歩兵の在営期間について、青年学校修了者は他兵科より6ヶ月短い1年6ヶ月とされていたが、近年の歩兵装備の複雑化・機械化や、対戦車・対空戦闘等の新たな訓練要件により、現行期間では教育を完了できない状況となった。特にソ連の軍備充実や、支那事変での実戦経験から、十分な訓練の必要性が明らかになった。そのため、速戦即決と戦時損害の軽減を図るべく、歩兵も他兵科同様2年の在営期間に統一することを提案する。併せて、青年学校修了者を優先的に一年帰休とし、第一補充兵の教育召集は未修了者を優先する制度改正を行う。
参照した発言:
第73回帝国議会 衆議院 本会議 第7号