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(海軍予備員令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百四十一號
公布年月日: 昭和13年3月26日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
海軍予備員令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕海軍豫備員令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月二十五日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
海軍大臣 米內光政
勅令第百四十一號
海軍豫備員令中左ノ通改正ス
第三條中「豫備特務士官」ヲ「豫備准士官」ニ改ム
第五條第一項中「豫備特務士官 五十年」ヲ削リ同條第二項中「豫備特務士官」ヲ「豫備准士官」ニ改ム
第六條ノ二中「豫備兵」ヲ「豫備兵(工作科豫備兵ヲ除ク)」ニ改ム
第九條第四號中「豫備三等水兵及豫備三等機關兵」ヲ「豫備三等水兵、豫備三等機關兵及豫備三等工作兵」ニ改ム
第十條第一號中「豫備少尉」ヲ「豫備少尉及豫備機關少尉」ニ改ム
第十二條ノ二ヲ削ル
第十三條
豫備三等下士官ハ豫備一等兵ニシテ三年ノ實役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ各科別ニ從ヒ之ヲ任用ス
第十四條
豫備少尉ハ豫備兵曹長又ハ豫備航空兵曹長ニシテ五年ノ實役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ之ヲ任用スルコトヲ得
豫備機關少尉ハ豫備機關兵曹長ニシテ五年ノ實役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ之ヲ任用スルコトヲ得
第十五條ノ二中「豫備武官」ヲ「豫備武官(工作科豫備武官ヲ除ク)」ニ改ム
第十六條第一項中「豫備武官(航空關係ノ豫備武官ヲ除ク)」ヲ「豫備武官(航空關係ノ豫備武官及工作科豫備武官ヲ除ク)」ニ改メ同條第二項中「又ハ豫備特務士官」ヲ削ル
第十七條第一項中「航空關係ノ豫備武官」ヲ「航空關係ノ兵科豫備武官及航空科豫備武官」ニ改ム
第十七條ノ二
航空關係ノ機關科豫備武官ノ進級ニ必要ナル實役停年ハ左ノ各號ニ揭グル日數ヲ以テ之ヲ算ス
一
召集中ノ勤務日數
二
航空機ノ整備從事者トシテノ勤務日數
三
航空機整備敎授者トシテノ勤務日數
前項第二號及第三號ニ揭グル者ハ海軍大臣ノ適當ト認メタル者ニ限ル
第十七條ノ三
工作科豫備武官ノ任用又ハ進級ニ必要ナル實役停年ハ左ノ各號ニ揭グル日數ヲ以テ之ヲ算ス
一
召集中ノ勤務日數
二
海軍工作廳又ハ海軍大臣ノ適當ト認ムル工場ノ技術從事者トシテノ勤務日數
三
技術敎授者トシテノ勤務日數
前項第二號及第三號ニ揭グル者ハ海軍大臣ノ適當ト認メタル者ニ限ル
第十八條中「及前條第一項第一號」ヲ「、第十七條第一項第一號、第十七條ノ二第一項第一號及前條第一項第一號」ニ改ム
第十九條中「竝ニ第十七條第一項第二號及第三號」ヲ「、第十七條第一項第二號及第三號、第十七條ノ二第一項第二號及第三號竝ニ第十七條ノ三第一項第二號及第三號」ニ改ム
第二十三條第二項中「又ハ豫備特務士官」ヲ削ル
第二十六條
召集中ノ豫備准士官又ハ豫備一等兵ニシテ左ノ各號ノ一ニ該當スルモノハ任用ニ必要ナル免狀及實役停年ニ關スル規定竝ニ第二十三條ノ規定ニ拘ラズ豫備兵曹長又ハ豫備航空兵曹長ニ在リテハ豫備少尉ニ、豫備機關兵曹長ニ在リテハ豫備機關少尉ニ、豫備一等兵ニ在リテハ各科別ニ從ヒ豫備三等下士官ニ特ニ之ヲ任用スルコトヲ得
一
敵前ニ在リテ殊勳ヲ奏シ首將之ヲ全軍ニ布吿シタル者
二
戰時又ハ事變ノ際殊勳ヲ奏シタル者又ハ勳功顯著ナル者ニシテ其ノ戰時又ハ事變中傷痍又ハ疾病ノ爲危篤ニ陷リタルモノ
三
拔群ナル勇敢ノ行爲アリ功績顯著ニシテ軍人ノ龜鑑トシテ海軍大臣之ヲ海軍全般ニ布吿シタル者
第二十七條
召集中ノ豫備准士官又ハ豫備一等兵ニシテ殊勳ヲ奏シ又ハ勳功顯著ナルモノハ任用ニ必要ナル免狀及實役停年ニ關スル規定竝ニ第二十三條ノ規定ニ拘ラズ召集ヲ解ク際又ハ傷痍若ハ疾病ノ爲危篤ニ陷リタル際豫備兵曹長又ハ豫備航空兵曹長ニ在リテハ豫備少尉ニ、豫備機關兵曹長ニ在リテハ豫備機關少尉ニ、豫備一等兵ニ在リテハ各科別ニ從ヒ豫備三等下士官ニ特ニ之ヲ任用スルコトヲ得
召集中ノ豫備准士官又ハ豫備一等兵ニシテ任用ニ必要ナル免狀及實役停年ヲ有シ功績顯著ナルモノニ付亦前項ニ同ジ
第三十四條及第三十八條中「豫備特務士官」ヲ「豫備准士官」ニ改ム
附則中「航空關係以外ノ豫備武官」ヲ「航空關係及工作科以外ノ豫備武官」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
豫備特務士官ヨリ任用セラレタル豫備尉官ノ服役定限年齡ハ仍從前ノ例ニ依ル
朕海軍予備員令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月二十五日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
海軍大臣 米内光政
勅令第百四十一号
海軍予備員令中左ノ通改正ス
第三条中「予備特務士官」ヲ「予備准士官」ニ改ム
第五条第一項中「予備特務士官 五十年」ヲ削リ同条第二項中「予備特務士官」ヲ「予備准士官」ニ改ム
第六条ノ二中「予備兵」ヲ「予備兵(工作科予備兵ヲ除ク)」ニ改ム
第九条第四号中「予備三等水兵及予備三等機関兵」ヲ「予備三等水兵、予備三等機関兵及予備三等工作兵」ニ改ム
第十条第一号中「予備少尉」ヲ「予備少尉及予備機関少尉」ニ改ム
第十二条ノ二ヲ削ル
第十三条
予備三等下士官ハ予備一等兵ニシテ三年ノ実役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ各科別ニ従ヒ之ヲ任用ス
第十四条
予備少尉ハ予備兵曹長又ハ予備航空兵曹長ニシテ五年ノ実役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ之ヲ任用スルコトヲ得
予備機関少尉ハ予備機関兵曹長ニシテ五年ノ実役停年ヲ有スルモノヨリ銓衡ニ依リ之ヲ任用スルコトヲ得
第十五条ノ二中「予備武官」ヲ「予備武官(工作科予備武官ヲ除ク)」ニ改ム
第十六条第一項中「予備武官(航空関係ノ予備武官ヲ除ク)」ヲ「予備武官(航空関係ノ予備武官及工作科予備武官ヲ除ク)」ニ改メ同条第二項中「又ハ予備特務士官」ヲ削ル
第十七条第一項中「航空関係ノ予備武官」ヲ「航空関係ノ兵科予備武官及航空科予備武官」ニ改ム
第十七条ノ二
航空関係ノ機関科予備武官ノ進級ニ必要ナル実役停年ハ左ノ各号ニ掲グル日数ヲ以テ之ヲ算ス
一
召集中ノ勤務日数
二
航空機ノ整備従事者トシテノ勤務日数
三
航空機整備教授者トシテノ勤務日数
前項第二号及第三号ニ掲グル者ハ海軍大臣ノ適当ト認メタル者ニ限ル
第十七条ノ三
工作科予備武官ノ任用又ハ進級ニ必要ナル実役停年ハ左ノ各号ニ掲グル日数ヲ以テ之ヲ算ス
一
召集中ノ勤務日数
二
海軍工作庁又ハ海軍大臣ノ適当ト認ムル工場ノ技術従事者トシテノ勤務日数
三
技術教授者トシテノ勤務日数
前項第二号及第三号ニ掲グル者ハ海軍大臣ノ適当ト認メタル者ニ限ル
第十八条中「及前条第一項第一号」ヲ「、第十七条第一項第一号、第十七条ノ二第一項第一号及前条第一項第一号」ニ改ム
第十九条中「並ニ第十七条第一項第二号及第三号」ヲ「、第十七条第一項第二号及第三号、第十七条ノ二第一項第二号及第三号並ニ第十七条ノ三第一項第二号及第三号」ニ改ム
第二十三条第二項中「又ハ予備特務士官」ヲ削ル
第二十六条
召集中ノ予備准士官又ハ予備一等兵ニシテ左ノ各号ノ一ニ該当スルモノハ任用ニ必要ナル免状及実役停年ニ関スル規定並ニ第二十三条ノ規定ニ拘ラズ予備兵曹長又ハ予備航空兵曹長ニ在リテハ予備少尉ニ、予備機関兵曹長ニ在リテハ予備機関少尉ニ、予備一等兵ニ在リテハ各科別ニ従ヒ予備三等下士官ニ特ニ之ヲ任用スルコトヲ得
一
敵前ニ在リテ殊勲ヲ奏シ首将之ヲ全軍ニ布告シタル者
二
戦時又ハ事変ノ際殊勲ヲ奏シタル者又ハ勲功顕著ナル者ニシテ其ノ戦時又ハ事変中傷痍又ハ疾病ノ為危篤ニ陥リタルモノ
三
抜群ナル勇敢ノ行為アリ功績顕著ニシテ軍人ノ亀鑑トシテ海軍大臣之ヲ海軍全般ニ布告シタル者
第二十七条
召集中ノ予備准士官又ハ予備一等兵ニシテ殊勲ヲ奏シ又ハ勲功顕著ナルモノハ任用ニ必要ナル免状及実役停年ニ関スル規定並ニ第二十三条ノ規定ニ拘ラズ召集ヲ解ク際又ハ傷痍若ハ疾病ノ為危篤ニ陥リタル際予備兵曹長又ハ予備航空兵曹長ニ在リテハ予備少尉ニ、予備機関兵曹長ニ在リテハ予備機関少尉ニ、予備一等兵ニ在リテハ各科別ニ従ヒ予備三等下士官ニ特ニ之ヲ任用スルコトヲ得
召集中ノ予備准士官又ハ予備一等兵ニシテ任用ニ必要ナル免状及実役停年ヲ有シ功績顕著ナルモノニ付亦前項ニ同ジ
第三十四条及第三十八条中「予備特務士官」ヲ「予備准士官」ニ改ム
附則中「航空関係以外ノ予備武官」ヲ「航空関係及工作科以外ノ予備武官」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
予備特務士官ヨリ任用セラレタル予備尉官ノ服役定限年齢ハ仍従前ノ例ニ依ル
本文
詳細・沿革