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(民事訴訟法中改正法律)
法令番号: 法律第十九號
公布年月日: 昭和13年3月22日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
民事訴訟法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル民事訴訟法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月十九日
內閣總理大臣 公爵 近衞文麿
司法大臣 鹽野季彥
法律第十九號
民事訴訟法中左ノ通改正ス
第百七十八條第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ裁判所ハ訴訟ノ遲滯ヲ避クル爲必要アリト認ムルトキハ申立ナキトキト雖公示送達ヲ爲スヘキコトヲ命スルコトヲ得
第百八十條第一項但書中「第百七十八條第二項」ヲ「第百七十八條第三項」ニ改ム
第二百三十六條第一項中但書ヲ削リ同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
訴ノ取下ハ相手方カ本案ニ付準備書面ヲ提出シ、準備手續ニ於テ申述ヲ爲シ又ハ口頭辯論ヲ爲シタル後ニ在リテハ相手方ノ同意ヲ得ルニ非サレハ其ノ效力ヲ生セス
同條ニ左ノ二項ヲ加フ
第三項但書ノ場合ニ於テ相手方カ期日ニ出頭セサルトキハ口頭辯論又ハ準備手續ノ調書ノ謄本ヲ之ニ送達スルコトヲ要ス
訴ノ取下ノ書面ノ送達アリタル日ヨリ三月內ニ相手方カ異議ヲ述ヘサルトキハ訴ノ取下ニ同意シタルモノト看做ス第三項但書ノ場合ニ於テ相手方カ期日ニ出頭シタル場合ニ於テハ訴ノ取下アリタル日ヨリ、相手方カ期日ニ出頭セサル場合ニ於テハ前項ノ謄本ノ送達アリタル日ヨリ三月內ニ相手方カ異議ヲ述ヘサルトキ亦同シ
第三百六十三條第二項中「第二百三十六條第二項第三項」ヲ「第二百三十六條第三項乃至第五項」ニ改ム
第六百四十三條第一項第五號中「其期限竝ニ借賃」ノ下ニ「及ヒ借賃ノ前拂又ハ敷金ノ差入アルトキハ其額」ヲ加フ
第六百五十八條第三號中「其期限竝ニ借賃」ノ下ニ「及ヒ借賃ノ前拂又ハ敷金ノ差入アルトキハ其額」ヲ加フ
第六百六十四條第一項中「利害關係人カ或ル競買人ヨリ保證ヲ立テシメンコトヲ申立ツルトキハ其」及第二項ヲ削ル
第六百六十六條第二項中「預ケタル保證アルトキハ卽時ニ其」ヲ「卽時ニ保證ノ」ニ改ム
第六百六十七條第一項第七號中「申立ニ因リ」及「申立アルモ」ヲ削ル
第七百五條中「第六百六十四條ノ規定ニ從ヒ保證ヲ立ツ可キ求ヲ受クルモ之ヲ」ヲ「第六百六十四條ノ規定ニ依ル保證ヲ」ニ改ム
第七百五十一條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ執行ニ付テハ假差押ノ命令ヲ發シタル裁判所ヲ以テ管轄執行裁判所トス
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
本法施行前ニ開始シタル强制執行ニ付テハ仍從前ノ例ニ依ル
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル民事訴訟法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十三年三月十九日
内閣総理大臣 公爵 近衛文麿
司法大臣 塩野季彦
法律第十九号
民事訴訟法中左ノ通改正ス
第百七十八条第一項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ場合ニ於テ裁判所ハ訴訟ノ遅滞ヲ避クル為必要アリト認ムルトキハ申立ナキトキト雖公示送達ヲ為スヘキコトヲ命スルコトヲ得
第百八十条第一項但書中「第百七十八条第二項」ヲ「第百七十八条第三項」ニ改ム
第二百三十六条第一項中但書ヲ削リ同項ノ次ニ左ノ一項ヲ加フ
訴ノ取下ハ相手方カ本案ニ付準備書面ヲ提出シ、準備手続ニ於テ申述ヲ為シ又ハ口頭弁論ヲ為シタル後ニ在リテハ相手方ノ同意ヲ得ルニ非サレハ其ノ効力ヲ生セス
同条ニ左ノ二項ヲ加フ
第三項但書ノ場合ニ於テ相手方カ期日ニ出頭セサルトキハ口頭弁論又ハ準備手続ノ調書ノ謄本ヲ之ニ送達スルコトヲ要ス
訴ノ取下ノ書面ノ送達アリタル日ヨリ三月内ニ相手方カ異議ヲ述ヘサルトキハ訴ノ取下ニ同意シタルモノト看做ス第三項但書ノ場合ニ於テ相手方カ期日ニ出頭シタル場合ニ於テハ訴ノ取下アリタル日ヨリ、相手方カ期日ニ出頭セサル場合ニ於テハ前項ノ謄本ノ送達アリタル日ヨリ三月内ニ相手方カ異議ヲ述ヘサルトキ亦同シ
第三百六十三条第二項中「第二百三十六条第二項第三項」ヲ「第二百三十六条第三項乃至第五項」ニ改ム
第六百四十三条第一項第五号中「其期限並ニ借賃」ノ下ニ「及ヒ借賃ノ前払又ハ敷金ノ差入アルトキハ其額」ヲ加フ
第六百五十八条第三号中「其期限並ニ借賃」ノ下ニ「及ヒ借賃ノ前払又ハ敷金ノ差入アルトキハ其額」ヲ加フ
第六百六十四条第一項中「利害関係人カ或ル競買人ヨリ保証ヲ立テシメンコトヲ申立ツルトキハ其」及第二項ヲ削ル
第六百六十六条第二項中「預ケタル保証アルトキハ即時ニ其」ヲ「即時ニ保証ノ」ニ改ム
第六百六十七条第一項第七号中「申立ニ因リ」及「申立アルモ」ヲ削ル
第七百五条中「第六百六十四条ノ規定ニ従ヒ保証ヲ立ツ可キ求ヲ受クルモ之ヲ」ヲ「第六百六十四条ノ規定ニ依ル保証ヲ」ニ改ム
第七百五十一条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項ノ執行ニ付テハ仮差押ノ命令ヲ発シタル裁判所ヲ以テ管轄執行裁判所トス
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
本法施行前ニ開始シタル強制執行ニ付テハ仍従前ノ例ニ依ル
本文
詳細・沿革