現下の内外情勢の変化に伴い、帝国軍備の迅速かつ飛躍的な充実が必要となった。そのため陸軍補充兵役を5年、海軍予備役を1年、後備兵役を2年延長する。また、幹部の新鋭化と在営軍人の能力向上のため、在学徴集延期制度と召集制度を改正する。さらに、師範学校卒業者に対する5ヶ月の短期現役兵制度は、軍の機械化や戦闘法の複雑化により不適当となったため廃止する。加えて、満洲国の特殊重要校に在学する帝国臣民に対し、帝国設立学校と同様の便宜を与えることとする。
参照した発言:
第74回帝国議会 貴族院 本会議 第4号