(支那事変特別税法及臨時租税増徴法廃止法律)
法令番号: 法律第五十號
公布年月日: 昭和15年3月29日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル支那事變特別稅法及臨時租稅增徵法廢止法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年三月二十九日
內閣總理大臣 米內光政
大藏大臣 櫻內幸雄
法律第五十號
支那事變特別稅法及臨時租稅增徵法ハ之ヲ廢止ス
附 則
本法ハ昭和十五年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
法人ノ昭和十五年三月三十一日以前ニ終了シタル各事業年度分ノ所得稅、營業收益稅、法人資本稅及臨時利得稅、法人ノ昭和十五年三月三十一日以前ニ於ケル解散又ハ合併ニ因ル淸算所得ニ對スル所得稅、昭和十五年三月三十一日以前ニ開始シタル相續ニ對スル相續稅、昭和十五年三月三十一日以前ニ產出シタル鑛產物ニ對スル鑛產稅及特別鑛產稅、昭和十五年三月三十一日以前ニ爲シタル賣買取引ニ基ク賣買手數料收入金額ニ對スル取引所營業稅、昭和十五年三月三十一日以前ニ竣成シタル家屋ノ建築稅竝ニ昭和十五年三月三十一日以前ニ賦課シ若ハ賦課スベカリシ又ハ徵收シ若ハ徵收スベカリシ第二種又ハ第三種ノ所得ニ對スル所得稅、資本利子稅、酒類ニ對スル造石稅及出港稅、麥酒稅、酒精及酒精含有飮料ニ對スル造石稅、淸涼飮料稅、砂糖消費稅、取引稅、印紙稅、利益配當稅、公債及社債利子稅、通行稅、入場稅、特別入場稅、物品稅、遊興飮食稅及個人ノ臨時利得稅ニ關シテハ仍舊法ニ依ル
臨時租稅增徵法第十條ノ規定ハ前項ノ規定ニ拘ラズ昭和十五年一月一日以後ニ隱居ニ因リ開始シタル家督相續又ハ同日以後ニ爲シタル相續稅法第二十三條第一項ニ規定スル贈與ニ付テハ之ヲ適用セズ
昭和十五年一月一日以後昭和十五年三月三十一日迄ニ產出シタル鑛產物ニ對スル鑛產稅及特別鑛產稅ハ昭和十五年六月中ニ之ヲ徵收ス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル支那事変特別税法及臨時租税増徴法廃止法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十五年三月二十九日
内閣総理大臣 米内光政
大蔵大臣 桜内幸雄
法律第五十号
支那事変特別税法及臨時租税増徴法ハ之ヲ廃止ス
附 則
本法ハ昭和十五年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
法人ノ昭和十五年三月三十一日以前ニ終了シタル各事業年度分ノ所得税、営業収益税、法人資本税及臨時利得税、法人ノ昭和十五年三月三十一日以前ニ於ケル解散又ハ合併ニ因ル清算所得ニ対スル所得税、昭和十五年三月三十一日以前ニ開始シタル相続ニ対スル相続税、昭和十五年三月三十一日以前ニ産出シタル鉱産物ニ対スル鉱産税及特別鉱産税、昭和十五年三月三十一日以前ニ為シタル売買取引ニ基ク売買手数料収入金額ニ対スル取引所営業税、昭和十五年三月三十一日以前ニ竣成シタル家屋ノ建築税並ニ昭和十五年三月三十一日以前ニ賦課シ若ハ賦課スベカリシ又ハ徴収シ若ハ徴収スベカリシ第二種又ハ第三種ノ所得ニ対スル所得税、資本利子税、酒類ニ対スル造石税及出港税、麦酒税、酒精及酒精含有飲料ニ対スル造石税、清涼飲料税、砂糖消費税、取引税、印紙税、利益配当税、公債及社債利子税、通行税、入場税、特別入場税、物品税、遊興飲食税及個人ノ臨時利得税ニ関シテハ仍旧法ニ依ル
臨時租税増徴法第十条ノ規定ハ前項ノ規定ニ拘ラズ昭和十五年一月一日以後ニ隠居ニ因リ開始シタル家督相続又ハ同日以後ニ為シタル相続税法第二十三条第一項ニ規定スル贈与ニ付テハ之ヲ適用セズ
昭和十五年一月一日以後昭和十五年三月三十一日迄ニ産出シタル鉱産物ニ対スル鉱産税及特別鉱産税ハ昭和十五年六月中ニ之ヲ徴収ス