(臨時資金調整法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百二十四號
公布年月日: 昭和14年4月22日
法令の形式: 勅令
朕臨時資金調整法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十四年四月二十一日
內閣總理大臣 男爵 平沼騏一郞
商工大臣 八田嘉明
大藏大臣 石渡莊太郞
農林大臣 櫻內幸雄
拓務大臣 小磯國昭
勅令第二百二十四號
臨時資金調整法施行令中左ノ通改正ス
第一條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ニ五萬圓以上トアルハ左ニ揭グル事業設備ニシテ主務大臣ノ定ムルモノノ新設、擴張又ハ改良ノ爲ニ使用セラルルト認ムル資金ノ貸付ニ付テハ三萬圓以上トス
一 化粧品、化粧用具、喫煙用具、身邊用細貨類、毛皮製品、羽毛製品若ハ羽毛ヲ用ヒタル製品、皮革製品、玩具、室內遊戱具、樂器、樂器部分品若ハ附屬品、室內裝飾用品、照明器具、家具、致醉飮料、淸涼飮料、調味料、菓子又ハ飴ノ製造用ノ設備
二 映畵製作用ノ設備
三 物品販賣用ノ設備
四 理容店用、浴場用、旅館用、料理店用又ハ貸席用ノ設備
五 興行用ノ設備
六 社交用、娛樂用又ハ遊興用ノ設備
第六條第一項中「相互會社以外ノ會社ニシテ資本金二十萬圓以上ノモノ及相互會社」ヲ「資本金二十萬圓以上ノ會社」ニ改メ同條第三項ヲ削ル
第六條ノ二 臨時資金調整法第四條ノ二ノ規定ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クベキ事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ノ限度ハ五萬圓トス但シ第一條第二項ニ揭グル事業設備ニシテ主務大臣ノ定ムルモノニ付テハ其ノ限度ヲ三萬圓トス
第六條ノ三 臨時資金調整法第四條ノ二但書ノ規定ニ依リ事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ヲ爲スニ付許可ヲ受クルコトヲ要セザル者ハ左ノ各號ニ揭グル者トス
一 北海道、府縣、府縣組合、市町村、市町村組合、町村組合、市町村內ノ區、市町村學校組合、町村學校組合及學區
二 當該事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ニ付行政官廳ノ認可、許可若ハ免許ヲ受ケタル者又ハ行政官廳ノ命令ニ依リ當該事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ヲ爲ス者
三 第四條第一項各號ノ一ニ該當スル會社又ハ第五條第一項但書ニ該當スル資本增加ヲ爲シタル會社ニシテ第一囘拂込株金又ハ出資金ニ依リ當該事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ヲ爲スモノ
四 第六條第一項但書ニ該當スル會社ニシテ第二囘以後ノ拂込株金又ハ社債收入金ニ依リ當該事業設備ノ新設、擴張又ハ改良ヲ爲スモノ
行政官廳前項第二號ノ認可、許可、免許又ハ命令ヲ爲サントスルトキハ其ノ事項ノ主務大臣ハ大藏大臣及商工大臣ニ協議スベシ
第七條中「又ハ第四條」ヲ「、第四條又ハ第四條ノ二」ニ改ム
第十一條 第一條及第二條ニ於テ主務大臣トアルハ銀行、信託會社及證券引受業者ニ付テハ大藏大臣、保險會社ニ付テハ商工大臣、商工組合中央金庫ニ付テハ大藏大臣及商工大臣、產業組合中央金庫及北海道府縣ヲ區域トスル信用組合聯合會ニ付テハ大藏大臣及農林大臣トシ第四條第一項、第五條第一項及第六條第一項ニ於テ主務大臣トアルハ大藏大臣及商工大臣トシ第六條ノ二ニ於テ主務大臣トアルハ大藏大臣、農林大臣及商工大臣トス
大藏大臣銀行、信託會社又ハ證券引受業者ニ對シ第一條又ハ第二條ノ許可ヲ爲サントスルトキハ商工大臣ニ、商工大臣保險會社ニ對シ第一條又ハ第二條ノ許可ヲ爲サントスルトキハ大藏大臣ニ協議スベシ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕臨時資金調整法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十四年四月二十一日
内閣総理大臣 男爵 平沼騏一郎
商工大臣 八田嘉明
大蔵大臣 石渡荘太郎
農林大臣 桜内幸雄
拓務大臣 小磯国昭
勅令第二百二十四号
臨時資金調整法施行令中左ノ通改正ス
第一条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ニ五万円以上トアルハ左ニ掲グル事業設備ニシテ主務大臣ノ定ムルモノノ新設、拡張又ハ改良ノ為ニ使用セラルルト認ムル資金ノ貸付ニ付テハ三万円以上トス
一 化粧品、化粧用具、喫煙用具、身辺用細貨類、毛皮製品、羽毛製品若ハ羽毛ヲ用ヒタル製品、皮革製品、玩具、室内遊戲具、楽器、楽器部分品若ハ附属品、室内装飾用品、照明器具、家具、致酔飲料、清涼飲料、調味料、菓子又ハ飴ノ製造用ノ設備
二 映画製作用ノ設備
三 物品販売用ノ設備
四 理容店用、浴場用、旅館用、料理店用又ハ貸席用ノ設備
五 興行用ノ設備
六 社交用、娯楽用又ハ遊興用ノ設備
第六条第一項中「相互会社以外ノ会社ニシテ資本金二十万円以上ノモノ及相互会社」ヲ「資本金二十万円以上ノ会社」ニ改メ同条第三項ヲ削ル
第六条ノ二 臨時資金調整法第四条ノ二ノ規定ニ依リ主務大臣ノ許可ヲ受クベキ事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ノ限度ハ五万円トス但シ第一条第二項ニ掲グル事業設備ニシテ主務大臣ノ定ムルモノニ付テハ其ノ限度ヲ三万円トス
第六条ノ三 臨時資金調整法第四条ノ二但書ノ規定ニ依リ事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ヲ為スニ付許可ヲ受クルコトヲ要セザル者ハ左ノ各号ニ掲グル者トス
一 北海道、府県、府県組合、市町村、市町村組合、町村組合、市町村内ノ区、市町村学校組合、町村学校組合及学区
二 当該事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ニ付行政官庁ノ認可、許可若ハ免許ヲ受ケタル者又ハ行政官庁ノ命令ニ依リ当該事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ヲ為ス者
三 第四条第一項各号ノ一ニ該当スル会社又ハ第五条第一項但書ニ該当スル資本増加ヲ為シタル会社ニシテ第一回払込株金又ハ出資金ニ依リ当該事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ヲ為スモノ
四 第六条第一項但書ニ該当スル会社ニシテ第二回以後ノ払込株金又ハ社債収入金ニ依リ当該事業設備ノ新設、拡張又ハ改良ヲ為スモノ
行政官庁前項第二号ノ認可、許可、免許又ハ命令ヲ為サントスルトキハ其ノ事項ノ主務大臣ハ大蔵大臣及商工大臣ニ協議スベシ
第七条中「又ハ第四条」ヲ「、第四条又ハ第四条ノ二」ニ改ム
第十一条 第一条及第二条ニ於テ主務大臣トアルハ銀行、信託会社及証券引受業者ニ付テハ大蔵大臣、保険会社ニ付テハ商工大臣、商工組合中央金庫ニ付テハ大蔵大臣及商工大臣、産業組合中央金庫及北海道府県ヲ区域トスル信用組合連合会ニ付テハ大蔵大臣及農林大臣トシ第四条第一項、第五条第一項及第六条第一項ニ於テ主務大臣トアルハ大蔵大臣及商工大臣トシ第六条ノ二ニ於テ主務大臣トアルハ大蔵大臣、農林大臣及商工大臣トス
大蔵大臣銀行、信託会社又ハ証券引受業者ニ対シ第一条又ハ第二条ノ許可ヲ為サントスルトキハ商工大臣ニ、商工大臣保険会社ニ対シ第一条又ハ第二条ノ許可ヲ為サントスルトキハ大蔵大臣ニ協議スベシ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス