国民健康保険委員会規程
法令番号: 勅令第四百三十四號
公布年月日: 昭和13年6月22日
法令の形式: 勅令
朕國民健康保險委員會規程ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年六月二十一日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
厚生大臣 侯爵 木戶幸一
勅令第四百三十四號
國民健康保險委員會規程
第一章 組織
第一條 國民健康保險委員會ハ厚生大臣ノ監督ニ屬シ國民健康保險法第四十八條ノ審査、同法第四十九條ノ意見ノ答申及同法第五十條ノ斡旋ヲ爲ス
第二條 國民健康保險委員會ノ管轄區域ハ道府縣ノ區域トシ其ノ名稱及位置ハ厚生大臣之ヲ定ム
第三條 國民健康保險委員會ハ會長及委員ヲ以テ之ヲ組織ス
第四條 會長ハ地方長官ヲ以テ之ニ充ツ
第五條 委員ハ左ニ揭グル者ヲ以テ之ニ充ツ
一 官吏 二人
二 國民健康保險組合、國民健康保險組合ノ事業ヲ行フ法人又ハ國民健康保險組合聯合會ノ役員 二人
三 國民健康保險ノ被保險者 二人
四 醫師、齒科醫師及藥劑師 各二人
前項ニ揭グル者ノ外斡旋ノ場合ニ於テ事件ノ種類ガ醫師、齒科醫師又ハ藥劑師ニ關係セザルモノナルトキハ事件ノ種類ニ應ジ關係アル者ノ中ヨリ其ノ都度臨時委員二人ヲ置ク
第六條 審査ノ場合ニ於テハ前條第一項第四號ノ委員ハ議事ニ參與スルコトヲ得ズ
第七條 意見答申ノ場合ニ於テハ左ニ揭グル委員ハ議事ニ參與スルコトヲ得ズ
一 第五條第一項第三號ノ委員
二 第五條第一項第四號ノ委員中醫師タル委員、齒科醫師タル委員及藥劑師タル委員各一人
第八條 斡旋ノ場合ニ於テハ左ニ揭グル委員ハ議事ニ參與スルコトヲ得ズ
一 第五條第一項第三號ノ委員
二 第五條第一項第四號ノ委員中事件ノ種類ニ應ジ關係アル醫師タル委員、齒科醫師タル委員又ハ藥劑師タル委員二人ヲ除キ其ノ他ノ委員
第五條第二項ノ規定ニ依リ臨時委員ヲ置キタルトキハ同條第一項第四號ノ委員ハ議事ニ參與スルコトヲ得ズ
第九條 第五條第一項第四號ノ委員ニシテ前二條ノ規定ニ依リ議事ニ參與スルコトヲ得ザルモノハ會長其ノ都度之ヲ定ム
第十條 國民健康保險委員會ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣之ヲ命ズ
第十一條 委員ノ任期ハ官吏トシテ委員タル者ヲ除クノ外三年トス
臨時委員ハ當該事件ニ關スル斡旋終了シタルトキハ退任ス
委員及臨時委員ハ特別ノ事由アル場合ニ於テハ前二項ノ規定ニ拘ラズ之ヲ解任スルコトヲ得
第十二條 會長ハ會務ヲ總理シ會議ノ議長ト爲ル
會長事故アルトキハ地方長官ノ指名スル委員其ノ職務ヲ代理ス
第十三條 國民健康保險委員會ニ幹事及書記ヲ置ク
幹事及書記ハ廳府縣ノ官吏又ハ待遇官吏ノ中ヨリ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ會長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
書記ハ會長及幹事ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ從事ス
第二章 審査ノ手續
第十四條 審査ハ保險給付ニ關スル決定ヲ爲シタル國民健康保險組合又ハ國民健康保險組合ノ事業ヲ行フ法人ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル國民健康保險委員會ニ於テ之ヲ爲ス
第十五條 審査ハ第五條第一項第一號乃至第三號ノ委員各一人以上出席スルニ非ザレバ之ヲ爲スコトヲ得ズ但シ同一ノ事件ニ付招集再囘ニ及ブ場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十六條 審査ハ出席委員ノ過半數ヲ以テ之ヲ決ス可否同數ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル
第十七條 審査ハ文書ニ就キ之ヲ爲ス但シ必要アリト認ムルトキハ口頭審問ヲ爲スコトヲ妨ゲズ
前項但書ノ規定ニ依リ口頭審問ヲ爲ス爲出頭ヲ命ゼラレタル場合ニ於テ已ムコトヲ得ザル事故ノ爲出頭スルコトヲ得ザルトキハ當事者ハ其ノ法定代理人、親族又ハ同居者ヲシテ代リテ出頭セシムルコトヲ得
口頭審問ノ爲出頭シタル當事者及之ニ代リテ出頭シタル者ニ對シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ旅費ヲ給スルコトヲ得
第十八條 審査ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ事件ガ審査ノ請求ヲ爲スベカラザルモノナルトキ又ハ審査ノ請求ガ適法ノ手續ニ違反シタルモノナルトキハ國民健康保險委員會ハ決定ヲ以テ之ヲ却下スベシ
審査ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ事件ガ管轄違ナルトキハ會長ハ之ヲ所轄國民健康保險委員會ニ移送スベシ
審査ノ請求ニシテ手續ノ方式ニ欠缺アルモノハ會長之ヲ補正セシムベシ
第十九條 審査ハ之ヲ公開セズ但シ口頭審問ハ之ヲ公開ス
口頭審問ヲ爲ス場合ニ於テ議長必要アリト認ムルトキハ前項但書ノ規定ニ拘ラズ傍聽ヲ制限又ハ禁止スルコトヲ得
第二十條 關係アル官吏又ハ待遇官吏ハ國民健康保險委員會ノ請求ニ依リ又ハ其ノ承認ヲ受ケ會議ニ出席シ意見ヲ述ブルコトヲ得
第二十一條 國民健康保險委員會ハ審査ノ爲必要アリト認ムルトキハ利害關係人又ハ參考人ニ對シ出席說明ヲ求メ又ハ參考書類ノ提示ヲ求ムルコトヲ得
第十七條第三項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ國民健康保險委員會ニ出席シタル利害關係人又ハ參考人ニ之ヲ準用ス
第二十二條 事件ノ一部ガ審査ノ決定ヲ爲スニ熟スルトキハ其ノ部分ニ付先ヅ決定ヲ爲スコトヲ得
第二十三條 審査ノ決定ハ理由ヲ附シ文書ヲ以テ之ヲ爲スベシ
第二十四條 審査請求人審査ノ決定前ニ死亡シタルトキハ其ノ承繼人ニ於テ審査請求手續ヲ受繼グモノトス
第二十五條 本章ニ規定スルモノノ外審査ニ關シ必要ナル事項ハ厚生大臣之ヲ定ム
第三章 意見答申ノ手續
第二十六條 意見答申ハ國民健康保險組合又ハ國民健康保險組合ノ事業ヲ行フ法人ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル國民健康保險委員會ニ於テ之ヲ爲ス
第二十七條 意見答申ノ議事ハ第五條第一項第一號及第二號ノ委員各一人以上竝ニ第四號ノ委員中醫師タル委員、齒科醫師タル委員及藥劑師タル委員各一人出席スルニ非ザレバ之ヲ爲スコトヲ得ズ
第十五條但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第二十八條 第十六條、第十九條第一項本文、第二十條及第二十五條ノ規定ハ意見答申ノ手續ニ之ヲ準用ス
第四章 斡旋ノ手續
第二十九條 斡旋ハ紛爭ノ當事者タル國民健康保險組合若ハ國民健康保險組合ノ事業ヲ行フ法人又ハ國民健康保險組合聯合會ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル國民健康保險委員會ニ於テ之ヲ爲ス
第三十條 斡旋ノ議事ハ第五條第一項第一號及第二號ノ委員各一人以上竝ニ第四號ノ委員中事件ノ種類ニ應ジ關係アル委員(第八條第二項ノ規定ニ依リ第五條第一項第四號ノ委員議事ニ參與スルコトヲ得ザル場合ニ於テハ同條第二項ノ臨時委員)一人以上出席スルニ非ザレバ之ヲ爲スコトヲ得ズ
第十五條但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第三十一條 當事者ハ國民健康保險委員會ノ請求ニ依リ又ハ其ノ承認ヲ受ケ會議ニ出席シ意見ヲ述ベ又ハ參考書類ヲ提示スルコトヲ得
第三十二條 國民健康保險委員會斡旋ヲ終了シタルトキハ其ノ顚末ノ要旨ヲ公表スベシ但シ紛爭ノ解決シタル場合ニ於テ當事者ノ一方又ハ雙方ガ豫メ反對ノ意思ヲ表示シタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第三十三條 第十六條、第十八條、第十九條第一項本文、第二十條、第二十一條及第二十五條ノ規定ハ斡旋ノ手續ニ之ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十三年七月一日ヨリ之ヲ施行ス
第五條第一項第二號ノ委員ハ當分ノ內國民健康保險組合設立發起人又ハ國民健康保險法第五十四條ノ許可ヲ申請セル法人ノ役員中ヨリ選任スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ選任セラレタル委員ノ任期ハ一年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ
朕国民健康保険委員会規程ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年六月二十一日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
厚生大臣 侯爵 木戸幸一
勅令第四百三十四号
国民健康保険委員会規程
第一章 組織
第一条 国民健康保険委員会ハ厚生大臣ノ監督ニ属シ国民健康保険法第四十八条ノ審査、同法第四十九条ノ意見ノ答申及同法第五十条ノ斡旋ヲ為ス
第二条 国民健康保険委員会ノ管轄区域ハ道府県ノ区域トシ其ノ名称及位置ハ厚生大臣之ヲ定ム
第三条 国民健康保険委員会ハ会長及委員ヲ以テ之ヲ組織ス
第四条 会長ハ地方長官ヲ以テ之ニ充ツ
第五条 委員ハ左ニ掲グル者ヲ以テ之ニ充ツ
一 官吏 二人
二 国民健康保険組合、国民健康保険組合ノ事業ヲ行フ法人又ハ国民健康保険組合連合会ノ役員 二人
三 国民健康保険ノ被保険者 二人
四 医師、歯科医師及薬剤師 各二人
前項ニ掲グル者ノ外斡旋ノ場合ニ於テ事件ノ種類ガ医師、歯科医師又ハ薬剤師ニ関係セザルモノナルトキハ事件ノ種類ニ応ジ関係アル者ノ中ヨリ其ノ都度臨時委員二人ヲ置ク
第六条 審査ノ場合ニ於テハ前条第一項第四号ノ委員ハ議事ニ参与スルコトヲ得ズ
第七条 意見答申ノ場合ニ於テハ左ニ掲グル委員ハ議事ニ参与スルコトヲ得ズ
一 第五条第一項第三号ノ委員
二 第五条第一項第四号ノ委員中医師タル委員、歯科医師タル委員及薬剤師タル委員各一人
第八条 斡旋ノ場合ニ於テハ左ニ掲グル委員ハ議事ニ参与スルコトヲ得ズ
一 第五条第一項第三号ノ委員
二 第五条第一項第四号ノ委員中事件ノ種類ニ応ジ関係アル医師タル委員、歯科医師タル委員又ハ薬剤師タル委員二人ヲ除キ其ノ他ノ委員
第五条第二項ノ規定ニ依リ臨時委員ヲ置キタルトキハ同条第一項第四号ノ委員ハ議事ニ参与スルコトヲ得ズ
第九条 第五条第一項第四号ノ委員ニシテ前二条ノ規定ニ依リ議事ニ参与スルコトヲ得ザルモノハ会長其ノ都度之ヲ定ム
第十条 国民健康保険委員会ノ委員及臨時委員ハ厚生大臣之ヲ命ズ
第十一条 委員ノ任期ハ官吏トシテ委員タル者ヲ除クノ外三年トス
臨時委員ハ当該事件ニ関スル斡旋終了シタルトキハ退任ス
委員及臨時委員ハ特別ノ事由アル場合ニ於テハ前二項ノ規定ニ拘ラズ之ヲ解任スルコトヲ得
第十二条 会長ハ会務ヲ総理シ会議ノ議長ト為ル
会長事故アルトキハ地方長官ノ指名スル委員其ノ職務ヲ代理ス
第十三条 国民健康保険委員会ニ幹事及書記ヲ置ク
幹事及書記ハ庁府県ノ官吏又ハ待遇官吏ノ中ヨリ地方長官之ヲ命ズ
幹事ハ会長ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス
書記ハ会長及幹事ノ指揮ヲ承ケ庶務ニ従事ス
第二章 審査ノ手続
第十四条 審査ハ保険給付ニ関スル決定ヲ為シタル国民健康保険組合又ハ国民健康保険組合ノ事業ヲ行フ法人ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル国民健康保険委員会ニ於テ之ヲ為ス
第十五条 審査ハ第五条第一項第一号乃至第三号ノ委員各一人以上出席スルニ非ザレバ之ヲ為スコトヲ得ズ但シ同一ノ事件ニ付招集再回ニ及ブ場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第十六条 審査ハ出席委員ノ過半数ヲ以テ之ヲ決ス可否同数ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル
第十七条 審査ハ文書ニ就キ之ヲ為ス但シ必要アリト認ムルトキハ口頭審問ヲ為スコトヲ妨ゲズ
前項但書ノ規定ニ依リ口頭審問ヲ為ス為出頭ヲ命ゼラレタル場合ニ於テ已ムコトヲ得ザル事故ノ為出頭スルコトヲ得ザルトキハ当事者ハ其ノ法定代理人、親族又ハ同居者ヲシテ代リテ出頭セシムルコトヲ得
口頭審問ノ為出頭シタル当事者及之ニ代リテ出頭シタル者ニ対シテハ命令ノ定ムル所ニ依リ旅費ヲ給スルコトヲ得
第十八条 審査ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ事件ガ審査ノ請求ヲ為スベカラザルモノナルトキ又ハ審査ノ請求ガ適法ノ手続ニ違反シタルモノナルトキハ国民健康保険委員会ハ決定ヲ以テ之ヲ却下スベシ
審査ノ請求アリタル場合ニ於テ其ノ事件ガ管轄違ナルトキハ会長ハ之ヲ所轄国民健康保険委員会ニ移送スベシ
審査ノ請求ニシテ手続ノ方式ニ欠欠アルモノハ会長之ヲ補正セシムベシ
第十九条 審査ハ之ヲ公開セズ但シ口頭審問ハ之ヲ公開ス
口頭審問ヲ為ス場合ニ於テ議長必要アリト認ムルトキハ前項但書ノ規定ニ拘ラズ傍聴ヲ制限又ハ禁止スルコトヲ得
第二十条 関係アル官吏又ハ待遇官吏ハ国民健康保険委員会ノ請求ニ依リ又ハ其ノ承認ヲ受ケ会議ニ出席シ意見ヲ述ブルコトヲ得
第二十一条 国民健康保険委員会ハ審査ノ為必要アリト認ムルトキハ利害関係人又ハ参考人ニ対シ出席説明ヲ求メ又ハ参考書類ノ提示ヲ求ムルコトヲ得
第十七条第三項ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ国民健康保険委員会ニ出席シタル利害関係人又ハ参考人ニ之ヲ準用ス
第二十二条 事件ノ一部ガ審査ノ決定ヲ為スニ熟スルトキハ其ノ部分ニ付先ヅ決定ヲ為スコトヲ得
第二十三条 審査ノ決定ハ理由ヲ附シ文書ヲ以テ之ヲ為スベシ
第二十四条 審査請求人審査ノ決定前ニ死亡シタルトキハ其ノ承継人ニ於テ審査請求手続ヲ受継グモノトス
第二十五条 本章ニ規定スルモノノ外審査ニ関シ必要ナル事項ハ厚生大臣之ヲ定ム
第三章 意見答申ノ手続
第二十六条 意見答申ハ国民健康保険組合又ハ国民健康保険組合ノ事業ヲ行フ法人ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル国民健康保険委員会ニ於テ之ヲ為ス
第二十七条 意見答申ノ議事ハ第五条第一項第一号及第二号ノ委員各一人以上並ニ第四号ノ委員中医師タル委員、歯科医師タル委員及薬剤師タル委員各一人出席スルニ非ザレバ之ヲ為スコトヲ得ズ
第十五条但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第二十八条 第十六条、第十九条第一項本文、第二十条及第二十五条ノ規定ハ意見答申ノ手続ニ之ヲ準用ス
第四章 斡旋ノ手続
第二十九条 斡旋ハ紛争ノ当事者タル国民健康保険組合若ハ国民健康保険組合ノ事業ヲ行フ法人又ハ国民健康保険組合連合会ノ事務所ノ所在地ヲ管轄スル国民健康保険委員会ニ於テ之ヲ為ス
第三十条 斡旋ノ議事ハ第五条第一項第一号及第二号ノ委員各一人以上並ニ第四号ノ委員中事件ノ種類ニ応ジ関係アル委員(第八条第二項ノ規定ニ依リ第五条第一項第四号ノ委員議事ニ参与スルコトヲ得ザル場合ニ於テハ同条第二項ノ臨時委員)一人以上出席スルニ非ザレバ之ヲ為スコトヲ得ズ
第十五条但書ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第三十一条 当事者ハ国民健康保険委員会ノ請求ニ依リ又ハ其ノ承認ヲ受ケ会議ニ出席シ意見ヲ述ベ又ハ参考書類ヲ提示スルコトヲ得
第三十二条 国民健康保険委員会斡旋ヲ終了シタルトキハ其ノ顛末ノ要旨ヲ公表スベシ但シ紛争ノ解決シタル場合ニ於テ当事者ノ一方又ハ双方ガ予メ反対ノ意思ヲ表示シタルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第三十三条 第十六条、第十八条、第十九条第一項本文、第二十条、第二十一条及第二十五条ノ規定ハ斡旋ノ手続ニ之ヲ準用ス
附 則
本令ハ昭和十三年七月一日ヨリ之ヲ施行ス
第五条第一項第二号ノ委員ハ当分ノ内国民健康保険組合設立発起人又ハ国民健康保険法第五十四条ノ許可ヲ申請セル法人ノ役員中ヨリ選任スルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ選任セラレタル委員ノ任期ハ一年トス但シ特別ノ事由アル場合ニ於テハ任期中之ヲ解任スルコトヲ妨ゲズ