第二條 當分ノ內第五條、第九條、第二十五條ノ二及第二十五條ノ六ニ規定スル期間ハ陸軍大臣ノ定ムル所ニ依リ之ヲ短縮スルコトヲ得
第三條 前條ノ規定ニ依リ第五條又ハ第二十五條ノ二ニ規定スル期間ヲ短縮シタル際ニ於テ第六條又ハ第二十五條ノ三ノ規定ニ依リ士官候補生ノ階級ヲ進ムルハ陸軍大臣ノ定ムル所ニ依ル
第四條 當分ノ內動員ヲ行ヒタル部隊ニ於テハ醫師免許證又ハ藥劑師免許證ヲ有スル者ニシテ將校勤務適任證書ヲ有スル下士官、衞生部幹部候補生又ハ現役下士官、兵以外ノ者ヲ以テ豫備役又ハ後備役ノ見習士官ト爲スコトヲ得
前項ニ該當スル者ノ採用ノ時期及方法ハ陸軍大臣之ヲ定ム
第五條 前條ノ規定ニ依リ豫備役又ハ後備役ノ見習士官ト爲リタル者ノ身分取扱ハ現役見習士官ニ準ズ
第六條 當分ノ內現役憲兵上等兵ハ步、騎、砲、工、航空、輜重兵科ノ現役兵(輜重兵特務兵ヲ除ク)中槪ネ一年六月以上在營シ品行方正、志操確實ナル者ニシテ憲兵ヲ志願シ憲兵上等兵ノ勤務ニ必要ナル學術ヲ習得シタル者ノ中ヨリ之ヲ採用スルコトヲ得
前項ニ規定スル學術ノ習得ニ關シテハ陸軍大臣之ヲ定ム
第一項ニ規定スル在營ノ期間ハ戰時又ハ事變ノ際其ノ他必要アル場合ニ於テハ陸軍大臣ノ定ムル所ニ依リ之ヲ短縮スルコトヲ得