近年の諸官省の新設や国防充実のための経費増加に伴い、会計検査院の検査事務量が急増している。また満洲事件以降、在満諸機構が平常化し、広大な地域での実地検査に人手不足が深刻化している。このような状況は国家財政監督上好ましくないため、会計検査院に新たに一部を増設し、部長一人、検査官二人、副検査官四人を増員することで、会計検査の充実を図ることを目的としている。
参照した発言: 第70回帝国議会 衆議院 本会議 第17号