第十一條 法人稅法施行地、朝鮮、臺灣、樺太又ハ南洋群島ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有スル法人ガ法人稅法施行地、朝鮮、臺灣、樺太、南洋群島又ハ關東州ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有スル法人ト合併ヲ爲シタル場合ニ於テ合併後存續スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ガ關東州ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有スルトキハ合併後存續スル法人又ハ合併ニ因リテ設立シタル法人ハ合併ニ因リテ消滅シタル法人ノ最後ノ事業年度分ノ所得ニ付所得稅ヲ納ムル義務アルモノトス
前項ノ場合ニ於テ合併ニ因リテ消滅シタル法人中法人稅法施行地、朝鮮、臺灣、樺太又ハ南洋群島ニ本店又ハ主タル事務所ヲ有シタル法人ノ所得ニ付テハ第二十五條ノ規定ニ拘ラズ各當該地ニ於ケル法令ニ依リ算出シタル所得ニ對スル法人稅額又ハ第一種ノ所得ニ對スル所得稅額ニ相當スル金額ヲ以テ所得稅ノ稅額トス