(市制町村制施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百三十四號
公布年月日: 昭和15年4月1日
法令の形式: 勅令
朕市制町村制施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年三月三十日
內閣總理大臣 米內光政
內務大臣 伯爵 兒玉秀雄
勅令第二百三十四號
市制町村制施行令中左ノ通改正ス
「第六章 市町村稅ノ賦課徵收」ヲ「第六章 分擔金ノ徵收」ニ改ム
第三十九條ノ二及第三十九條ノ三ヲ削ル
第四十條 分擔金ハ市制第百二十二條又ハ町村制第百二條ノ財產、營造物又ハ事件ニ關シ必要ナル費用ニ充ツル爲之ヲ徵收ス
分擔金ノ徵收額(數年ヲ期シテ徵收スルトキハ其ノ總額)ハ市制第百二十二條又ハ町村制第百二條ノ財產、營造物又ハ事件ニ因ル受益ノ限度ヲ超ユルコトヲ得ズ
地方稅法第十四條ノ規定ニ依リ不均一ノ課稅ヲ爲シ若ハ市町村ノ一部ニ課稅ヲ爲シ又ハ同法第七十八條ノ規定ニ依リ水利地益稅ヲ課シ若ハ同法第七十九條ノ規定ニ依リ共同施設稅ヲ課スルトキハ同一事件ニ關シ分擔金ヲ徵收スルコトヲ得ズ
分擔金ノ徵收ヲ受クル者ノ範圍及其ノ徵收方法ハ市町村ニ於テ之ヲ定ム
第四十一條乃至第五十八條 削除
第五十九條ノ二第一項中第二號ヲ削リ第三號ヲ第二號トシ同條第二項中「第三號」ヲ「第二號」ニ改ム
第六十條第六號ヲ左ノ如ク改メ同條第八號中「特別稅」ヲ「分擔金」ニ改メ同條中第七號ヲ削リ第八號ヲ第七號トシ以下順次繰上グ
六 市町村稅ニ關スル條例(地方稅法第二十一條第二項及第三項、第二十三條第一項竝ニ第六十五條第二項ノ條例ヲ除ク)ヲ設ケ又ハ改廢スルコト但シ地方稅法及地方稅法施行令ニ依リ監督官廳ノ許可ヲ要スル事項ニ關スルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第七十條第二項中「其ノ區ニ於テ特ニ賦課徵收スル市稅」ヲ「市費」ニ改メ同條第三項及第四項ヲ削ル
第七十一條第一項中「第百三十條第二項乃至第六項、第百三十一條第一項、第二項、第四項乃至第八項」ヲ「第百三十條、第百三十一條第一項、第二項、第四項乃至第九項」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ昭和十四年度分以前ノ市町村稅及昭和十五年三月三十一日以前ニ徵收ノ吿知アリタル使用料ニ關シテハ仍從前ノ規定ニ依ル此ノ場合ニ於テ地方稅法ニ別段ノ規定アルモノニ付テハ其ノ規定ニ依ル
朕市制町村制施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年三月三十日
内閣総理大臣 米内光政
内務大臣 伯爵 児玉秀雄
勅令第二百三十四号
市制町村制施行令中左ノ通改正ス
「第六章 市町村税ノ賦課徴収」ヲ「第六章 分担金ノ徴収」ニ改ム
第三十九条ノ二及第三十九条ノ三ヲ削ル
第四十条 分担金ハ市制第百二十二条又ハ町村制第百二条ノ財産、営造物又ハ事件ニ関シ必要ナル費用ニ充ツル為之ヲ徴収ス
分担金ノ徴収額(数年ヲ期シテ徴収スルトキハ其ノ総額)ハ市制第百二十二条又ハ町村制第百二条ノ財産、営造物又ハ事件ニ因ル受益ノ限度ヲ超ユルコトヲ得ズ
地方税法第十四条ノ規定ニ依リ不均一ノ課税ヲ為シ若ハ市町村ノ一部ニ課税ヲ為シ又ハ同法第七十八条ノ規定ニ依リ水利地益税ヲ課シ若ハ同法第七十九条ノ規定ニ依リ共同施設税ヲ課スルトキハ同一事件ニ関シ分担金ヲ徴収スルコトヲ得ズ
分担金ノ徴収ヲ受クル者ノ範囲及其ノ徴収方法ハ市町村ニ於テ之ヲ定ム
第四十一条乃至第五十八条 削除
第五十九条ノ二第一項中第二号ヲ削リ第三号ヲ第二号トシ同条第二項中「第三号」ヲ「第二号」ニ改ム
第六十条第六号ヲ左ノ如ク改メ同条第八号中「特別税」ヲ「分担金」ニ改メ同条中第七号ヲ削リ第八号ヲ第七号トシ以下順次繰上グ
六 市町村税ニ関スル条例(地方税法第二十一条第二項及第三項、第二十三条第一項並ニ第六十五条第二項ノ条例ヲ除ク)ヲ設ケ又ハ改廃スルコト但シ地方税法及地方税法施行令ニ依リ監督官庁ノ許可ヲ要スル事項ニ関スルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第七十条第二項中「其ノ区ニ於テ特ニ賦課徴収スル市税」ヲ「市費」ニ改メ同条第三項及第四項ヲ削ル
第七十一条第一項中「第百三十条第二項乃至第六項、第百三十一条第一項、第二項、第四項乃至第八項」ヲ「第百三十条、第百三十一条第一項、第二項、第四項乃至第九項」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス但シ昭和十四年度分以前ノ市町村税及昭和十五年三月三十一日以前ニ徴収ノ告知アリタル使用料ニ関シテハ仍従前ノ規定ニ依ル此ノ場合ニ於テ地方税法ニ別段ノ規定アルモノニ付テハ其ノ規定ニ依ル