第一條 在鄕軍人其ノ精神ヲ鍛鍊シ軍事能力ヲ增進シ兼ネテ社會ノ公益ヲ圖リ風敎ヲ振作シ國家ノ干城國民ノ中堅タルノ實ヲ擧グル目的ヲ以テ帝國在鄕軍人會ヲ組織セントスルトキハ陸軍大臣及海軍大臣ノ認可ヲ受クベシ
帝國在鄕軍人會ノ組織、會員ノ資格、加入及脫退其ノ他帝國在鄕軍人會ニ關シ必要ナル事項ハ陸軍大臣及海軍大臣之ヲ定ム
第二條 陸軍大臣及海軍大臣ハ帝國在鄕軍人會ヲ監督ス
陸軍大臣及海軍大臣ハ其ノ定ムル所ニ依リ陸海軍部隊ノ長ヲシテ帝國在鄕軍人會ヲ監督セシムルコトヲ得
第三條 政府ハ帝國在鄕軍人會ニ對シ豫算ノ範圍內ニ於テ補助金ヲ交付スルコトヲ得
第四條 帝國在鄕軍人會ハ附圖第一ニ定ムル會旗ヲ使用スルモノトス
帝國在鄕軍人會會員ハ附圖第二ニ定ムル會員徽章ヲ佩用スルモノトス
會旗ノ使用及會員徽章ノ佩用ニ關シテハ陸軍大臣及海軍大臣之ヲ定ム
第六條 陸軍大臣及海軍大臣ハ帝國在鄕軍人會ニ對シ徵募、召集、徵發、防衞等ニ關シ協力ヲ求ムルコトヲ得
第七條 陸軍大臣、海軍大臣及第二條第二項ニ規定スル陸海軍部隊ノ長ハ帝國在鄕軍人會ニ對シ會務ニ關スル報吿ヲ徵シ會務執行又ハ會計ノ狀況ヲ檢査シ及監督上必要ナル處分ヲ爲スコトヲ得