第五條 法人ノ現事業年度ノ利益ハ現事業年度ノ總益金ヨリ總損金ヲ控除シタル金額ニ依ル
法人ガ現事業年度ニ於テ納付シタル又ハ納付スベキ第一種所得稅、第一種所得稅附加稅、法人資本稅及臨時利得稅竝ニ當該事業年度ニ於テ納付シタル第二種所得稅ニシテ樺太所得稅令第二十五條ノ規定ニ依リ其ノ額ヲ第一種所得稅額ヨリ控除スベキモノハ前項ノ利益ノ計算上之ヲ損金ニ算入セズ臺灣又ハ南洋群島ニ於ケル法令ニ依リ納付シタル又ハ納付スベキ第一種所得稅附加稅ニ相當スル租稅ニシテ樺太廳長官ノ指定スルモノ、內地、朝鮮、臺灣、關東州又ハ南洋群島ニ於ケル法令ニ依リ納付シタル配當利子所得ニ對スル分類所得稅及第二種所得稅竝ニ臺灣ニ於ケル法令ニ依リ納付シタル配當稅ニ付亦同ジ
法人ノ現事業年度開始ノ日前三年以內ニ開始シタル事業年度ニ於テ生ジタル損金ニシテ樺太廳長官ノ定ムルモノハ現事業年度ノ利益ノ計算上之ヲ損金ニ算入ス
樺太ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有セザル法人ノ利益ハ樺太ニ於ケル資產又ハ營業ニ付前三項ノ規定ニ準ジ之ヲ計算ス