行を図るものである。
参照した発言: 第76回帝国議会 衆議院 本会議 第13号